レビュー
» 2005年12月13日 09時30分 公開

「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」レビュー:380(種類以上)×1000(回遊べるRPG)の面白さ。もぐって集めて遊び尽くせ (5/5)

[仗桐安,ITmedia]
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通信プレイで助け合おう。パスワードの間違いにご注意!

 通信による他人のチームの救助が、本作の最大の魅力と言ってもいいだろう。救助方法は多岐に渡る。いずれも自分がダンジョン内で倒れた場合に救助するという行為か、誰かが倒れた場合にそれを救助するという行為の2つが可能。救助する側は自分がまだ行っていないダンジョンには行けないので注意が必要だ。

 まずはNDS同士、GBA同士での通信。これは普通にワイヤレスもしくは通信ケーブルで実現する。しかしこれだと青と赤が交わらない。青と赤、どちらのカートリッジも手元にある場合は、NDSに両方差すことでダブルスロットによる救助が可能だ。そしていま最も活躍しているであろう救助方法がパスワードによるものだ。

 トップメニューの「ともだちきゅうじょ」で「たすけてメール」を送れるわけだが、ここでパスワードを発行することができる。これを他人に伝えてパスワードを入力してもらい、自分がいるダンジョンに入ってもらう。救助してもらえたら、「ふっかつメール」を受け取り見事復活。その後「おれいのメール」を救助してくれた他人に送るというのが大まかな流れだ。おれいにはどうぐをつけることができる。ぜひどうぐをつけて相手に感謝の意を伝えよう

 このパスワードによる通信は一見アナログで面倒くさいものだが、インターネットが普及している昨今ではかなり効力を発揮する。たとえば本作の攻略サイトや攻略掲示板を見ると「救助用掲示板」があったりするのだが、ここでは助けてほしい人がパスワードを入れ、すぐに別の人が「らじゃ!」とレス。救助に成功したら、やはりふっかつパスワードを書き込み、救助されたほうは後ほどおれいのパスワードを送るという段取りがまかり通っている。これはつまり、日本全国のいろんな人と本作を介した通信プレイが可能であるということだ。「おいでよ どうぶつの森」のWiFi通信が話題だが、そこまでの即時性はないものの、しっかりと遠くの人と遊べてしまうのである。かくいう筆者も2度ほど攻略掲示板の方に助けてもらったことがある。この不思議な感覚はぜひ味わってもらいたいものだ。

 通信プレイはお互いの救助のみではない。不思議なメールを使うことで別の人と同じ依頼を受けることもできる。依頼の説明画面にはパスワードがついているので、これを他人に伝えることで可能。難しい依頼に対してどちらがクリアできるか勝負したり、おいしい依頼を友人にも教えたり、色んな遊び方が考えられる。通信に関しては相当懐の深いタイトルだと言っていいだろう。ちなみに道具交換はDS同士GBA同士の通信のみに対応しているのでご注意を。

画像 パスワードを入力して、依頼をもらってしまおう

ボリュームは折り紙付き。青も赤もやり尽くせるか?

 「よくできてるなー」

 という結論に至った筆者であったが、もうひとつの結論があった。

 「要素多すぎ!」

 というものだ。これももちろんいい意味での言葉だし、最大の賛辞でもある。元々「ポケットモンスター」にせよ「不思議のダンジョン」にせよ、そのボリュームのすごさ、やり込み要素の半端じゃない多さは認識していた。その2つが融合し1+1が10になった本作のボリュームたるや何と膨大なことか。ゲットした各ポケモンをどこまでレベルをあげてわざマシンでどのわざを覚えさせるか、手強いダンジョンで何階までもぐることができるか、レアポケモン、レアなどうぐを見つけることができるか、そういったやり込みのことを考えると気が遠くなりそうなほどだ。

 しかしポケモンファンにせよダンジョンファンにせよ、これだけやり込めるタイトルが出たということは喜ぶべきことだろう。筆者もまだストーリーをクリアしたばかりでやり込めてはいないが、両タイトルのファンとして今後延々とプレイするだけのモチベーションは維持できている。永くつきあえるタイトルになりそうだ。

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 願わくばこのあとプレイを進めていくことでもぐるたびにレベル1になるダンジョンが登場してくれればよいのだが。もっと緊張感のあるヒリヒリしたダンジョンに潜りたい! と思って今日もNDSのスイッチを入れてしまう筆者である。そしてダンジョン途中で志半ばに倒れた際には、全国のみなさん、どうかうちのジョウくん(ゼニガメ)を助けてやってください。どうかお願いします。

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Illus. Ken Sugimori
ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
「不思議のダンジョン」はチュンソフトの登録商標です。


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