テクモ板垣氏、自ら「NINJA GAIDEN Black」および「DEAD OR ALIVE 4」を紹介:東京ゲームショウ2005――テクモブース
テクモブース特設ステージで開催された新作タイトル発表イベントで、「モンスターファーム5 サーカスキャラバン」などの新作タイトルの発売日を発表。さらにTeam NINJA板垣氏自らNINJA GAIDEN BlackおよびDEAD OR ALIVE 4を紹介した。
東京ゲームショウ初日となる9月16日、テクモブース特設ステージにおいて、テクモの新作タイトルに関する発表イベント「テクモ新作披露スペシャルステージ」が行われた。このイベントでは、期待の新作タイトルの発売日が発表されるとともに、各タイトルの概要が紹介された。
まず、人気のモンスター育成ゲーム「モンスターファーム」シリーズ最新作となる「モンスターファーム5 サーカスキャラバン」(MF5)の発売日が、12月8日になると発表された。MF5は、従来までのモンスターファームシリーズのモンスター育成という要素にRPGの要素を加え、新たな世界観やストーリー性を楽しめるゲームへと進化している。そして、発売日の発表に加え、MF5のプロモーション用アニメの制作、さらにそのアニメの主人公である「ジュリオ」の声をタレントの遠藤久美子さんが担当することも合わせて発表された。
今回のイベントでは、実際に遠藤久美子さんがステージに登場。ジュリオは、モンスターファーム5に登場するサーカス団でモンスターの飼育を担当する15歳の少年ということで、「初めての男の子の声をやらせてもらうことになったので緊張しました。」とコメントしつつも、「キャラクターのイメージとかもあるので、どのようにしゃべるかいろいろ考えました。」と、まじめに声優として取り組んでいる姿も垣間見えた。
ちなみに、このプロモーションアニメは前編と後編に別れており、前編は11月上旬よりゲーム店店頭で公開されるとともに、テクモのホームページや各種サイト、NTT東日本およびNTT西日本の「フレッツ・スクウェア」内に用意されるMF5特設ポータルサイトなどで配信が予定されている。また後編は、MF5予約特典として配布されるDVDに収録されることになる。
その後、PSP向けとして開発されている新作アクション「KARAKURI」と、プレイステーション 2向けの人気ジョッキーゲームの最新作「ギャロップレーサー8 ライヴホースレーシング」が、最新映像とともに紹介された。KARAKURIは今年秋、ギャロップレーサー8は11月23日に発売予定となっている。
Team NINJA板垣氏、NINJA GAIDEN BlackおよびDEAD OR ALIVE 4を強気のコメントを交え語る
次に「NINJA GAIDEN Black」(NGB)の紹介として、Team NINJAの板垣伴信氏が登場し、自らNGBについて説明を行った。
板垣氏はNGBについて、「NINJA GAIDENは、アクションゲームとしてNo.1のものを目指して作りましたが、少しハードになりすぎたので、できるだけたくさんの人に遊んでもらえるようにするということと、完全版にしようということで作りました」と説明。NGBにしかないゲームモードも追加されており、NINJA GAIDEN好きならば是非ともプレイしてもらいたいとも語っていた。
その後、ステージには俳優のケイン・コスギさんが登場。ケインさんは、ハリウッドで制作中の映画「デッド オア アライブ」(仮題、2006年夏公開予定)でリュウ・ハヤブサ役を担当している。板垣氏は、「忍者は今でこそ世界的にメジャーな存在ですが、アメリカで忍者をブレイクさせたのは、ケインさんのお父さんのショー・コスギさんです。それを受けて作ったのがNINJA GAIDENでして、そういうご縁もあって、配役はケインさんしかいないんじゃないかと思っていたんですよ。」とコメントしたが、ケインさんの配役には板垣氏の意向もかなり色濃く反映されているのだろう。
また、ケインさんはNINJA GAIDENのファンでもあるそうで、「レベルはふつうぐらいです。」と言いながらも、「NINJA GAIDENは結構すぐクリアできましたた。」というコメントし、それを聞いた板垣氏は「そんな簡単にクリアできるものじゃないです」と驚いた様子だった。
最後に板垣氏から、Xbox 360のローンチタイトルとして発売されることが決定した「DEAD OR ALIVE 4」(DOA4)に関する説明があった。「ゲームというのはきれいじゃないと意味がないんですよ。ゲームはきれいで当たり前。作る限りでは世界一のものを作る。そういう気持ちで取り組んでいます。Team NINJAの作るゲームに対して裏切られた思いをしたことはないと思いますが、今回も発売日をしっかりと守って12月10日に皆さんに遊んでもらいたいと思います。」と語り、DOA4に対する強い自信を示した。最後に、「今回映像出展しかできなかったのはすごく残念に思っています。しかし、Xbox 360の発売と同時に出して、Xbox 360を盛り上げたいという気持ちがあるし、それに向かって最短コースを走りたいので、プレイアブル出展を見合わせました。”バーチャルゲームセンター”というような、オンラインでみんなで楽しめる部分がどんどんできあがっていて、発売と同時にそれらがみんなに楽しんでもらえるように頑張っています。とにかくおもしろいです。」とコメントし、イベントは終了した。
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