10代・20代の8割以上がYouTubeを利用 「動画で紹介していた商品を購入」など消費行動にも影響が

10代・20代の半数以上が動画の影響で、商品やサービスを購入した経験があるとのこと。

» 2020年09月26日 11時00分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

 ネットリサーチ事業を展開するテスティーは、10代・20代の若年層の人たちにYouTubeの視聴に関するアンケートを実施しました。アンケートの結果からは、YouTube利用率は8割を超えることや、半数以上が動画に影響されて商品やサービスを購入した経験があることなどが明らかになっています。


YouTubeの視聴に関するアンケート 「TesTee Lab」によるYouTuberに関する調査

 調査は、テスティーが運営するアンケートメディア「TesTee Lab」にて、男女1378人(10代男性322人、10代女性318人、20代男性358人、20代女性380人)を対象に行われました。


YouTubeの視聴に関するアンケート YouTube利用率と利用頻度(テスティーより)

 まず、YouTube利用率についてたずねると、10〜20代ではどちらの年代・性別でも8割以上が利用していると回答。10代女性が最も利用率が高く95.6%となっており、各年代で女性の方が利用率が高い傾向にあります。

 YouTubeを利用している10代・20代男女それぞれに利用頻度を質問すると、「毎日YouTubeで動画を視聴している」と回答したのは10代男性で74.4%、10代女性で67.2%、20代男性で57.5%、20代女性で51.3%という結果に。年代が低い10代の利用頻度がより高く、10代男性の数値が最も高くなりました。

 若い年代を中心に、YouTubeの利用が盛んであることがうかがえます。また、YouTube動画を視聴するタイミングは、性年代問わず「休憩中」が最も多く、「就寝前」がそれに続きます。


YouTubeの視聴に関するアンケート 好きな動画ジャンル

 10代・20代はどんなYouTube動画を見ているのでしょうか。「好きな動画ジャンル」についてたずねたところ、男性の1位は「ゲーム実況」(10代:68.5%、20代:44.1%)、女性の1位は「美容・ファッション」(10代:49.2%、20代:43.3%)となりました。

 ゲーム実況は、人気があるのか10代女性でも2位に。「やってみた」系の動画は、年齢・性別問わずに支持が集まっています。しかし、第1位以下では、各年代・性別で異なった傾向が見られています。

 では、10代・20代はYouTuberについてどのように感じているのでしょう。

 「YouTuberに持っているイメージ」を自由記述で質問した結果、すべての年代でポジティブな意見が多数あがりました。「頑張っている」と努力を評価する声や、個性や才能があると尊敬する声もあり、共感や親しみを持てる存在であると同時に、あこがれの存在でもあることがうかがえます。

【10代がYouTuberに持っているイメージ】

  • 楽しそう 大変そう 収益が安定しない 個性が大切(16歳男性)
  • 面白く、時代の先をいく。誰もやっていない気になることをやってくれる(17歳女性)
  • 夢を持って頑張っている(18歳男性)
  • 離れていても動画で笑顔に出来る身近な存在(19歳女性)

【20代がYouTuberに持っているイメージ】

  • 成功者が多いイメージ(人生のやりたいことを見つけた人とか(21歳男性)
  • 世間的には悪く言われることもあるけど、それぞれ目に見えないところでものすごく努力している(21歳女性)
  • 才能溢れる人(28歳男性)
  • 自身の可能性を日々磨いてる、頑張り屋さんな人(25歳女性)

 さて、YouTubeには商品やサービスを紹介する動画もあるのですが、10代・20代の人たちが購入することはあるのでしょうか。

 YouTubeに関係する消費行動の有無についてたずねたところ、「実行したことがある」と回答した人は10代で69.9%、20代で55.7%という結果でした。半数以上の人が、なんらかの形で動画に影響され、消費行動をしていることになります。


YouTubeの視聴に関するアンケート 実行したことがある消費行動

 実行したことがある消費行動について質問すると、性年代問わず「動画で紹介していた商品を購入」と回答した人が最も多いという結果に。同じ年代で比較すると女性が、同じ性別で比較すると10代が、動画に影響されて商品を購入する傾向があると言えそうです。

 2005年に設立されたYouTube。近年はほかにも動画を投稿・再生できるサイトが複数誕生し、「もう若者は見ないのではないか」という声を聞くこともあります。

 しかし、10代・20代のYouTubeの利用率は高く、YouTuberに好意的なイメージを持ち、その消費行動にも影響をおよぼしています。今回の調査結果からは、YouTubeは若年層に対して、大きな影響力があると言えるのではないでしょうか。

(谷町邦子 FacebookTwitter

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」