芸能界入りたった1年で「リュウソウジャー」主役の一ノ瀬颯 ヒーローが抱え続けた“コンプレックス”（3/4 ページ）

[のとほのか，ねとらぼ]

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最新作では、テレ朝の看板作品に出演

　失敗を乗り越えた一ノ瀬さんが挑む次なる出演作は、「私、失敗しないので」の名言でおなじみの「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」。2012年から続くシリーズの第7弾となる本作では、コロナ禍における医療現場を描いたもの。シリーズ誕生から10年目を迎え、約2年ぶりの新作となった同作で、一ノ瀬さんは熱意のある研修生を演じます。

「長く続く作品で、出演者の方々も錚々たるメンバーですので、出演が決まったときはびっくりしましたし、すごく光栄です。僕が演じる蟻原涼平は、ドラマの中で際立つ純粋さが魅力なキャラクター。『外科医になりたい』『人を救いたい』という気持ちだけで動く姿は、他のキャラクターとは違ういいところだと思います」

　さらに、スピンオフ作品「ドクターエッグス〜研修医・蟻原涼平〜」（TELASAにて配信）では、主演を務めることに。

「大人の事情が絡み合う本編に対して、スピンオフは研修医に焦点が当たっているので、それぞれ悩みを抱えながら奮闘する姿が描かれています。何かに向かって頑張っている人に共感していただける作品だと思うので、諦めないことの大切さや勇気を与えられるような作品になれるよう頑張ります」

役者とは

　現在24歳。デビューから怒涛の3年間を過ごす中で、役者に対する気持ちはどれほどのものになったのでしょうか。

「役者は、天職だと言えるように頑張っていきたいです。緊張しいではあるのですが、自分が感じたものを体現して人に伝えていくことができるのは楽しいです。周りの友人で仕事を辞めたい、面白くないという人もいる中で、今のところ辞めたいと思ったことはないというのはありがですたいし、恵まれているなと思います」

「今後も、息をするように挑戦していきたい。挑戦しないことには何も始まらないです。人は、『今に満足して変わりたくない』と現状維持バイアスが働くことも多いですが、特にお仕事に関しては、そこで甘んじたらおしまいだと思うので、常に挑戦して上を目指していきたい」

　好奇心旺盛で「限界は、超えるためにある！」と突き進んでいた「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のコウを地で行く姿勢は、ヒーロー役も納得。そんな一ノ瀬さんが挑戦したい役は「HiGH&LOW」や「東京卍リベンジャーズ」などの不良役。ど真面目なヒーローは、演技の幅をさらに広げようと今後に思いをはせていました。

「今の仕事の目標は、1億人を泣かせる！（笑）もちろん、計測なんてできませんが、できるだけ多くの人に役を通して何かを伝えられたらと思います」