ニュース
» 2005年05月20日 18時42分 公開

「絶対に“すばらしい体験”のできるタイトルが登場します」――J・アラード氏インタビュー(1/3 ページ)

「Xbox Live」やXNAを担当するだけでなく、技術的な部分にまで造詣の深いJ・アラード氏。アラード氏のインタビューはいつも非常に楽しいのだが、ここE3 2005の会場でも興味深い話を聞くことができた。

[聞き手:平澤寿康、今藤弘一,ITmedia]
画像 ソフトウェアからハードウェアまで、幅広い知識を持つJ.アラード氏。氏とのインタビューはいつも楽しいひとときだ

ITmedia ソニーのプレイステーション 3のスペックが発表され、任天堂のRevolutionの概要も一部発表されました。それらについてどのような感想をお持ちでしょうか?

J・アラード 私は、TVゲーム業界にとって、非常にエキサイティングなタイミングに入ったと考えています。我々は、TVゲームを楽しむユーザー数を増やしたいと考えています。

 そのため、同様のハードウェアが登場してくることは非常によいことであると思います。ただ、ソニーが発表したシステムの内容に関しては、やや大げさな部分もあって、誤解を生む部分があるのではないかと感じています。

ITmedia 誤解を生むというのは、どういった点でしょうか?

J・アラード ゲームシステムにおいて、ハードウェアが占める割合はそれほど大きくないと思っています。プレイステーション 3は、ハードウェアは非常に高度で洗練されたものだと思います。

 しかし、そのハードウェアを活かすのはソフトウェアであり、オンラインサービスなども含めたサービスです。つまり、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの3つが揃ってこそ、システム全体が力を発揮するのです。そして、Xbox 360では、ハードウェア、ソフトウェア、サービスともにソニーを打倒できると考えています。

ITmedia 任天堂がRevolutionで行おうと思っているネットワークサービスは、「Xbox Live」のサービスと比べてどこが違うと思われますか?

J・アラード 任天堂が行おうとしているネットワークサービスがどういったものなのか、詳細な情報はありませんので、どこが違うかはわかりません。

 しかし、オンラインがこれからのゲームにとって大切になるということは私たちと同じビジョンですので、そのビジョンを共有してくれるというのはエキサイティングなことだと思いますし、それを携帯ゲーム機にまで広げようとしているという部分もすばらしいことだと思います。

ITmedia ただ、方向性の違いはあると思うのですが?

J・アラード それは経験だと思います。私たちは、ネットワークサービスに関しての経験があります。そのため、オンラインコミュニティをどうやって構築していくか、ということに関してのノウハウがあります。

 任天堂は、まずマルチプレーヤーの段階からはじめて、オンラインコミュニティという部分までは踏み込まないのではないかと思います。それに対して我々は、グローバルなオンラインコミュニティを形成する仕組みもありますし、ボイスチャットやビデオチャットも可能ですし、マーケットプレイスのようなものもあります。そのあたりが違いではないでしょうか。

ITmedia これまでXbox Liveは、クローズドのネットワークサービスとして提供されてきましたが、スクウェア・エニックスの参入によって、Xbox Liveだけでなく、スクウェア・エニックスのネットワークサービスである「PlayOnline」という別のサービスにも接続されることになります。このように、他のネットワークサービスとのジョイントといったことは、今後も新たに追加されていくのでしょうか?

J・アラード Xbox Liveというのは、我々がプラットフォームを用意することで、全てのパブリッシャーにネットワークサービスを簡単に使ってもらおうというコンセプトで始まりました。

 しかし、Electronic Artsやスクウェア・エニックスは、深いネットワークの経験がありますし、自分たちでネットワークインフラも構築していますし、セキュリティの意識も十分に高いものを持っています。そのため、そういったパブリッシャーとは、パートナーシップという形でやっていきたいと思います。

 我々のインフラを利用した方がベストという場合には我々のものを、パブリッシャー独自のインフラを利用した方がベストという場合にはそちらを利用する、という形になるわけです。

 また、他社のインフラを利用したネットワークサービスを利用する場合でも、Xbox Liveの無料会員である「Xbox Live Silver」レベルであれば、MicrosoftにXbox Liveの利用料を払わずに、パブリッシャー側の課金のみを払えば利用できるようになります。この方式はMMORPGなどで有利な方式になると思います。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2110/20/news075.jpg 「シーンとなった球場に俺の歌声がして……」 上地雄輔、後輩・松坂大輔の引退試合で“まさかのサプライズ”に感激
  2. /nl/articles/2110/19/news191.jpg 【その視点はなかった】古参オタクがネタバレしないのは、優しさではなく単に「初見にしか出せない悲鳴」を聞くために生かしているだけなのでは説
  3. /nl/articles/2110/19/news190.jpg 亀田家の末っ子が「ずっとしたかった鼻整形」公表 「パパは了承すみ?」と父・史郎を気にかける声殺到
  4. /nl/articles/2110/20/news101.jpg 中尾明慶、“新しい家族”の誕生にもう「超カワイイ」 6万円超の赤ちゃんグッズ代にも満面の笑顔 「喜んでくれたらいい」
  5. /nl/articles/2110/20/news089.jpg 保田圭、転倒事故で“目元に大きな傷”を負う 「転んだ時に手をつけなかった」痛々しい姿に心配の声
  6. /nl/articles/2110/19/news043.jpg 「学校であったつらいこと」を市役所に相談したら対応してくれた――寝屋川市のいじめ対策が話題、監察課に話を聞いた
  7. /nl/articles/2110/20/news081.jpg 篠田麻里子、前田敦子とともに板野友美の出産祝い 赤ちゃん抱っこし「こんな小さかったっけ〜ってもう懐かしい」
  8. /nl/articles/2110/19/news188.jpg ポンと押すだけで転売対策できる“転売防止はんこ”登場 「転売防止に役立つハンコは作れませんか?」の声から商品化
  9. /nl/articles/2110/18/news113.jpg 「ちびちゃん自分で書いたの?」 賀来賢人、“HAPPY”全開なイラストへ反響「愛情かけて育てているのが伝わります」
  10. /nl/articles/2110/19/news139.jpg 梅宮アンナ、父・辰夫さんの“黒塗り看板”が1日で白塗りに 今後の対応は「弁護士を入れて双方話し合い」

先週の総合アクセスTOP10

  1. 葉月里緒奈、美人な元マネジャーと“再会2ショット” 「共演した俳優さん達は私ではなく彼女を口説いてました」
  2. docomo×進撃の巨人キャンペーンの商品「リヴァイ兵長フィギュア」が悲惨な出来だと話題に → 公式が謝罪「対応方法を検討しております」
  3. 有吉弘行、妻・夏目三久との“イラストショット”を公開 蛭子能収からのプレゼントに「下書きも消さずにうれしい!!」
  4. 「印象が全然違う!」「ほんとに同じ人なの!?」 会社の女性に勧められてヘアカットした男性のビフォーアフター動画に反響
  5. 梅宮アンナ、父・辰夫さんの看板が黒塗りされ悲しみ 敬意感じられない対応に「残酷で、余りにも酷い行為」
  6. 子猫が、生まれたての“人間の妹”と初対面して…… 見守るように寄り添う姿がキュン死するほどかわいい
  7. 工藤静香、バブルの香り漂う33年前の“イケイケショット” ファンからは「娘さんそっくり」「ココちゃん似てる」
  8. 板野友美、エコー写真とそっくりな娘の顔出しショットを公開 ぱっちり目の美形な姿に「こんな美人な赤ちゃん初めて見た」
  9. 後藤晴菜アナ、三竿健斗との2ショット写真で結婚を報告 フジ木村拓也アナ、鷲見玲奈アナからも祝福のコメント
  10. 「とりあえず1000個買います」 水嶋ヒロ、妻・絢香仕様の“白い恋人”に財布の紐が緩みまくる