TVアニメで“ときめき”はじめます――「ときめきメモリアル Only Love」
コナミデジタルエンタテイメント初のMMO型学園コミュニティーゲーム「ときめきメモリアルONLINE」を原作としたテレビアニメが10月から放送される。第2話のアフレコ現場にお邪魔してみた。
1994年にPCエンジン用ソフトとして誕生した「ときめきメモリアル」は恋愛シミュレーションというジャンルを確立させ、今なお色褪せることなくシリーズ化され、OVA、実写版の映画と展開している。しかし、地上波TVシリーズのアニメ化はされていなかった。
今回、ついにファン待望のTVシリーズアニメとなる「ときめきメモリアル Only Love」は、コナミ初のMMO型学園コミュニティーゲームとして“つながる友情、つながる愛情、つながる学園生活”をコンセプトにした「ときめきメモリアルONLINE」の世界観を元にした学園ラブコメ作品として、全26話で放送される。
そのアフレコ現場にお邪魔してみた。現在は第2話の収録中ということで、まだまだキャラクターをつかみきれていないという声優の方々にお話をうかがった。お話を伺えたのは主人公・青葉陸を演じる宮野真守さんと3人のヒロイン、天宮小百合役の牧島有希さん、春日つかさ役の吉川友佳子さん、弥生水奈役の藤田咲さん、そしてともに学園生活を送る犬飼洸也役の高橋広樹さん、桜井晴役の中尾良平さん、椎名あやめ役の後藤沙緒里さん、教師である若竹遙役の椎名へきるさん、そして本作のマスコット的存在でもあるひよこっこ役の門脇舞さんの9人。
それぞれ役柄などを説明していただいたが、一様にキャラクターをたぐり寄せているところと、これからさらにエピソードを重ねる度に役を深めていきたいと語る。特に「ときめきメモリアルONLINE」のイベントで声を担当していた桜井さんはまったくその時との印象が変わっていて戸惑ったとのこと。つまりはTVアニメはまったくの別物となっているということらしい。
見どころについて訪ねると、宮野さんを含め、数人が“ひよこっこ”がかわいいと、かなりお気に入りの様子で、当のひよこっこ役の門脇さんもひよこの格闘(?)シーンが必見とオススメしてくれた。
学園生活を描いているためたくさんのキャラクターがおり、見ていて楽しいと答えてくれたのは牧島さんと吉川さん。特に牧島さんは自らが演じる天宮の数々の伝説を楽しみにしてほしいと語る。また、主人公のいじられっぷりを推す後藤さんは、天宮の親友役として引っかき回すところも見て欲しいとコメントしてくれた。今回、先生役として参加する椎名さんは感慨ひとしおらしく、それでも楽しんで遊べるところは進んで遊んでいきたいと現場の楽しさもアピールしてくれた。
本作は10月2日放送開始に向け、連日急ピッチに作業を行っているとのこと。声優さんたちも、自分の役をさらに楽しむためにさまざまなアプローチを試みると自信に溢れていた。なお、“ひよこっこ”もさることながら、アイキャッチが毎回違うとのこと。ここでも声優たちが毎回“らしい”アフレコを入れているので、注目してほしいとのこと。
初のTVアニメシリーズとなった「ときめきメモリアル」に“ときめく”まで、あとちょっと。
ストーリー
ある春の日の午後、転校初日だというのに何故か男子生徒たちに追われている主人公“青葉陸”。学園のヒロイン“天宮小百合”のメアドが賞品という、追いかけっこイベントの標的にされてしまったのだ……!
青葉陸は転校生というだけでこれといった特徴のない男子生徒。だが、なぜか日々トラブルに巻き込まれてしまう。そんな主人公を中心に、友人、そしてヒロインたちとの賑やかな高校生活が描かれていく。
才色兼備の完璧美少女「天宮小百合」、恋に恋する元気娘「春日つかさ」、妹タイプの水泳少女「弥生水奈」。美少女ぞろいのヒロインたち。
眼下に大海原が広がる小高い丘に建てられたマンモス校、私立つむぎの高校を舞台に繰り広げられる、ハートフル・ドタバタ・ラブコメディ「ときめきメモリアル Only Love」。新しいトキメキが今、始まる。
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