1カ月 各地で猛暑 10年に一度の高温予想も 梅雨末期の大雨に警戒 梅雨明けは?

» 2023年06月15日 18時38分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp


 きょう15日、気象庁は最新の1か月予報を発表。全国的に気温は平年より高く、梅雨明け前から猛暑に警戒が必要です。10年に一度クラスの高温予想が発表された所も。また、梅雨前線の活動が活発になる時期もあり、梅雨末期の大雨に警戒が必要です。今年の梅雨明けは?

気温は平年より高く 10年に一度クラスの高温予想も

 きょう15日、気象庁は最新の1か月予報を発表しました。全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温は、西日本、東日本、北日本で平年より高くなるでしょう。沖縄・奄美は、平年並みか高い見込みです。梅雨明け前から、気温も湿度も高く、猛烈な暑さに警戒が必要でしょう。

 また、きょう15日は東北、関東甲信、東海、北陸、近畿、中国地方に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。10年に一度クラスの高温予想が出ています。

 今後、2週間程度、暖かい空気に覆われやすく、21日頃から気温がかなり高くなる可能性があります。また、東北と関東地方では18日も気温がかなり高くなることが予想されます。熱中症対策など健康管理に注意し、農作物や家畜の管理などにもご注意ください。

 翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行ってください。

 ※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

梅雨末期の大雨にも警戒 降水量は平年並み

 この先1カ月、全国的に降水量と日照時間は平年並みの予想です。

 梅雨前線は、南から北へ順調に北上する見込みです。太平洋高気圧は、6月下旬頃から次第に勢力を強め、それとともに梅雨前線は西日本や東日本に停滞しやすくなる見込みです。

 その後、7月上旬以降、太平洋高気圧は西日本の太平洋側に張り出しを強め、7月中旬には北への張り出しを強めると考えられます。

 6月下旬から7月上旬にかけては、広い範囲で梅雨前線の活動が活発となり、大雨になることもあるでしょう。

 まだまだ梅雨前線による大雨シーズンは続く見込みです。今年は6月はじめから、四国や近畿、東海、関東甲信など、記録的大雨となっている所があり、少しの雨でも災害リスクが高まる恐れがあります。梅雨明け後にも大雨に見舞われることがあるため、情報には注意が必要です。大雨が予想される際には安全な行動をとってください。

今年の梅雨明けは?

 きょう15日、日本気象協会は第1回「梅雨明け予想」を発表しました。

 今年の梅雨明けは、沖縄や奄美では、平年並みで6月下旬、九州や中国、四国、近畿、東海、関東甲信では、7月中旬に梅雨明けが予想され、平年並みか平年よりも早い見込みです。北陸や東北は7月下旬で平年並みでしょう。

 平年に比べて大きな差はなさそうですが、九州から関東甲信にかけては、本格的な夏の到来が少し早まる可能性があります。梅雨明け直後は、厳しい暑さが続くため、これまでより一層、熱中症に警戒が必要です。

※梅雨明け平年日

  • 沖縄 6月21日ごろ
  • 奄美 6月29日ごろ
  • 九州南部 7月15日ごろ
  • 四国 7月17日ごろ
  • 九州北部、中国地方、近畿、東海、関東甲信 7月19日ごろ
  • 北陸 7月23日ごろ
  • 東北南部 7月24日ごろ
  • 東北北部 7月28日ごろ

北日本:北海道・東北 東日本:北陸・関東甲信・東海 西日本:近畿・中国・四国・九州

関連リンク

読まれている記事

Copyright (C) 日本気象協会 All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」