テニプリオタクが大量の「お名前シール」を発注した理由は…… 深すぎる愛が生んだ「海堂薫のさんすうセット」に爆笑の嵐(1/2 ページ)

見渡す限り「かいどう かおる」。

» 2023年05月19日 19時30分 公開
[ちゃすこねとらぼ]

 漫画『テニスの王子様』のキャラクター・海堂薫に思いをはせてオタク女性が書いた2021年のブログエントリ「プリンスオブテニスの親に感情移入しようぜ」が、2023年5月に再び注目を集めています。Twitterでは多くの反響の声とともに、記事執筆時点で4000件以上のいいねが集まりました。オタクの愛ってすごいんだな……。

 投稿者は、Twitterユーザーのお塩じゃけ子(@32_sio)さん。“テニプリ”愛あふれるお塩じゃけ子さんは、以前にもランダム封入されているキャラクターカードをコンプリートするまで開封し続ける動画が大きな話題になりました(関連記事)。

 そんなお塩じゃけ子さんが5月11日にツイートしたのが、『テニスの王子様』のキャラクター・柳生比呂士、海堂薫、河村隆の名前がずらりと並ぶ「おなまえシール」の写真。一般的には自分や子どもの名前で作って持ち物に貼るためのアイテムですが、お塩じゃけ子さんがこのシールをキャラクター名で作ったのにはある理由がありました。

海童の算数セット 「かいどう かおる」のお名前シール

「親の気分、味わいたいよね」

 5月11日は、お塩じゃけ子さんいわく「スーパーウルトラグレートデリシャス大車輪親孝行ボーイ」な海堂薫の誕生日。2021年5月のこと、お塩じゃけ子さんは幼いころの海堂やその家族を思いをはせていました。

 海堂が初めて歩いた日、おゆうぎ会、入学式……。愛情あふれる日々を過ごしながら成長する海堂を頭に描いていると、浮かんだのは「親の気分を味わいたい」という思いでした。そこでお塩じゃけ子さんは、「全ての親が等しく苦労するイベント=さんすうセットのお名前貼り」を体験してみることにしたのです。……ん?

海童の算数セット 通販で入手したという「さんすうせっと」

 現実世界の入学準備時期に被らないよう配慮しつつさんすうセットを入手し、大量のお名前シールを用意したお塩じゃけ子さん。目の前にはおびただしい数の「かいどう かおる」のシールと、「ちっっっっっせ〜おはじきだの、ほっっっっっせ〜棒っキレだの」が並びます。

 まず外箱にひらがなで大きく名前を書いたら、海堂の親になった気分を味わうためのお名前付けがスタート。時計や図形を学ぶブロック、数字のカード、細長い棒の一つずつに「かいどう かおる」のシールを貼っていきます。

海童の算数セット 三角カードが大量に入っていた「かたち」
海童の算数セット 細長くて量もある「かぞえぼう」

 そしてついに“ラスボス”がやってきました。そう、「おはじき」です。小さなおはじきのひとつひとつに小指の先ほどの「かいどう」「かおる」のシールをピンセットで貼っていく作業の大変さに、一瞬目の前が真っ暗になるお塩じゃけ子さん。しかし遠のく意識を何とか呼び戻し、執念で全てのおはじきにシールを貼り終えました! 親心、すごい……!

海童の算数セット ラスボス「おはじき」終了

 遂に完成した「海堂のさんすうセット」。大小全てのアイテムに「かいどう かおる」のシールが貼られています。ハァ、ハァ……と息を荒くするお塩じゃけ子さんの感想はというと「二度とやらねーーーーーーー」とのこと! やはり親の気持ちを味わうというのはなかなか大変だったようです。

 ……と思いきや、最後には「次は『あくつじん』でやろうと思います」と新たなキャラクターでの挑戦計画もつぶやくお塩じゃけ子さんなのでした。オタクってすごい……!

 投稿は「笑いすぎて声出た」と多くの笑いを誘ったほか、「推しの算数セットを生成するオタクの狂気(※純粋な称賛です)ににっこりしちゃった」「テニプリ界隈なんでこんな楽しいブログばっかなんですか!?!?」「ほんとに大好きすぎる」とコメントが寄せられています。

 お塩じゃけ子さんは、この投稿から2年が経った今もブログ「はやく真人間になりたい・嘘・なりたくない」やTwitter(@32_sio)で『テニスの王子様』への愛を発信中です。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた