名人とともにハドソンの名作タイトルを振り返る――高橋名人オンステージ:Games Japan Festa 2005 in OSAKA(1/2 ページ)
マイドームおおさかにて開催された新作ソフトの試遊イベント「Games Japan Festa 2005 in OSAKA」。2日目の最後のステージイベントにはハドソンの高橋名人が登場。トークにジャンケン大会と、おおいに盛り上がりを見せた。
2005年11月12日と13日の2日間にわたり、マイドームおおさかにて開催された、日本テレビゲーム商業組合主催による新作ソフトの試遊イベント「Games Japan Festa 2005 in OSAKA」。2日目の最後のステージにはハドソンの高橋名人(以下、名人)が登場した。
名人はまず、「今日は何をやろうかなと、かなり悩みました」と切り出す。さまざまなイベントに呼ばれている名人らしい悩みだが、“あること”に気づきその問題は解決したという。その“あること”というのは、ハドソンより2005年12月22日から発売される「ハドソン ベストコレクション」のことだった。
「ハドソン ベストコレクション」は、「ボンバーマン」や「スターソルジャー」など、ハドソンの名作を2〜4本収録したゲームボーイアドバンス用ソフトで、現在のところ第6弾までの発売が決定している。基本的にはファミコン版をそのまま移植しているが、2P用のコントローラーを使ったテクニックは使用できないとのこと。
その後は、実際に「ハドソン ベストコレクション」のゲーム画面を見ながらトークが展開。「ボンバーマン」と「ボンバーマンII」を収録した「ハドソン ベストコレクションVol.1」については、「『ボンバーマン』は名前に関して言えば、非常に悲しいオチのあるタイトルなんです」とコメント。
その理由として、「『ボンバーマン』はもともと、パソコン用として発売された『爆弾男』というタイトルなんですが、当時はこれを海外で発売しようという話がありました。それで、向こうで出す時の名前をどうしようかと考えていたら、“『爆弾男』だから、そのまま翻訳して『ボンバーマン』で出そう”という感じになったんです。でも、直前になって悲しい事故、空港での爆弾テロがありまして……そんな時にゲームで“ボンバー”はまずいだろう、ということで『ボンバーマン』にはしなかったんです。ただ、1985年にファミコン版として移植を行う際にも同様の話が出まして。この時も『爆弾男』でいくか『ボンバーマン』にするかで悩んでいたんですけど、今度は“皇居にロケット弾がとんでいく”という事件が起きた。日本人として“爆弾”はまずいだろう、という話になり『ボンバーマン』になったんです」といったエピソードを披露してくれた。
また、「ロードランナー」と「チャンピオンシップ ロードランナー」が収録された「ハドソン ベストコレクションVol.2」では、「『チャンピオンシップ ロードランナー』はオレが名人となる前、つまりハドソンの高橋としてデビューした(ユーザーの前に顔を出した)作品です。1985年2月に銀座で行われた祭りの時で、“『ロードランナー』は売れたんだけど、『チャンピオンシップ ロードランナー』はかなり難しいから、子どもに受け入れられるのか”と不安だったころ。じゃあ実演しましょうよ、って言われてイベントを行ったんです」と、名人となる前の仕事ぶりを語る。
その後は「チャンピオンシップ ロードランナー」を名人自らがプレイ。ステージの途中で、「この後、失敗するかもしれない」と言いながらもしっかりとクリアするなど、華麗なプレイが健在であることを見せてくれた。ちなみに祭りにて行われたイベントに関しては、「3回連続で失敗して帰ろうかと思った。結局は4回目で成功したから良かったけど、あの時に帰っていたら今は名人ではなかったかもしれない」といった話も聞くことができた。
続けてステージでは、「チャレンジャー」と「迷宮組曲」が収録された「ハドソン ベストコレクションVol.3」、「ナッツ&ミルク」、「バイナリィランド」、「サラダの国のトマト姫」の3本を収録した「ハドソン ベストコレクションVol.4」の解説が行われた。
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ハドソンの高橋名人。その登場とともに向けられた多くのカメラにも、笑顔で応じていたのが印象深い
昨日の広井王子氏のトークショウ同様に、多くのファンがステージに集結。名人の話をひと言も逃すまいと耳を傾けていた
弱気な発言をしながらもしっかりとステージをクリアした名人。話をしながらプレイする、その集中力もすごかった
「迷宮組曲」の連射測定機能を持つタイトル画面を使い、連射を披露する名人