この光景、覚えてますか? 東京ディズニーランドの平成30年間をデコレーションで振り返る

なつかしい思い出がよみがえるかも。

» 2019年04月18日 21時30分 公開
[水田眞子ねとらぼ]

 昭和58年に開園し、平成の30年間も私たちに驚きと感動を与え続けてくれた東京ディズニーランド。アトラクションやショー・パレードだけでなく、イベントごとに登場するさまざまなデコレーションも、私たちを楽しませてくれるポイントです。

 今でこそ街中のお店などでも当たり前になった「インスタ映え」するデコレーションですが、以前はテーマパークなど特別な場所ならではのものでした。平成も残りわずか。オリエンタルランドは4月18日、ディズニーランドならではのデコレーションにスポットを当てて平成30年間を振り返りました。

平成2年(1990年):巨大なバスケットボールのデコレーションが出現

バスケットボール 平成2年のディズニーランド(以下、画像はオリエンタルランドプレスリリースより)
野球
ボクシング
アメフト どれもインパクトが大きい巨大スポーツ用具。ヘルメットはミッキーのロゴもかわいい

 昭和から平成に変わってすぐの平成2年。東京ディズニーランドではスポーツの秋をテーマにした「ミッキーマウス・スポーツフェスティバル」が開催されました。このころは体育の日が10月10日でしたね。このイベントでは、シンデレラ城の周りにバスケットボールや野球のグローブなどをかたどったバルーンのデコレーションが登場しました。どれも見上げるほど大きなサイズで、インパクトのある記念写真にぴったりです。

ミッキーマウス・スポーツフェスティバル 後ろには応援団が控えており、さながら本当の試合のよう

 シンデレラ城前のステージでは、ミッキーマウス率いるミッキーチームと、ピーター・パンに登場するフック船長率いるフックチームがスポーツで対戦するスペシャルショー「ディズニー・スーパースターズ」が上演されました。現在、東京ディズニーリゾートのショーに登場する悪役というと、眠れる森の美女のマレフィセントが選ばれることが多い中、フック船長というセレクトが新鮮に感じます。

平成5年(1993年):シンデレラ城の気球が大空を飛ぶ

シンデレラ城気球 平成5年。城が飛ぶのはさすがにディズニーランドでしか見られないのでは。この時代、いろいろと空に飛ばしがちなような

 平成5年に、東京ディズニーランドが開園10周年を迎えました。これを記念して、シンデレラ城の形をした大きな熱気球がディズニーランドの上空を飛ぶセレモニーを開催。気球は、パーク開園1時間半前の午前7時にゲストパーキングから上げられました。

 お城の塔のひとつひとつのディティールまで再現された気球が青空に舞い上がる様子は、まさに夢のような光景だったのではないでしょうか。空といえば、平成の初期にはよく見かけたアドバルーンや飛行船、今はあまり見なくなりましたね。

平成7年(1995年):ミッキーマウスの靴やグローブ“のみ”がまさかのパレード出演

ミッキー・マニア デコレーション 平成7年
ミッキー・マニア デコレーション ミッキーマウスカラーで統一されたデコレーションがかわいい

 平成7年には、東京ディズニーランド中がミッキーマウスだらけになったスペシャルイベント「ミッキー・マニア」が開催。ミッキーのアイコンである白いグローブや黄色い靴をモチーフにしたデコレーションを中心に、パーク内は赤・白・黒・黄色のミッキーマウスカラーに染まりました。

ミッキー・マニア・パレード
ミッキー・マニア・パレード 歩く手袋! 歩く靴! インパクトが強すぎる

 「ミッキー・マニア・パレード」では、特大サイズのグローブや靴も登場し、ユニークなショーを繰り広げました。パレードに登場しているミッキーの耳のついたイヤーハットは、このころはパークの身につけアイテムの定番でしたが、その後長らく販売休止に。しかし、ここ数年で「レトロでかわいい!」と人気が再燃し復活。現在はさまざまな種類が発売されるようになっています。

平成18年(2006年):スティッチのいたずらでディズニーランドが落書きだらけに

フリフリ大騒動 平成18年
フリフリ大騒動 スティッチはこのペンキでいたずらしたのでしょうか

 平成18年には、スティッチが大活躍する「リロ&スティッチのフリフリ大騒動~Find stitch!~」を開催。映画「リロ・アンド・スティッチ」の主役スティッチは、平成15年の映画公開とともにまたたく間に人気になった平成生まれのディズニーキャラクターです。

フリフリ大騒動 7人の小人に紛れるスティッチ。かわいすぎます

 いたずら好きのスティッチは、ショップやアトラクションの看板に落書きをしたり、ウォルト・ディズニーの像にフラダンスの衣装を着せたりと、パーク内をハチャメチャな景色に変えてしまいます。いつもと違うパークが楽しめるいたずらの痕跡だけでなく、パークを楽しむスティッチのかわいい姿も人気となりました。

平成31年(2019年):平成最後のスペシャルイベントは「ディズニー・イースター」

うたさま 平成31年。トロリーの運転士になりきるうさたま。実際に乗っているような写真が撮れます

 現在開催中のイベント「ディズニー・イースター」では、卵から手足とウサギの耳が生えたキャラクター・うさたまがパーク中に大脱走中。 パークの至るところで気ままに過ごすうさたまに、なんだか癒されてしまいます。平成29年に初登場したうさたまは、その独特のビジュアルから発表直後は謎のキャラクターとして受け止められていましたが、イベントが始まるとデコレーションやパレードで見られる面白かわいい姿が大人気に。

うさたま このゆるい感じがうさたまの魅力

 パーク内にはうさたまと一緒に写真が撮れるフォトスポットが多数登場し、こちらも人気になっています。フォトスポットでは自分自身の写真を撮るだけでなく、お気に入りのぬいぐるみと一緒に撮る「ぬい撮り」をしているゲストや、かわいいフードの写真を撮るゲストの姿も。

 以前は記念写真といえば、家族や友人が横に並んだ1枚が多かったように感じますが、こうして思い思いの写真を楽しめるところにもスマホが普及してからの”平成らしさ”を感じます。

 さまざまなデコレーションによって彩られてきた平成の東京ディズニーランド。その時だけの特別なデコレーションを一目見ればよみがえる思い出もあるはず。平成最後に、記念写真やホームビデオで30年間を振り返るのも楽しそうです。

(C)Disney



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/21/news157.jpg 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  2. /nl/articles/2502/21/news132.jpg コストコで販売「生カキ」原因で体調不良か…… 全国で1万食自主回収「深くお詫び」
  3. /nl/articles/2501/30/news115.jpg コストコで人気「ヨーグルト」に大腸菌群陽性の可能性…… メーカーなど謝罪「深くお詫び」 5万8000個自主回収
  4. /nl/articles/2502/21/news073.jpg 「行かねば!!!!!」 マクドナルド、次回ハッピーセットを“におわせ”…… “最恐”のコラボに「まじかーーー!」「これはたのしみ」
  5. /nl/articles/2502/20/news148.jpg 鮮魚店で売れ残ったタコ、自宅に連れ帰ると産卵して天国へ→母タコの代わりに卵をお世話したら…… とんでもない瞬間に「泣けました」
  6. /nl/articles/2502/21/news042.jpg コロコロよりも楽? 床に落ちた髪の毛 → ノンストレスで掃除できる“まさかの裏技”が「素晴らしすぎ」「神!!」
  7. /nl/articles/2502/20/news011.jpg 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  8. /nl/articles/2502/21/news145.jpg 「キスの会しよう」 華原朋美、高級接待した記者に“関係迫られる”トラブル 激怒の相手に5歳息子も怯え「あの人頭おかしいよ!」「ママやばい」
  9. /nl/articles/2502/21/news053.jpg 「助けて。息子がこれで幼稚園に行くってきかない」→まさかのアイテムに母困惑 「行かせましょう!」「控えめに言って最高」と反響
  10. /nl/articles/2502/21/news006.jpg 「3度見くらいした」 ハードオフに100円で売られていた“とんでもない掘り出し物”に仰天 「ガチでヤバい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  4. 雑草ボーボーの荒れ地に“牛3頭”を放牧→2週間後…… まさかの光景に「感動しました」「いい仕事してますねぇ~!!」
  5. “この子はきっと中型犬サイズ”と思っていたら……たった半年後とんでもない姿に 「笑わせてもらいました」
  6. 年の差21歳で「夫は娘の同級生」 “両親大激怒”で結婚は猛反発されるも……“まさかの行動”で説得
  7. 163センチ、63キロの女性が「武器はメイクしかない」と本気でメイクしたら…… 驚きの仕上がりに「やっば、、」「綺麗って声でた」
  8. サイゼリヤ、メニュー改定で“大人気商品”消える 「ショック」悲しみの声……“代わりの商品”は評価割れる
  9. ママが反抗期の娘に作った“おふざけ弁当”がギミックてんこ盛りの怪作で爆笑 娘「教室全員が見に来た」
  10. 「さすがに無神経な内容」 “暴言受けた”伊藤友里が降板発表→岡田紗佳の直後の投稿に批判の声 Mリーガーも反応
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議