創業130年! 宇都宮の駅弁屋さんが、焼き物のまち「益子」に移転する理由:宇都宮「プレミアムヤシオマス弁当」(1200円)(1/3 ページ)
150周年を迎えた日本の鉄道はいま、さまざまな変革のとき。それは「駅弁」も同じです。創業130年の駅弁店がとった決断とは……。
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介。









【ライター望月の駅弁膝栗毛】:宇都宮「プレミアムヤシオマス弁当」
150年を迎えた日本の鉄道はいま、さまざまな変革のときを迎えています。都市の列車は、自動運転が検討され、地方では、鉄道のあり方そのものを検討する議論が始まろうとしている地域もあります。そのなかで変革が求められている駅弁業者もあります。宇都宮駅の老舗駅弁屋さんは、今年(2022年)、長年拠点を置いてきた宇都宮駅前から、焼き物のまち・益子への移転という1つの大きな決断をしました。その背景をトップに訊きました。
「駅弁屋さんの厨房ですよ!」第37弾・松廼家編(第5回/全6回)
宇都宮から東北本線を普通列車で北へ2駅。あの隈研吾さんがデザインした駅として知られる宝積寺(ほうしゃくじ)駅から分岐するのは、2023年春に、開業100周年を迎える烏山線(からすやません)です。非電化の烏山線では長年、気動車が活躍してきましたが、平成26(2014)年から、バッテリーで走ることができる電車「ACCUM(アキュム)」が登場。宇都宮からの直通列車は、宝積寺まで充電しながら走行し、あとはバッテリーで走ります。
ひと昔前まで、架線のない区間を「電車」が走ることなど、想像もしにくかったものですが、時代と共に、技術は進歩し、取り巻く環境は変わっていきます。宇都宮駅東口の周辺も、いまは新たなLRT(路面電車)の工事中。一方、松廼家の齋藤久美子代表取締役によると宇都宮駅西口でも再開発が予定されていると言います。これに伴い、鉄道の草創期から西口に拠点を置いてきた松廼家にも、大きな変化のときが訪れようとしています。
コロナ禍に負けず、宇都宮の無病息災のシンボル・きぶなをモチーフに新作「きぶなカレー」を開発!
―平成の間、バスツアーや東武日光駅など、新たな販路に恵まれてきた松廼家ですが、コロナ禍では、どのようなご苦労がありましたか?
齋藤:売り上げはそれまでの10%以下まで落ち込みました。宇都宮駅をはじめ駅の乗降客数は激減して、バスツアーは軒並み中止となりました。学会などの人が集まる行事や、スポーツイベントもゼロでした。仕事がなくなってやることが全くありませんでした。コロナ禍では、飲食・運輸・旅行・イベントの4業種が狙い撃ちにされた格好ですが、駅弁は、この4つで成り立っているので、いちばん影響を受けたと言っても過言ではないと思います。
―そのなかでも、新作駅弁を開発されましたよね。
齋藤:みんな不安で、家に帰ることもできなかったんです。売店は時短で営業を続けて、一時的に600〜700円程度の普段遣いの弁当にシフトチェンジしました。一方、JRさんも外食をあまりしたくない社員の方が増えましたので、社員さんのオフィスに、臨時の売店を設けてご協力いただきました。そのなかでアマビエが流行ったことをヒントに、宇都宮には“きぶな”がいると、「きぶなカレー」(900円)を開発して“生存アピール”をした格好です。
(注)きぶな……昔、宇都宮で流行病が大流行した際、田川で釣れた黄色い鮒を病気の人に食べさせたところ治癒したことから、宇都宮では無病息災のシンボルとなっている。
道の駅「しもつけ」で、サンドイッチに挑戦!
―さらに新しい挑戦も始めたそうですね。
齋藤:新たなチャンレジとして、去年(2021年)から下野市(しもつけし)の新4号沿いの「道の駅しもつけ」に、新たなサンドイッチのお店を出店しました。松廼家で昔、駅弁として、ハムやポテトのサンドイッチを製造していた経験を活かしています。いまはフルーツが入ったものやチョコミントのサンドイッチも人気で、保存性を重んじる駅弁店としてはクリームのサンドイッチは不安でしたが、時代のニーズに合わせ、安全性をクリアしています。
―10月からは全国旅行支援も始まります。いまのところ(9月取材時)の手ごたえは?
齋藤:駅の売店の売り上げに関しては、現在、コロナ前の70〜80%くらいは、戻ってきている感覚があります。これで旅行会社さんが主催する団体バスツアーが戻ってくれたら、(ツアーバスへの弁当の積み込み需要などで)だいぶ楽になるのではないかと思います。いまは、ツアーが“規制”で止められている状況ですので、緩和してくれたら、来春以降は期待できるのではと思います。
松廼家、宇都宮から益子へ!
―松廼家は来年(2023年)が創業130年。これを前に栃木県内の益子町(ましこまち)へお店を移転されるそうですね?
齋藤:宇都宮駅西口の再開発によって、いまの場所から移転しなくてならなくなりました。条件のいい移転先を探しましたが、従業員30人程度の弊社の規模では、工業団地ほど広い場所は要りません。そこで、北関東道の真岡と桜川筑西インターチェンジから近く、東北道・常磐道へのアクセスがいい益子町に移転することになりました。益子町役場に相談すると、非常に一生懸命サポートして下さったのも決め手となりました。
―益子というと、「益子焼」で有名な焼き物のまちですね。
齋藤:益子は、陶器でもともと有名なまちです。弊社で昭和30〜40年代まで販売していた「ひさご弁当」は益子焼の器に入っていた駅弁で、駅弁とはゆかりのある町だと思います。益子から宇都宮駅までは30〜40分程度で、県境を越えて茨城の北西部もカバーできるようになります。クルマでの輸送を考えると、非常にいい立地なのではないかと思います。従業員も多くが益子でも働いて下さる予定です。新工場は年内の稼働を目指しています。
架線のない線路を走る電車、駅前よりもインターチェンジ近くの駅弁屋さんなど、従来の“常識”が変わっていくなかで、「海なし県の魚駅弁」というのも、時代の変化を感じます。松廼家が製造する「プレミアムヤシオマス弁当」(1200円)は、喜連川にある栃木県水産試験場が開発したローカルブランドの魚・プレミアムヤシオマスを使った駅弁です。まるでサーモンのような味わいを楽しめると、評判を呼んでいます。
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