“プレイへの反応と変化”によって確立される「エーススタイル」――「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」(2/2 ページ)

» 2005年11月25日 13時00分 公開
[ITmedia]
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 「エーススタイル・ゲージシステム」の登場に伴い、シリーズ通して新しい試みを続けているムービー演出にも、新手法「証言VTRムービー」が導入されている。これは、プレーヤーが戦場でどのように飛び、敵と戦ったかをエースパイロットたちが思い思いに語るというもので、ストーリーを演出する重要な要素として、ミッションの合間などに挿入されるとのこと。

 本ムービーも、プレーヤーがどのエーススタイルとなっているかにより、証言する敵エースや、時には彼らのコメントまで変化する。“自分の行動をエースたちが語る”、プレーヤーがその存在や生き様をどのように示したかを、より強く実感することができるものになっているわけだ。今回は「証言VTRムービー」に登場する僚友ピクシ―(ラリー・フォルク少尉)と敵エース3人が明らかになっているので、以下にお届けする。

ピクシ― (ラリー・フォルク少尉)

photo 彼はウスティオ空軍第6航空師団―通称「傭兵部隊」に属しており、第66飛行隊所属「ガルム小隊」の二番機である。プレーヤー(TACネーム:サイファー)の入隊以後、僚機として行動をともにし、ベルカ戦争の空を駆けることとなる。過去の戦闘において、その最中に右主翼を失いながらも任務を完遂し帰還を遂げたことから、仲間から賞賛を込めて「片羽の妖精」とも呼ばれるている。以後、彼の愛機F-15Cの片翼は赤く塗装され、それを見た敵には恐怖を、味方には士気を抱かせることとなる。彼の戦局を見極める目は鋭く、職業としての傭兵に強いプライドと信念を持っている

デトレフ・フレイジャー中佐

photo 彼は通称“赤いツバメ”と呼ばれるベルカ公国空軍きってのエリートパイロットである。彼の率いる四機編成からなる部隊はすべてTyphoonによって構成され、統一されたカラーリングが施されている。特に赤いツバメと呼ばれる所以は、その赤く彩られた機首によるところが大きい。ベルカ絶対防衛戦略空域「B7R」の制空任務を主とするとともに、伝統のベルカ空軍の象徴的存在として、戦意高揚を目的とした軍プロパガンダにも幾度となく登場している

ベルンハルト・シュミッド大尉

photo グリューン隊を率いるベルンハルト・シュミッド大尉は“フクロウの目を持つ男”の異名で知られている。第8戦闘飛行隊を指揮する彼の仲間は皆、第10航空師団に所属する厄介者ばかりだが、その臨機応変な戦闘形態により、ベルカ戦争初期段階において数々の功績を上げる程の腕利きのパイロット集団だ。F/A-18Cの四機編成から成るこの部隊は、機体全体に施されたグリーンの迷彩が特徴である

デミトリ・ハインリッヒ中佐

photo “ベルカ藍色の騎士団”と呼ばれる第7航空師団の精鋭部隊を率いる隊長。彼が伴うこの部隊の任務は、主に東部戦線の防空である。搭乗機体はJAS-39Cグリペンであり、“藍色の騎士団”の愛称に違わぬ、精錬潔白な騎士道精神を表したかのような純白のボディに藍色のラインの映える機体塗装が施されている。機体性能を最大限に引き出す、鋭さと優雅さを兼ね備えた戦術機動により、多くの戦績を叩き出している

 また、ゲーム中に遭遇し、見事に撃墜した敵エースのデータを確認できる「アサルト・レコード」が新たに採用されている。こちらではパーソナルデータをはじめ、彼らの過去の戦いの結果や痕跡、これまでの人生での出来事の一部までをも見ることができる。データ収集可能な敵の種類は150を超えるとのこと。

photo データがストックされる敵エースの種類は、150を超える「アサルト・レコード」。果たしてすべての敵エースに遭遇し、撃墜することが出来るのか?

 では最後に、新たにプレーヤー機として公開された「A-10A ThunderBoltII」、「MiG-21bis Fishbed」を紹介する。目指すエーススタイルに合った機体を選ぶのも、エースの重要な仕事となるだけに、しっかりとチェックしてもらえればと思う。

A-10A ThunderBoltII

photo 多少の被弾は物ともしない頑丈なボディを備え、「サンダーボルトII(落雷)」の愛称にふさわしい大口径ガトリング砲で地上の敵を圧倒する攻撃機

多少の被弾は物ともしない頑丈なボディと長い滞空時間を備え、低空から最前線を近接支援する攻撃機。機首にガトリング砲を持ち、「サンダーボルト(落雷)II」の愛称にふさわしく“雷鳴”を轟かせて地上の敵を圧倒する。胴体後部に2基搭載されたエンジンが特徴的であるが、これらはターボファンエンジンであり、同機は音速(マッハ)を超える性能を持たない。しかし直線状の主翼や高いエンジン位置で、低速・低空での高い安定性と運動性能を誇る

MiG-21bis Fishbed

photo 「フィッシュベッド」のコードネームを持つ小型戦闘機。軽量の機体に大きなエンジンを配し、優れた上昇加速性能や軽快な機動性を持つ。しかしながら武器や燃料の搭載可能量が低く攻撃力や航続距離に弱点を抱えている上に、近代化改修されているとは言え電子装備や兵器搭載性能にやや心もとないものもあるが、マッハ2を超える最高速度など実用十分の性能は、その生産台数の多さからも裏付けられていると言える。デルタ翼を持つことと機首に配されたインテークが特徴であるが、何よりも安価であることが大きな魅力だ
タイトルエースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー
対応機種プレイステーション 2
メーカーナムコ
ジャンルフライトシューティング
発売日未定
価格未定
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画面は開発中のものです


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