「よくこんなの作れたな」「めちゃくちゃすごい」 レゴで作った“世界最速でクリックできる装置”が500万再生の大反響(1/3 ページ)

レゴを知り尽くしてる。

» 2024年04月01日 19時30分 公開
[川上酒乃ねとらぼ]

 レゴで製作したマウス連打装置を使って、1秒間にマウスを何回クリックできるかを競う「CPS Test」の世界記録を更新した動画がYouTubeで公開されました。何度も改善を試みてCPS(1秒間あたりのクリック数)の記録をどんどんアップさせていく情熱と執念を感じるこの動画は、記事執筆現在までに500万回以上再生されるとともに、約7万3000件以上の高評価を獲得しています。

レゴを使った装置で“世界最速”のクリックを達成

 動画を公開したのは、レゴの限界に挑戦する動画を投稿しているYouTubeチャンネル「Lucas-Dynamics」(@LucasDynamic)。今回は、できるだけ速くマウスをクリックする装置をレゴで作り、世界記録更新を目指します。

 まずはレゴで枠を作り、マウスを固定。先端にマウスをクリックするための装置を組み立て、モーターに取り付けた歯車にはマウスをクリックするためのスティックを装着します。こうしてスイッチをオンにすると、自動的にマウスをクリックしてくれる装置が完成しました。

レゴで世界最速のクリック 最初に誕生したレゴのマウス連打装置

 これをPCにつなぎ、「CPS test」にアクセス。マウスを5秒間連打した回数から1秒あたりのクリック数をはじき出したところ8.6CPSでした。これは事前に手動で試した8.2CPSとほぼ変わりありません。

 そこで、今度はクリックする角度を少し斜めに変更。すると、9.0CPSまで向上します。さらに歯車を増やしギアの回転数も増やしたところ、一気に29.4CPSまでアップしました。

 しかし、アップグレードはこれでは終わりません。サイドに親指で装置をオン/オフできるボタンも設置し、モーターも回転数がもっと多いものに変更。なお、モーターの回転数は多すぎても良くないようで、速度計でチェックしながら最終的に回転数が1780rpm(rpm:revolutions per minute)のものを選びます。

レゴで世界最速のクリック サイドにボタンも設置した状態

 さらには、動く部分が多すぎるとして装置の仕組み全体を見直すことに。マウスをクリックする部分には、蛇口のひねる部分のような形をしているレゴブロックを採用し、モーターと直結させて、1回転で複数回クリックできる仕様に変更します。マウスへのダメージも軽減させるため、モーターにゴムをかけて装置全体がクリックのために軽くバウンドするように改造。マウスへの衝撃を緩和させることにも成功しました。

 ようやく最終形態となったマウス連打装置。まずは30%のパワーでチャレンジしたところ、24.4CPSという結果に。さらにパワーをあげたら53.0CPSとなり、ニューレコードを更新。あまりに早いクリックに、Webサイトの更新にラグが発生し始めます。そして100%のパワーでラストチャレンジしたところ、旧記録の倍以上となる70.2CPSで記録を更新しました!

レゴで世界最速のクリック 100%のパワーで挑戦すると……
レゴで世界最速のクリック 見事、とんでもない記録で更新!

 動画を見た人からは「よくこんなの作れたな」「レゴを使っただけで、これだけのことができるなんて、めちゃくちゃすごい」「とにかく素晴らしい動画! レゴでこんなことができるなんて知らなかった」と感動する声や、「おい、レゴはこの人のスポンサーになれよ! 彼はおもちゃを使って文字通り世界記録を破った!」「7年後、10年後にオススメしたい動画はこれだ」と多くの人に見てもらいたい動画だと熱弁する声が上がっています。

 なお、最後に使用した蛇口のひねる部分のようなレゴブロックは、マウスとの接触部分が擦り切れてしまっており、動画の概要欄には「試すときは気を付けて! マウスが壊れるかもしれません!」という注意喚起も。加えて「もちろん、これは公式記録ではありません」とも補足しています。

画像はYouTubeチャンネル「Lucas-Dynamics」より引用

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた