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» 2015年01月06日 06時45分 公開

着るだけで心拍数が測れる服「C3fit IN-pulse」の着心地は? 実際に役立つ?(2)やせる(?)アプリ、試します

世界的にもユーザーからの注目度が高いアプリ「Runtastic」。心拍数を測る新しいウェアとの連携も始まっている。今回はその「C3fit IN-pulse」のお話。

[小林誠,ITmedia]

 運動特化型のアプリ「Runtastic」でダイエットを目指す第2回だが、筆者はいきなり風邪を引き、満足に使えていない。ま、リアルなダイエット企画なのでこういうこともある。そんななか、自腹を切って買ったのが「C3fit IN-pulse(シースリーフィット インパルス)」だ。NTTや東レ、ドコモが開発に携わった、心拍数を測れる機能素材「hitoe」を搭載したウェアで、その着心地、設定、活用具合をレポートする。

「C3fit IN-pulse」とhitoeトランスミッターやクーポンなど一式

腹が出ていても着られるが……「C3fit IN-pulse」は宝の持ち腐れ?

 「C3fit IN-pulse」は、「THE NORTH FACE」をはじめとしたスポーツやアウトドアブランドを多数展開しているゴールドウィン社が発売をはじめたウェア。

 その最大の特長が「hitoe」と呼ばれる、東レとNTTが開発した生体信号を検出できる繊維を採用している点。要は着ているだけで心拍数が測れるのだ。

 計測したデータは「C3fit IN-pulse」に装着するドコモの「hitoeトランスミッター」でスマホに送られ、これが「Runtastic」と連携する。

 特にドコモユーザーや筆者も使っている「Runtastic for docomo」では、hitoeトランスミッターのクーポンを利用することで「Runtastic for docomo」の月額利用料(税込378円)が2カ月無料となる。もともとこのサービス初月も無料なので、合計3カ月無料。お得である。

 ただし「C3fit IN-pulse」を購入した場合、「hitoeトランスミッター」とセットで税込2万520円もする。これは普段ダイエットやスポーツにお金を使わない人間には勇気がいる。

購入時の箱の状態。シャツの脇のグレイの小箱のなかにトランスミッターが入っている

 「C3fit IN-pulse」を使って一週間程度だが、感想は以下の通り。

良い点

  • 腹が出ていても計測できる
  • 単純に面白い
  • 上着を着てもOK
  • 汗をかいても不快にならない

悪い点

  • 太っているとサイズ選びが難しい
  • 毎回電極に水を付けるのが面倒
  • 電極シートが不快
  • 洗濯が面倒
  • 筋トレ系アプリでは心拍見られず

 店舗で購入するときは試着が可能だが、ここで筆者の体型が問題となる。このC3fitと呼ばれるシリーズは身体の線にピタリと一致するタイプのウェアだから、メタボな筆者には常にキツイのだ。一応発表会ではダイエットのユーザー向けと言われていたが、やっぱり着てさまになるのはアスリート、やせた人だ。

 結局、筆者の身長なら本来のサイズは「M」だが絶対無理。試着した「L」でも胸のあたりがきつく、結局「XL」を選んだ。伸縮性のあるウェア(素材はポリウレタンとのこと)なので、「XL」でもかなり小さく感じるが、着てみれば柔らかい密着感。腹が出ていても上半身全体がちゃんと密着している。

筆者が着たところ。腹のあたりをよく見ると、腹が出てたるんでいるのが分かる。なお購入したばかりで張り切っていたので、下もスポーツ用のタイツを履いている

 これだけなら気持ちがいいのだが、残念ながら身体のデータを収拾する電極シートがあり、この部分は固めで、胸の下あたりに違和感があり、常に汗をかいている感じだ。

 これは心拍を測るため電極シートを濡らして使用するため。このせいで普段は着る気がしない。

シャツの裏側にある電極シート。これを濡らしてから着る。この部分だけが不快だ

 hitoeトランスミッターを充電し、ウェアに装着。トランスミッターのボタンを押して、アプリの「Runtastic GPS ランニング&ウォーキング」のメニューから接続する。

 ここまでは画面の操作に従うだけでよく、とくに難しくはない。トランスミッターの充電を忘れずに。トランスミッターは大きめなので、ちょっと邪魔に見えるが、実際に着けているときは気にならない。上着も密着感があると邪魔だが、そもそも「着圧の高いウェア」は重ねて着用しないよう、注意書きがある。

(左)「Runtastic GPS ランニング&ウォーキング」のメニューから「設定」→「心拍数」。(右)「hitoeトランスミッターに接続」を選びトランスミッターのボタンを長押しで、アプリと接続する。あとはアプリの使用中は計測し続ける

 電極シートはともかく、これだけ密着しながら、あまり汗や皮脂が気にならない。使用後も常に清潔な感じがする(汗が冷えて寒いけど)。ただし長時間放置しない、洗濯はネット(網)使用、色物と混ぜるな、電極側を内側に、などこれまた細かい注意がある。

 購入したばかりなので、面白く、アプリに心拍数が出るのを眺めているが、ここで問題なのが走る、歩くといったスポーツがメインになる点。「Runtastic GPS ランニング&ウォーキング」を使えば、心拍数を記録し、どこで心拍が上がったのか参考になるのだが、他のRuntasticのアプリ、たとえば筋トレやストレッチのアプリでは心拍数を見ることができない。

(左)ウォーキング中の画面。心拍数が表示されている。「C3fit IN-pulse」や心拍計を使っていない人はデータが送られていないので、ここは表示されていないはずだ。(中)少し早歩きをした場合の計測結果。心拍数が含まれている。ちなみに筆者は平常時は75bpm前後の心拍数だが、歩いていると115程度。ちょっと走ると最大145bpmだった。最大心拍数(220bpm−年齢)の60〜80%程度の心拍数で有酸素運動をするのが良いそうなので、いつも通りでOK。(右)走行ルートと心拍数の変化が色分けで見られる

 「Runtastic GPS ランニング&ウォーキング」は、メニューで野球や登山といったさまざまなスポーツの記録に変更もできるし、「その他」という項目もあるので、心拍の記録そのものに困る人は少ないだろうが、筋トレ派には少々残念だ。

 さらにぶっちゃけてしまうと、「心拍数が分かってどうなの?」という疑問が早々に出てしまった。発表会などでは、自分に最適な運動強度を知るのに役立つといったことが挙げられていた。これで無理な運動を防げるわけだ。

 たしかにそれは分かる。だが、筆者の場合はウォーキングと筋トレばかりで、「ウォーキングがちょうどいい」と確認できると、あとはとくにウェアを着る意味がない……。

 毎日運動を替える人や、さまざまなスポーツに使うのなら良いのだろうが、筆者には完全に宝の持ち腐れ。が、いつの日か筆者の運動内容が進化すれば、活躍する日もくるのだろう……いつになるかは分からないが。

風邪を引いてあまり活用できなかったせいか、(左)の2週目初日と(右)最終日を比べてもあまり進化はない。本人はぐったりしていますが……(今は治りました)

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