あなたもいっしょに「ゲームやろうぜ!」:「ゲームやろうぜ!2006」で一獲千金を目指すための支援企画(3/3 ページ)
――「ゲームやろうぜ!」を再開されたきっかけはどこにあるのでしょう。
桐田 今後Xbox 360も今年発売されますし、レボリューションも登場します。我々もプレイステーション 3を来年春発売予定ですし。最近、特に日本では、遊びの中におけるゲームの比重が、これまでよりちょっと落ちているように思えます。消費者のゲームに対するイメージ、注目度が落ちているのかもしれません。しかし、先ほど挙げたような次世代機の情報がこれからどんどん発信されていくことによって、業界全体が活性化し、消費者もゲームに目を向けてくれるようになると思います。
そのときに、ゲーム業界で働きたいと思っている人がどんどん出てきてほしいし、人の流れも活発になっていくのかと思います。これまでもコンソールの世代が変わってきたときには同様のことが起きていますし、いまはいい機会かと。
ほかのエンターテインメントコンテンツ制作に携わっている人も多いと思いますが、ゲームというのは、いきなりワールドワイドを相手にものづくりができる分野なんです。そういう世界に、若い人に入ってきてほしいと思っています。わたしたちはアメリカにも、ヨーロッパ、アジア各国でも事業を展開していますから、自分が作ったソフトを海外の方が手にする可能性は高いわけです。クリエイターとしての醍醐味を感じてもらえると思いますよ。
それに、プレイステーション 3になると、これまでのプレイステーション、プレイステーション 2で実現できなかった映像表現が可能になります。演出も含めて、表現方法が広がるわけです。映像系のクリエイターの方に、プレイステーション 3を使ってすばらしい表現をしてもらえるとうれしいですよね。
――「ゲームやろうぜ!2006」の反響はいかがですか。
桐田 社内でも応募したいという人がいましてね(笑)。まあそれはさておいて、以前から一貫して言っているんですが、現在ゲーム業界に籍を置く人に対してだけに、このオーディションに来てほしいと強く思っているわけではありません。学生さんだったり、ゲーム以外のエンターテインメントに携わっている人にこそ、このオーディションに興味を持ってほしいと思っているので、それらの方々がどのような反応を示してくれるのかは興味があります。ただ、来るものは拒まずの姿勢で、過去に契約していて、残念ながら契約を終了してしまった方からも、「もう一度応募していい?」ということを言われたこともあります。
――最近の若い人がゲーム業界に入ってこないので厳しい、とも桐田さんはおっしゃっていましたね。
桐田 ここ10年を見ても、クリエイターの顔が変わっていないですしね。
南治 それはわたしにとっても厳しい言葉ですね。うちの会社も、1年に1歳ずつ平均年齢が上がるんですよ(笑)。
桐田 目立つクリエイターが世に出てない、と言うのが一番の寂しいところですね。若い人が入ってきていないわけではないんですが、それら若い人が活躍できる場所が少なくなっているんじゃないか、という思いはあります。
南治 大作指向だと、若い人に任せにくくなる部分もありますしね。
桐田 新しいものを生み出すときには、新しい人、新しい才能が必要だと思うんですが、会社は“企業”なので、向こう3年とか、5年といったロードマップが決まっているわけです。そのプロジェクト中の一員として新しい人がジョインすることが基本になりますし、新人をメインに全く新しいものを立ち上げようとしてもリスクがありますから、任せることに踏み切れない、ということはあるでしょうね。しかし、若い人が活躍できる場所を提供しないとおもしろいものは生まれないだろう、と。
ですので今回の「ゲームやろうぜ!2006」では、経験に限らずあなたの才能をベースに一緒にものを作りませんか、としているわけです。就職という雇用形態ではないので、こちらから「これを作ってください」というわけではありません。それには、作る側にもリスクはもちろんありますが、成功した暁には、サラリーマンでいるときの報酬よりも、もっと大きいものをお渡しできます、というわけです。
入り口として何らかの作品を応募していただきますが、やっぱり、最終的には会ってみないと分からないですね。すばらしい、おもしろい企画を考えてきた人であっても、たとえばプランナーとして最後まで実現する力があるか、というのは、つきあってみないと分からないんです。会ってみて、根掘り葉掘り、ゲームとは違うことも話していく中で、何か“確信”めいたものを感じないと「一緒にやりましょう」とは言えないですね。中途半端な気持ちでつきあってしまうと、お互い一時的に無意味な時間を過ごすことになりかねません。こちらも、選んだ以上は責任感を持ってつきあいますし、選ばれた方も、選ばれた以上は覚悟をしてほしいと思います。
「ゲームやろうぜ!2006」募集概要 | |
対象フォーマット | 「プレイステーション」フォーマットを対象としたソフトウェア開発 |
応募資格 | ・18歳以上。性別、国籍を問わず ・日本在住者に限る ・未成年者は保護者の同意に基づく ・個人、グループを問わず応募可能 ・法人での応募も可能 ・経験、未経験者問わず |
オーディション職種 | プランナー、シナリオライター、プログラマー、スクリプター、2DCGデザイナー、3DCGデザイナー、モーションデザイナーなど ※これら以外にも、開発経験の有無を問わず、今後のデジタルエンタテインメントコンテンツ制作に必要と判断されるスキルについて、広くオーディションの対象とする |
応募方法 | ネットワーク経由でのエントリー、作品受付となる。自己のスキルをアピールする作品を、特設Webサイトへアクセスし、エントリー登録後にアップロードする |
応募期間 | 2005年11月15日から2006年2月28日必着 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
-
川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
-
中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
-
大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
-
「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
-
猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
-
なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
-
大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
-
「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
-
「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた