レビュー
» 2006年01月27日 09時00分 公開

流れる景色の美しさに目を奪われて……激突してばかり「プロジェクト ゴッサム レーシング3」レビュー(1/5 ページ)

実在する都市を舞台に、あこがれのスーパーカーで駆ける喜びを追求した「プロジェクト ゴッサム レーシング」の最新作がXbox 360で登場。精緻に描かれた街並みの美しさについ見とれるあまり、運転がおぼつかない……。

[小泉公仁,ITmedia]

Xbox 360の特性を活かしたレースゲーム

 Xbox 360が発売されてまだひと月半しか経っていないが、レースゲームはこの「プロジェクト ゴッサム レーシング3」(以下、PGR 3)で早くも3本目。次世代機の性能を示すのに、レースゲームはもっともアピールしやすいジャンルなのかもしれない。現にこのPGR 3は、Xbox 360の高度なグラフィック性能やサウンド機能、またXbox Liveのオンライン機能を巧みに活かした内容で、見どころの多い作品に仕上がっている。

 旧Xboxで発売された過去2作品を含め、このシリーズの特徴は、世界に名だたる都市をゲームの中に再現し、実在するスーパーカーでレースが楽しめるということ。今回のPGR 3では、ニューヨーク、ロンドン、東京(新宿)などの大都市が驚くほど忠実に描かれているほか、車種ではレースゲームで初登場となるランボルギーニ・カウンタックなどを含め、80台が収録されている。また、ドライビングテクニックを「Kudos」(クードス)と呼ばれるポイントで評価するしくみも盛り込まれていて、タイムやゴール順位を競うだけでなく、スタイリッシュな走りで“魅せる”という要素もある。

画像 海外から約2カ月遅れで発売されたマイクロソフトの「PGR 3」。次世代機らしい映像美が最大の見どころだが、メニュー画面はゴシックフォントで「GOTHAMキャリア」「その他」などと書かれているだけで、なんだか味気ない?

忠実に再現された街並みと、景色が流れる様にリアリティを覚える

 今回のPGR 3でまず感じたのは、街並みの再現性が極めて高いこと。前作「2」でも横浜・みなとみらいがコースの1つになっていて、ランドマークタワーや大観覧車などが忠実に再現されていることに驚いたが、今回収録された新宿コースのリアルさはそれを凌駕している。建造物の形状や位置関係はもとより、ビル広告や看板などに至るまで、新宿の街並みを限りなく精密に作り上げていて、あたかもそこにいるような感覚さえある。風景の美しさを目で追うあまり、コースの把握が遅れて激突することもしばしば。やっぱりわき見運転は危ないと、ゲームを通じて考えさせられる次第……。

画像 損保ジャパン本社ビル(旧安田火災海上)や、その隣に見える新宿野村ビルなど、新宿を象徴する超高層ビルが眼前に見える
画像 3連構造が特徴的な新宿パークタワーが正面に見えて、その距離感さえもリアルに感じる。企業名の入った看板なども、ざっと見渡した限りではほぼ完璧に再現されている様子。ただ、制作時期の関係からか、「東京三菱銀行」の看板が「三菱東京UFJ銀行」になっていなかったが……

 この緻密に描かれた街を車で走るとき、景色の流れにも実在感を覚える。建物などが視界の左右を過ぎる際にブラーがかかり、その残像感が高速道路を走行しているときのような感覚を与えているからだ。とりわけ、フロントガラスを通しての「ダッシュビュー」(いわゆるドライバーズ視点)でプレイすると、実際に車を運転しているときの視覚にかなり近くなる。

 いつもなら、レースゲームは自車を後方から見下ろす視点でプレイすることが多いのに、PGR 3に限っていえばダッシュビューの方がプレイしやすいと感じた。これは、視覚的なリアリティのみならず、アナログ感覚のアクセル・ブレーキ操作ができることによるところも大きい(PGR 3の標準設定では、Rトリガーがアクセル、Lトリガーがブレーキに割り当てられている)。Xbox 360用コントローラーのトリガーは、旧Xboxのそれよりもスプリングが強めで、アクセル・ブレーキの微妙な調節がしやすい。このコントローラーを使ってダッシュビューでプレイすると、カーブに差し掛かったときのブレーキングポイントや減速加減が直感的に把握しやすかった。

画像 ロンドンを後方からの視点(ファービュー)で走行しているときのもの。画面ショットで見ると、周囲を風景にブラーが強くかかりすぎているようにも見えるが、実際に動いている映像ではこれがリアルな“風景の流れ”として感じられる。ただし、液晶テレビでプレイする場合は、残像感がより強く出やすいと思われるので、多少の違和感を伴うかもしれない
画像 今回初めて採用されたダッシュビューから見た風景。画面ショットからは分かりづらいが、フロントガラス表面の汚れまで描き込まれている
       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2206/26/news054.jpg YOSHIKI、母親の四十九日で生まれ故郷へ 喪服姿で悲しみを吐露「I miss my mother」
  2. /nl/articles/2206/26/news010.jpg 大好きなおじいちゃんと留守番をするシェパード、良い子にしてたけど…… 飼い主帰宅ではしゃぐ姿に「やっぱりさみしかったんだね」
  3. /nl/articles/2206/26/news037.jpg 捨てられていた茶トラの子猫を保護、5年がたち…… 美しく幸せいっぱいに成長したビフォーアフターに祝福の声
  4. /nl/articles/2206/25/news079.jpg 「違法薬物が隠れている段ボールはどれ?」 税関が出題したクイズが難問 「常人には分かんねえよ」「難しすぎ」
  5. /nl/articles/2206/26/news058.jpg 「急に目が痛くなりすぎて開かなくなって」 川崎希、“やばい”と感じ旅行先の沖縄で病院へ
  6. /nl/articles/2206/25/news006.jpg 「柴犬の生首かと!」「笑いすぎておなか痛い」「神々しい……」 西日が生んだ奇跡のワンコに爆笑の声
  7. /nl/articles/2206/25/news005.jpg 散歩中の愛犬が用水路で立ち止まり…… 震えるチワワを発見→救助の展開に「賢いワンちゃん」「おうちに帰れてよかった」の声
  8. /nl/articles/2206/25/news064.jpg この画像の中に「ネズミ」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう
  9. /nl/articles/2206/24/news185.jpg 「Steamサマーセール2022」が到来 おすすめの激安PCゲーム紹介でTwitterが大にぎわい
  10. /nl/articles/2206/22/news102.jpg 留守番中の愛猫を見たら……おっさんみたいにくつろいでた 振り返る姿に「貫禄がw」「可愛すぎてしんどい」の声

先週の総合アクセスTOP10

  1. ダルビッシュ有&聖子、14歳息子のピッチングがすでに大物 「球速も相当出てる」「アスリート遺伝子スゴい」
  2. 大家に「何でもしていい」と言われた結果 → 台所が隠れ家バー風に! DIYでリフォームした部屋の変化に驚きの声
  3. 中谷美紀、外国人夫の連れ子や元妻と楽しい団らん 国籍や目の色など何もかも違えど「これでも家族」
  4. デヴィ夫人、15歳の愛孫・キランさんが社交界デビュー 「山高帽にモーニング」華麗なる正装姿が超ハンサム
  5. 法隆寺がクラファンを開始 わずか1日で目標金額2000万円を達成「予想もしていなかった早さ」
  6. 元保護子猫に、ずっと欲しがっていたぬいぐるみをあげたら…… 予想外の反応に「人間の子供みたい!」の声
  7. 7歳息子が初おつかいに行ったときのレシート、よく見ると…… ママへの愛がつまったエピソードに「泣ける」の声
  8. 才賀紀左衛門、“親密な女性”の初顔出しショット公開 パッチリした目にスッキリした鼻筋で「想像通り美しい」「綺麗な方!」
  9. 愛犬に「子猫が大変です!!」と呼び出された飼い主、ついて行くと…… まさかの“無免許運転”発覚に「かわいすぎるw」
  10. 見事な「赤富士」を捉えた山中湖のライブカメラ映像に驚きと感動の声 葛飾北斎「凱風快晴」のような絶景……!

先月の総合アクセスTOP10

  1. この写真の中に1人の自衛隊員が隠れています 自衛隊が出したクイズが難問すぎる……「答え見ても分からない」と人気
  2. フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
  3. 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  4. この写真の中に2人の狙撃手が隠れています 陸自が出したクイズが難しすぎて人気 まじで分からん!
  5. 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
  6. 誰にもバレずに20年 別荘を解体中にバスルームから“とんでもないモノ”が見つかる 「わけがわからない」と困惑
  7. 名倉潤、妻・渡辺満里奈との結婚17周年に“NY新婚旅行”ショット 「妻には感謝しかありません」と愛のメッセージも
  8. 植毛手術のいしだ壱成、イメチェンした“さっぱり短髪”が好評 「凄く似合ってます」「短い方が絶対いい」
  9. 「ビビるくらい目が覚める」「生活クオリティ上がった」 品薄続く「ヤクルト1000」なぜ、いつから人気に? 「悪夢を見る」ウワサについても聞いてみた
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」