おもちゃ業界も“脳活性化”ブーム?――「東京おもちゃショー2005」開催(3/3 ページ)

» 2005年07月19日 20時16分 公開
[遠藤学,ITmedia]
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エポック

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 ブースの正面写真からも分かる通り、TBS系で放映中の「関口宏の東京フレンドパークII」の体感ゲーム「東京フレンドパークIIスペシャル!フレンドパークへみんなでいこう!!」が出展されていた。本作はテレビ同様に「ウォールクラッシュ」や「フラッシュザウルス」が楽しめ、最大で4人までの対戦も可能となっている。

photo 「そばの出前持ち」に挑戦中

 ほかにも、2006年に向けて盛り上がるを見せるサッカーのアイテムとして、「スーパーサッカーデラックススタジアム サッカー日本代表チームモデル」が出展されており、こちらに対応している精巧な専用人形なども用意されていた。

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 また、“肌を触れあうゲーム”と、何とも大胆なキャッチコピーが掲げられていた「ビートでタッチ!」が展示。本製品はマシンの指示通りに、相手をタッチ&スクラッチする「タッチゲーム」や、マシンの出した3つの音を正確にまねる「ダンシングゲーム」など5つのモードが用意された新感覚のタッチゲームとなっている。

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セガトイズ

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 小学生低学年に人気の高い「甲虫王者ムシキング」関連のグッズを中心に、家庭用星空投影機ホームスターといった、すでに“おもちゃの領域を超えているのでは?”といったアイテムまで幅広く出展。

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 中でも注目は、テレビなしでも楽しめて、つなげればみんなで楽しめる「アドバンス ピコ・ビーナ」(2005年8月6日発売予定、税込価格13440円)だ。本製品は名前からも分かる通り、同社から発売されていた「ピコ」の進化したアイテムをして発売される。

 また、対応ソフトは、東北大学川島教授監修の「家族みんなの脳力トレーナー(仮)」や「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンすうじバトル!!」といった教養ソフトから、「甲虫王者ムシキング〜森の民の伝説〜」や「ふたりはプリキュア Max Heart」といったものまで豊富に用意されている。

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こんなものもありました

 各社ブースを簡単にレポートしてきたが、いかがだったろうか。ここからは会場内で見つけた個人的に注目のおもちゃを2つほど紹介してみたいと思う。まずは写真を見てもらいたい。

photo 謎の飛行物体を見つけ、瞬間的に撮影したらこうなりました

 “空を飛ぶ何か(丸わかりだが……)”を発見した記者はすぐさま現場に急行した。そこにあったのは「R/C 空とぶ ドラえもん」(2005年7月23日発売予定、税込価格5754円)。ボタン1つで2段タケコプターを装着したドラえもんが、最大10メートルまで上昇・下降するというアイテムだ。

photo 発売元はエポック。ただし、エポックブースでは飛んでいる姿を発見できなかったので、こちらで紹介させていただいた

 “ドラえもんが空を飛ぶ”、何気ないことだが、これまで実現されていなかった分、感動も大きい。その証拠に、飛ばしたいという来場者が殺到し、充電が追いついてなかったほどだ。

 ちなみに空に飛ばすということで、壊れやすいのではないかと心配する人も多いと思うが、会場では壁にぶつかろうが、10メートルの高さから地面にたたきつけられようが、壊れてはいなかった。もちろん何度も繰り返せば壊れるだろうが、それなりに頑強に作られているようだ。

 続いて紹介するのはゲーム機なしで、テレビにつなげるだけでプレイできるプラグアンドプレイ TVシリーズとして出展されていた「スターウォーズ」、「ディズニー」、「バットマン」、「スパイダーマン」の4タイトル。

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 体感ゲームも同様の環境でプレイできるが、こちらは体を動かさずにプレイ、つまり通常のゲームと同じようにプレイできるのが特徴だ。今回出展されていた4タイトルは海外もののコンテンツではあるが、日本でも人気の強いものばかり。

 たまには違う楽しみ方を求めて、こういったアイテムを活用してみてはいかがだろうか。ちなみに4タイトルともに2005年8月発売予定となっている。


 カードやフィギュアといったものはもちろんだが、近年流行している“脳を活性させる”アイテムや、体感ゲームが多数展示されていたのが興味深かった今年のおもちゃショー。変わりゆくおもちゃの在り方とともに、「人生ゲーム」などの定番ボードゲームに変わらないことへの安心を感じたようにも思う。

 イベント自体は、最初にも述べたように業界関係者のみを招待なので、残念ながら一般の方は参加できないが、これまでに紹介したおもちゃに少しでも興味を持っていただければ幸いだ。

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