宮崎駿愛用の「電動消しゴム」が故障 → サクラクレパス公式が倉庫の奥から発掘 Twitterが繋いだ温かな展開が話題に(1/2 ページ)

公式アカウント同士のやり取りにほっこり。

» 2022年01月15日 18時45分 公開
[宮原れいねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 宮崎駿さんが長年愛用している電動消しゴムが故障してしまい、スタジオジブリの公式Twitterがなるべくそれに近いものを探してたところ、サクラクレパスの公式Twitterがすでに生産終了となっている同商品を倉庫から発掘。その対応とやり取りにほっこりする声が上がり話題になっています。サクラクレパスの“中の人”を取材しました。

 きっかけは、スタジオジブリ公式アカウントのツイート。宮崎監督がずっと使っていた「理想の電動消しゴム」が旅立ってしまい、実際の写真とともに「電池式ではない」「台座で充電できる」といった特徴を挙げ、現在は廃番であることから「どなたか、理想に近い電動消しゴムをご存知でしたら教えてください」と投稿していました。

 宮崎監督の“相棒”としての思い出写真もみられ、「たくさん働いてくれました。ありがとう」の言葉が寄せられました。

 するとその日、サクラクレパスが昔のカタログを引っ張り出してきて「これだ。」と該当の製品を確認。そして翌々日、「あった…ありました!!ジブリさん!!!!」と喜びの発見報告をツイートし、これにスタジオジブリ公式が反応。驚きと感激に包まれたスタッフさんたちからのお礼と、さらに

宮崎さんに報告したところ、「ありがとうございます!」とのことでしたので、ぜひ購入させてください。

 と監督本人からの感謝も寄せられました。Twitter上での温かい展開に、コメントでも「届いて良かった!」「素敵なお話にほっこりしました」と感動する声がみられ、ひとつの物語を見たような気持ちになったなんて声も。

スタジオジブリ サクラクレパス Twitter 宮崎駿 愛用 電動消しゴム 廃盤 昔のカタログを引っ張り出して該当の製品を探し出した、サクラクレパスの中の人

 サクラクレパスツイッター公式担当者さんにお話を伺うと、最初にTwitter上でスタジオジブリ公式のツイートを知らせてくれたユーザーがいたとのこと。それに気づいて上記の投稿を見た瞬間に、探さずにはいられず、すぐに社内関係者に掛け合ったそうです。

 しかしその翌日、工場にあるかもしれないとの話で探しに行ってもらうも、残念ながら見つけられず……。それでも諦めきれなかった担当者さんは、別ルートで探し、少しだけ在庫があるという情報を聞いて、改めて一人で工場に行き、その結果、奥の奥から見つけ出すことに成功しました。

 「先週、『千と千尋の神隠し』の放送をテレビで見たばかりで、これからのジブリ作品のためにも絶対に見つけたい!と、祈る気持ちで探しに行きました」と担当者さん。Twitterと、繋げてくれたファンと、中の人の思いがあってたどり着いた結末でした。

スタジオジブリ サクラクレパス Twitter 宮崎駿 愛用 電動消しゴム 廃盤 担当者さんが1人で行った工場の奥の奥から見つけ出した電動消しゴム

 ツイートのリプライ欄では公式同士、「廃番商品でもありますし、これはサクラクレパスからのプレゼントとさせてください」「とんでもありません…廃盤商品を購入させて頂けるだけでもありがたいことです」とやり取りしていた、スタジオジブリとサクラクレパス。現在はメールにてやり取りしているところだそうです。

 後日、サクラクレパスツイッター公式担当者さんはジブリ作品との思い出を語り「ツイッターやっていて本当によかったです」とツイート。スタジオジブリ公式は上記やり取りの最中「優しい心に触れたあとは、空が美しく見えます」とツイートしていました。

 ちなみに今回、宮崎監督愛用の“理想の電動消しゴム”として注目を集めた製品は「ラビット 電動消しゴム 高速充電式 RE-14800」(※生産は終了)。現在サクラクレパスから発売されているものでは、少し仕様が異なるものの同じラビットシリーズで、電池式の「電動消しゴムRBE300」「電動消しゴムRBE400」と、充電可能なアダプター式「電動消しゴムRBE1000」があります。

スタジオジブリ サクラクレパス Twitter 宮崎駿 愛用 電動消しゴム 廃盤 黄色が電池式タイプ、青色が電池式高性能タイプ、白色が充電可能なアダプター式です
スタジオジブリ サクラクレパス Twitter 宮崎駿 愛用 電動消しゴム 廃盤 Twitterでは「図面の訂正や修正によく使った」なんて電動消しゴムの思い出をつぶやく声も

画像提供:サクラクレパスの公式Twitterアカウント(@1921_SAKURA)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」