成田悠輔「高齢者は集団自決すればいい」物議 イェール大「意見は彼個人のもの」公式サイトに明記（1/2 ページ）

物議を醸しているのは、「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」という持論です。

[上代瑠偉，ねとらぼ]

　「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」――。国内外で持論が物議を醸している経済学者の成田悠輔氏が助教を務める、イェール大学の公式サイトに「意見は彼個人のものであり、経済学部やイェール大学の見解を示すものではない」という記述が2月14日に追加されました。

持論が物議を醸している経済学者で、イェール大学助教の成田悠輔氏（画像は公式サイトより）

　物議を醸している持論は、成田氏が少子高齢化社会への解決策として呈示しているもの。例えば、2022年1月17日に公開された経済メディア「NewsPicks」の番組で、成田氏は持論を展開したうえで、日本社会で今後起こり得る議論として、「『安楽死の解禁』や、将来的にあり得る話としては『安楽死の強制』みたいな話も議論に出てくると思うんです」などと発言しています。持論は国内のみならず、米『ニューヨーク・タイムズ』など海外紙でも報じられ、問題視されていました。

　イェール大学の公式サイトにある成田氏のプロフィールには2月14日、「成田教授のメディアや学術研究に関する意見は、彼個人のものであり、経済学部やイェール大学の見解を示すものではない。この免責事項は、彼の過去の発言に関するニュースメディアの報道にも適用される」という記述が追加されました。成田氏の発言への批判の声を受けたものとみられます。

「成田教授のメディアや学術研究に関する意見は、彼個人のものであり、経済学部やイェール大学の見解を示すものではない。この免責事項は、彼の過去の発言に関するニュースメディアの報道にも適用される」（画像は公式サイトより）