FFXI新情報――2つの勢力“皇国対蛮族”の戦いと新モンスターが明らかに(2/3 ページ)
死者の軍団(Undead Swarm)
死者の軍団の編制は、非常に単純である。操る者と操られる者しか存在しないからだ。ラミアら操る側の獣人にとり、操られる不死の者(アンデッド)たちは、自らの手で生み出した子であり配下であるはずだが、目的を果たすため、あるいは自らが生き残るためなら、いささかも躊躇せず使い捨てにすることが知られている。単純な行動しか取れないため、ラミアのアンデッドの多くは、単体ではさして脅威とはならないだろう。しかし、まったく損失を恐れない強引な人海戦術が、時に緻密に練られた作戦や計略に勝るのも事実なのだ。
ラミア(Lamia)
死者の軍団を率いる合成獣人(キメラ)。決して個体数は多くないが、狡知に長けており、陽動作戦などで皇国軍を翻弄することも多い。戦場では常に後方に位置し、強力な魔法や強弓で敵を狙い撃ちにする。
メロー(Merrow)
ラミアの近縁種と目される両棲の合成獣人(キメラ)。暗碧海を住処としているが、時にラミアの要請に応え、水死者からなるアンデッドを引き連れて参戦する。熟練の操舵手をも惑わせる美声を武器としている。
クトゥルブ(Qutrub)
わずかに意思を残しているものの、ラミアに絶対忠誠を誓うアンデッド。人間的欲望を残している分、期待以上の力を発揮することもままあるため、皇都攻略に用いられることが多い。必殺の短剣を持っている。
ドラウガー(Draugar)
総身に操屍の呪紋を施された、骸骨のアンデッド。心もなく痛みもないため、動けなくなるまで戦うことができるが、行動はきわめて単純。容易に補充できるので、時間稼ぎのおとりとして投入されることも多いようだ。
皇都を守る頼もしい友軍(Besieged Allies)
ビシージには「傭兵」である冒険者のほかにも、味方の将兵が友軍や援軍として参戦する。その一部を紹介しよう。
義勇兵(Volunteer Soldiers)
皇都の住民から募った兵士。自分たちの暮らす町を自分たちの手で護ろうとする意志は本物で、士気は高い。しかし、正規の訓練を受けておらず、防具も完全ではないため、乱戦になると崩れやすい。
皇国兵(Imperial Soldiers)
アトルガン皇国の禄を食む正規軍の兵士。軍から高性能の武器と防具を支給されており、訓練も行き届いている。中には、停滞している東方戦線から送られてきた歴戦の勇士も混じっているようだ。
不滅隊隊士(The Immortals)
宰相直属の特殊部隊のエリート隊員。本来の任務は、聖皇の警護と治安維持だが、ある一定の条件下で参戦する。厳しい訓練を積んだ青魔道士からなり、防衛軍の指揮・督戦や後方支援に活躍する。
ゴブリン傭兵(Goblin Mercenaries)とキキルン傭兵(Qiqirn Mercenaries)
「ゴブリン傭兵」は、皇国に余裕がある時に、金で雇われるゴブリンの傭兵。各地の戦場を渡り歩いてきた戦争のプロであり、その戦闘力は見かけよりもはるかに高い。ただし、戦況によっては裏切ることも……。
「キキルン傭兵」も、傭兵が不足している時に臨時で雇用される獣人兵。商人や職人からなる即席の兵士であるため決して強くはないが、特技である弓やトラップを駆使して敵を翻弄し、戦機を作り出すこともあるだろう。
五蛇将(Serpent Generals)
皇都防衛を聖皇より託された五人の将軍。各々皇国のシンボルである火・水・土・風・天の蛇のふたつ名を名乗ることを許されている。「封魔堂」を開く鏡を分け持っており、戦局のカギを握る存在だ。
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