疲れた人のための超癒し系アニメ「びんちょうタン」(2/3 ページ)

» 2005年10月11日 15時49分 公開
[ひろいち,ITmedia]

 本作に登場するキャラクターたちは、容姿だけを見れば確かに可愛らしい子ばかり。しかし、その内面や少女たちの設定にはいろいろと深みがある。たとえば、びんちょうタンは両親がおらず山奥でひとり暮らしをしている。しかもウバメガ氏という謎の紳士の援助により、毎月備長炭が送られてきて、その備長炭を使って仕事をしているという設定なのだ。まるで「アニメ名作劇場」にでも出てきそうな少し物悲しい設定が、彼女の背景に存在する。

びんちょうタン(声/野中藍)
山奥の一軒屋でひとり暮らしをしている女の子。ウバメガ氏という謎の紳士から毎月送られてくる備長炭を使い、街でさまざまなお手伝いをしながら、お礼をもらって一生懸命暮らしている
クヌギたん(声/野川さくら)
裕福な家のお嬢様。普段は外出もさせてもらえず、学校の登下校も馬車での送り迎えがついている

 びんちょうタンのほかにも、興味深い設定のキャラがいる。たとえば、クヌギたんはとても裕福な家のお嬢様という設定。何人ものメイドがいるような裕福な家庭に育っているのだから一見幸せにも思えるが、実はそうではない。普段は屋敷の敷地から外へは出させてもらえないなど、自由を制限されて寂しい思いをしているのだ。それは、クヌギたん役の野川さんの演技にも影響を与えているらしい。

 「クヌギたんはとても裕福な子ではあるんですが、心寂しい影を持っているんです。育てられた環境のせいか、自分の感情を押し殺して大人たちに合わせている部分がすごく強いんです。クヌギたんが心に抱えている寂しさ、そんな影の部分をかもし出す演技に気をつけています」と野川さんは振り返る。そのクヌギたんの演技に対して原作者や監督からは「セレブ感を大事にしてほしい」との要望があったらしい。野川さんは「セレブ感を高めるために美味しいものを食べてから収録に挑もうかなと思っていたのですが……、実際はジンギスカンを食べてきました(笑)」と付け加えて笑いを誘った。

 そのほかのキャラはどうだろうか。本作には、発明が大好きな女の子・ちくタン(声/門脇舞)や、その妹のちくリン(声/福圓美里)などのキャラも登場するので、その2人を演じる門脇さんと福圓さんにもお話をうかがってみた。

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