感情を持ったロボットが初めて人間と出会ったら……？ 衝撃的な結末に「切ない」「救いはないのか」の声（1/2 ページ）

僕らも、誰かを傷つけてしまっているのだろうか。

[石関隆景，ねとらぼ]

　感情を持ったロボットが人間と出会う模様を描いた漫画「Return 0」が、切なすぎるとして話題です。心が締め付けられる……。

金属8g「Return 0」

　作者はクリエイターの金属8g（@kinnzoku_）さん。漫画は、感情を持つロボット「8号」が授業を受けている場面から始まります。ロボット学校の授業は、データを脳にコピーするだけ。しかし、感情のある8号は、他のロボットに比べて脳のメモリが足りず、体調を崩します。

　そんな中、8号は初めて人間を目撃。ロボットの街に迷い込んでしまったその少女に声をかけると、駅まで案内します。人間の少女は、名を「ナナ」といい、8号に悩みを吐露します。

　「…私いつもそうなんです　すぐにぼーっとしちゃうというか　全然関係ないことばかり考えちゃって　それで今日みたいに変な失敗しちゃったり…　こんなだから周りのみんなについていけなくて…」

　それはまさに、ロボット社会になじめない8号が抱えていた悩みと同じもの。そう告げると、「ナナ」は「…じゃあ　私たち仲間ですね」とほほえみます。

　2人が心を通わせたのもつかの間、電車が到着すると、ナナには人間の友人がいることが発覚。勝手に同じだと勘違いしていただけなのだと、ショックを受ける8号は、別れの間際、とっさに次の一言を放ちました。

　「私とこっちで一緒に暮らしませんか……!?」

　果たしてナナの返事はどうだったのか。そして、その後に待ち受ける衝撃の展開とは……。続きは、本編にてご覧ください。

　感情を持つロボットの苦悩を描いたこの作品には、Twitterで「なんて悲しい最後なんだろう…でも好きです」「何かが始まりそうで、何も始まらず、寧ろ終わった話…切ない…」「救いは無いんですか…？」などの感想が寄せられています。

　作者の金属8gさんは、漫画を「ジャンプルーキー！」でも投稿。「いいジャン！」やコメントで応援できます。

※作品提供：金属8gさん（Twitter/ジャンプルーキー！/Webサイト）