インタビュー
» 2005年10月11日 15時49分 公開

疲れた人のための超癒し系アニメ「びんちょうタン」 (1/3)

BSデジタル放送BS-iにて放映開始予定のテレビアニメ「びんちょうタン」。その世界は可愛いキャラクターと美しい自然、そして少し哀愁漂う物語で描かれた癒し系の内容となっている。

[ひろいち,ITmedia]

 方々ですでに噂になりつつある「びんちょうタン」のテレビアニメ化企画が順調に進行中だ。この「びんちょうタン」、現在は「月刊コミックブレイド」にて好評連載中だが、ご存知の方も多いように実は相当の変り種。

 というのも、「びんちょうタン」は元々ゲームメーカー・アルケミストのマスコットキャラだった。それが、その可愛らしさから口コミで徐々にアニメやゲームファンなどの人気を集めていき、やがてカプセルフィギュアが発売されると一気にブレイク。累計200万個を売り上げるほどの大人気キャラクターになった。また、和歌山県みなべ町・紀州備長炭振興館のマスコットキャラクターに取り上げられたニュースも記憶に新しい。そんな人気キャラクターが、満を持して来春からテレビアニメ化されることになった。

 「びんちょうタン」は頭に備長炭を乗せた少女・びんちょうタンの生活を描く癒し系の物語。山奥に暮らすびんちょうタンは、ときおり街へ下りていって仕事をしながら生計をたてている。その仕事というのが、米をふっくらと炊いたり水をおいしくしたりという、備長炭ならではの仕事。そんな仕事を何とかこなしながら、素敵な友達との交流を深めていくことになる。

 とはいえ「びんちょうタン」の物語に大きな事件は存在しない。びんちょうタンの何気ない日常が、可愛らしいキャラクターや美しい自然とともに穏やかに描かれていく。そしてそれが本作の最大の特徴でもあるのだ。物語らしい物語も、セリフらしいセリフもない。しかし、独特の魅力を存分に帯びた映像が、見る者に癒しを与えてくれる。そんな作品なのである。

 逆に小さなアクシデントならいくつも起きる。たとえば、びんちょうタンは少々ドジなところがあり、いろいろな場面でよく失敗をしてしまう。といっても大失敗ではなく、転んでしまったり手に持っていたお米を落としてしまったりという些細な失敗だ。そしてそんなとき、びんちょうタンは大騒ぎをしない。ひっそりとたたずんだり、何事かを悲しげにつぶやいたりするだけだ。その表情や仕草が哀愁を帯びていて、なんとも言えず可愛らしい。1度見たらやみつきになってしまうのではないだろうか。

 びんちょうタンを演じる野中藍さんはこう語っている。「第3話でのびんちょうタンがお米をこぼすシーンは泣けますね。泣かすようなセリフがあるわけでもないんですけど、びんちょうタンの表情や仕草がたまらなく切ないんですよ」。収録中の野中さんの演技を見ていた原作者の江草天仁さんは、それに対してこう付け加えている。「あのシーンの野中さんの演技はもう抜群でした。びんちょうタンの悲しさが短い言葉の中に凝縮されていましたね。野中さんのアフレコを聞いているだけで“びんちょうタンが泣いちゃう”と感じましたよ。ぜひ見ていただきたいシーンのひとつです」。原作者も絶賛の演技、ぜひ注目して見ていただきたい。

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