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2005/12/12 17:43 更新


3万円でゲームが快適に遊べるPCは組めるのか? 貧乏買い大作戦 (2/5)


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メモリとHDDは安いので、予算があればなるべく大容量のものを

 次は、HDDを見に行くことにした。あらかじめWebサイトで最安値を調べておいたものの、100Gバイトオーバーで5000円以内という新品のHDDは、当たり前だが探しても見つからない。40Gバイトならあるものの、今時40Gバイトじゃ少なすぎて、すぐに一杯になってしまう心配がある。そうなると、最大限妥協して80Gバイトとなるが、これもまた5000円以下ではゲット不能。とはいえ、ここであきらめるわけにはいかないので、こうなったら中古パーツショップへと掘り出し物を探しに出かける。中古パーツショップは、友人からもらった古いマザーに対応するパーツを購入したい、などというときに非常に役に立つ。型落ちして市場に流通しなくなってしまったパーツを入手できる貴重な手段なのだ。

 それだけではなく、今回のように限られた予算でそろえなければならないときも、とても重宝する。とはいえ、一部のパーツに関しては、よほどのこだわりがない限り新品のほうが安かったりするので、このあたりは数多くのショップを自らチェックして、自分なりの最終判断を下す必要があるだろう。

 秋葉中の中古パーツショップを見て回ったところ、個人的に愛用しているものと同じ、IBMの80GバイトHDD・IC35L080AVVA07-0で、4280円というブツを発見。依頼人としても、80Gバイトもあれば十分と言ってくれたので、HDDは無事にこれで決まり。ただし、この手の消耗品に関しては、できれば新品を買うことをお勧めしたい。以前の持ち主が、それほど使うことなく売り払ったのであればお買い得だが、HDDを酷使するようなソフトばかりを使っていた時は、残り寿命がかなり短くなってしまうためだ。

 中古のHDDを買う場合は、こまめなバックアップを心がけたいところ。というか、予算に加えて、依頼人のPC使用頻度を考えると中古でも問題ないか、など勝手に考えて中古にしてみたわけで、これが本人に知られたら怒られそうだ。

 なお、HDDはATA接続のモデルだけでなく、今はシリアルATA接続の製品もある。まだ、若干ながらUltra ATA接続モデルのほうが安いので、特にこだわりがない&予算が限られているのであればUltra ATA接続HDDがいいだろう。アクセススピードを重要視するならば、もちろんシリアルATA接続のHDDを購入すべきだが。

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IBMと書かれているあたりに、古さを感じてしまう。ちなみに、現在はHGST(日立グローバルストレージテクノロジーズ)という表記に変わっている

 HDDが決まったところで、ついでにメモリも中古ショップで見て回ったのだが、こちらは新品と値段がほとんど変わらなかった。今や、メモリはものすごい勢いで値段が下がっているので、中古を買うよりは新品を購入するのがいいだろう。ちなみに、512Mバイトのメモリが中古品で4200円のところ、新品では4180円なので、値段的にはほぼ同じ。ただし、メモリも多数の規格があるので、購入直前に必ず確認すること。現時点では、大きく分けると、DDR、DDR2に区別できる。それぞれの種類内であれば、“大は小を兼ねる”で動くこともあるが、別の種類のメモリは挿さらないようになっている(メモリスロットはDDR、DDR2それぞれ互換性がない)ので注意しよう。

 また、メモリにはマザーボードなどとの相性問題があるとも言われる。差したのに認識しなかったり、OSの起動に時間がかかる場合などが、それに該当する。ショップによっては数百円を上乗せすると、相性問題が発生したときに無償で取り替えてくれるサービスを行っている。心配な人は、そのようなサービスに入っておくといい。とはいえ、安く買うのだから、そのぐらいは覚悟しておこう。あとは、差すときに自分の運を信じるのみ。

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今回購入したのは、512MバイトのPC2100 DDRメモリ。マザーボードがPC2100対応と書いてあったので購入。なお、何の問題もなく使用できているので、相性に関してはバッチリだった

問題はCPUとマザーボード

 最後にチェックしたのが、CPUとマザーボードだ。CPUは、値段を考えるとAMDが良いと思われるのだが、普段から扱い慣れているということを考慮して、今回はインテル製CPUをチョイスした。CPUは、発売時期によって差し込む場所であるソケット部分の形状が違うだけでなく、要求される電圧なども変わってくる。そのため、細かい部分まできっちりチェックしておくことが重要だ。現在最新となるCPUはLGA775と呼ばれているので、それを買う場合は、マザーボードもLGA775にマッチしたモデルを選択しなければならない。しかし、当たり前だが新しいだけに値段も高くつく。

 ということで、一世代前となるSocket478のCPUを探すことにした。とはいえ、値段を考えると選択肢としてはCeleronしかないわけで、価格を調べて調べてみると……最低でも6500円ぐらいすることが判明。この値段では、予算を大幅にオーバーするので無理。またも、中古ショップに足を運ぶことになった。すると、Celeron/1.7GHzが4980円という、まさに予算ぴったりで売っているのを発見する。ところがこのCeleron、実はコードネームでWillametteと呼ばれるモデルだった。

 CPU製造プロセスにおいて、0.18ナノメートルの配線技術が使われているモデルで、消費電圧が若干高めに設定されているという特徴があるWillametteのCeleronは、マザーボードもちょっと古めのWillametteに対応したものを、あちこち巡って探さなければならなくなる(一部のマザーボードは、物理的に装着できてもWillamette非対応と書かれていたりするため)。万全を期すならば、コードネームでNorthwoodと呼ばれるモデルのPentium4、またはCeleronをゲットしたいところだが、やはりというべきか当然と言うべきか、値段がガクンとアップしていた。

 何とかやりくりして、予算が余れば考える……としておき、Wilametteに対応したマザーボードを中古で探してみる。しかし、今度はグラフィックスカードを要しないと使用できないモデルしか見あたらない。そうすると、そのぶん余分にかかるわけで、そこへ割くだけの予算はない。しょうがないので、数多くの種類のマザーボードをおいてあると思われるお店へ出向き探してみると、5000円チョットでWilametteに対応した新品を発見する(売れ残り?)。チップセットがIntelではないのが気になるところだが、ココまできたら贅沢は言えない。しかも、偶然にもMicroATX規格ということで、ある意味ラッキーとしかいいようがないだろう。これで、4980円のCeleronも気兼ねなく購入できるというもの。歩いた努力が報われた感じだ。ということで、お店へと買いに行ったところ、ちょうど1割引セールを実施中ということで、4482円でCPUをゲット! これだから、自作PC用のパーツ探しはやめられない!

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さんざん探し回り、ようやく発見したBIOSTARのマザーボードU8668D。安く買うコツは、やはり地道に歩き回ることだろう。今回のように予算がない場合は、音源とグラフィック機能内蔵のマザーを探すことが必須となってくる。ただ、最近は載っていればいいというレベルであれば、音源はほぼ積まれていると考えてもいいだろう

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ということで、ゲットしたのがWilametteの中古Celeron/1.7GHz。この時点で、頭の中ではどこまでオーバークロック出来るだろう……などということを考えていたり(笑)。写真には、後ほど購入したグリスも一緒に写っている

 ということで、パーツを買いに再びお店を回ることにした。その間に、さらなる安いパーツを物色したのは言うまでもない。

買う順番は、車を使わないなら軽いパーツから

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[篠崎薫,ITmedia]

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