「コミケで将棋倒しは起きない/起きていた」論争が勃発 → 過去に雑踏事故が発生 女性に“面白いから踏んでいこうぜ”など暴言か(3/4 ページ)
なお、準備会による回答全文は以下のとおり。
準備会「ネット上で様々な情報が流布している」
2022年10月29日に韓国にて発生した雑踏事故に端を発して、2000年夏のコミックマーケット58において発生した転倒事故につき、ネット上にて様々な情報が流布しております。
こちらにつきまして、コミックマーケット準備会(以下、準備会とします)としてご説明いたします。なお、雑踏事故にて亡くなられた方々には慎んでご冥福をお祈りいたしますとともに、お怪我をされた方々の回復を願っております。
コミックマーケット58の3日目の開会にあたり、混雑サークルへ並ぼうとした参加者が、行列を作成するトラックヤードに通じるシャッターへ開放時に殺到。一部サークルの机や頒布物が倒された他、これに関係して数名の方が転倒しお怪我をされています。
お怪我をされた方は救護室にて、準備会の医師の処置を受けていますが、骨折などの重大事故ではなかったようです(20年以上前のことにつき、詳細な記録は残っておりません)。
なお、この事故において、誰かの故意による行為があったかどうかについては、一部証言があることは事実ですが、その信憑性や事実関係について、準備会としては把握をしておりません。
この事故は、参加者の混雑対応における準備会の不手際によるもので、これを契機に、混雑対応のやり方を抜本的に見直し、安全な行列形成に努めており、以後は同様の事故などは起きておりません。
コミックマーケットは、コロナ禍以前は1日約20万人が参加する同人誌即売会であり、準備会としては、混雑対応及び導線の管理には多大な注意を払っております。それでもなお、2019年夏の一般参加者導線の誘導トラブルなど、不手際が皆無ではないことを否定するものではありません。
その他のいわゆる「ヒヤリハット」事例を含め、トラブルについては各部署で情報交換を行い、大きな事故につながらないように、事実・対策の共有、ノウハウの蓄積に努めています。
最後に、このような準備会のノウハウは、イベントの性質や参加者構成、開催場所など様々な要素を考慮すべきものであり、要素を異にする事柄にそのまま利用することは難しいものと認識しております。
また、準備会スタッフのみで安全が維持できるわけではなく、参加者の皆さんの従前からの多大なご協力があってこそのものと考えております。改めて参加者の皆さんに感謝を申し上げます。
(コミックマーケット準備会 共同代表 安田かほる・筆谷芳行・市川孝一)
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