刃には刃を、屁には屁を「桃太郎伝説」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/3 ページ)
連載第44回は「桃太郎伝説」(ハドソン)。「桃太郎」シリーズの元祖で、「桃太郎電鉄」にも共通する明るい世界観を築いたゲームです。また、このゲームの親切なシステムは、後のRPGにも影響を与えました。
高松と佐世保の石像を見てきた
実は、去年「水晶の龍」の記事で松山へ行った帰りに、高松市にある鬼無(きなし)駅に立ち寄っていた。
鬼無駅には、桃太郎シリーズでおなじみのキャラクターたちをかたどった石像がある。小さな駅のホームに、ひときわ目立つ桃太郎様ご一行。
桃太郎といえば岡山というイメージがあるが、実はほかにも桃太郎の伝承が残っている土地がいくつかある。瀬戸内海を挟んで岡山の対岸に位置する鬼無もその1つで、この駅から徒歩圏内の丘に、「桃太郎神社」が存在するのだ。
鬼無駅にある解説板によると、孝霊天皇の第8皇子・稚武彦命(わかたけひこのみこと)が、女木島の洞窟を根城にしていた海賊を退治した話が、桃太郎の原型になったとされているそうだ。
あと、「ツインビー」などの記事でハウステンボスへ行った帰りに、佐世保駅にある像も見てきた。
2004年、ハウステンボスと佐世保市内の各所を回る、「桃太郎電鉄モバイルラリー」が行なわれた際に設置されたもの。貧乏神の頭に猿が乗っていて、「貧乏が去る像」となっている。
この連載では、「桃太郎活劇」を取り上げたときに、東京の谷中にある「貧乏が去る像」にも行ってきたので、これでわたしは全国3カ所にある桃太郎シリーズ関連の像をすべて制覇したということになる。
……あ、確か銚子電鉄に、「桃太郎電鉄」の電車が走ってるんだっけ。
ネットで調べてみたら、今後は駅に「貧乏が去る像」などの石像も建つ予定だとか。じゃ、いずれこの連載で「桃太郎電鉄」の方を取り上げるときに行ってみよう。
1987年のRPG事情
「桃太郎伝説」(ハドソン)は、1987年にファミコンで発売されたRPG。和風の世界を舞台としたRPGは、当時珍しかった。
後にX68000や、PCエンジンにも移植されている(PCエンジン版は「桃太郎伝説ターボ」)。テレビアニメ化もされ、今では桃太郎クンは、ボンバーマンや高橋名人とともに、ハドソンの歴史を語るうえで欠かせないキャラクターとなった。
ゲームデザイン・さくまあきら氏。キャラクターデザインは土居孝幸氏。週刊少年ジャンプの読者投稿コーナー「ジャンプ放送局」でおなじみのコンビだ。音楽はサザンオールスターズの関口和之氏が作っている。
1986年に「ドラゴンクエスト」(エニックス)が発売され、人気を得たことで、ファミコンでもRPGというジャンルが知られるようになった。1987年1月の「ドラゴンクエストII」は、前作を上回るヒットを記録。これ以降、各社から続々とRPGが発売される。
1987年には「桃太郎伝説」のほか、「ファイナルファンタジー」、「ヘラクレスの栄光」と、後にシリーズ化されるRPGの第1作が登場し、「ウルティマ」や「ウィザードリィ」もファミコンに移植されている。タイトーの「ミネルバトンサーガ」もこの年だ。
だが意外にも、この時点ではまだ、「ドラゴンクエスト」のようなタイプのRPGよりも、アクションRPGの方が多かった。
1月に登場した「リンクの冒険」(任天堂)が大ヒット。また同じく1月、アーケードから「ドラゴンバスター」(ナムコ)がファミコンに移植された。
さらに「ドラゴンスレイヤーIV」、「ロマンシア」、「ファザナドゥ」と、PCで人気の「ドラゴンスレイヤー」シリーズ作品が、3作もファミコンで発売されている(「ファザナドゥ」は原作の「ザナドゥ」とは違うゲームになっているが)。
だからこの時代、非アクションのRPGは、どうしても「ドラゴンクエスト」と比較される運命にあり、「ドラクエに似ている」と言われることも多かった。
しかし今考えると「桃太郎伝説」は(ヘラクレスもFFもそうだが)、後にいっぱい出たドラクエライクなRPGに比べれば、はるかに個性的といえる。
例えば、戦闘時の仲間の行動。コマンド入力するタイプのRPGでは普通、仲間の人数分だけコマンドを入力する。これは「ウィザードリィ」から来ているシステムで、「ドラゴンクエストII」でも使われている。
これに対して「桃太郎伝説」では、仲間(犬、猿、キジ)のコマンドはない。仲間はランダムで加勢するのだ。
桃太郎の攻撃の前にときどき、敵の鬼に犬がかみついたり、猿が引っかいたり、キジが突っついたりすることがある。攻撃回数が1回(ときどき2回)増えるわけで、ありがたい。確実性・戦術性という点ではドラクエタイプに劣るが、そのかわり、意外性が楽しめる。
また、仲間がつくと桃太郎の攻撃力・防御力・素早さが上がるという利点もある。それまで太刀打ちできなかった強い鬼を相手に、真っ向から勝負できるようになるのだ。
そのほかにも、桃太郎の段(レベル)が上がったときの処理や、移動魔法の使い勝手などにも、「ドラゴンクエスト」とは違った個性がみられるのだが、これらについてはのちほど述べる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
絶対にプラスチックのカップで「焼きプリン」を作るという執念 森永「焼きプリン」の製法特許がすごいと話題
13年外につながれボロボロのおばあちゃんワンコを保護 人間を信じ始める姿に涙「今まで苦労した分以上の幸せな余生を送れますように」
犬同伴OKのビュッフェに柴犬と行ったら…… 全く別の楽しみ方をしてしまう姿に「かわいいいいい」「気持ちよさそう」
入院で2週間不在だったママを待ち続けた猫、再会の瞬間…… 涙を誘う喜びあふれる“お返事”に「深い絆に涙が」「嬉しさがひしひしと」
同居猫のおしりを嗅いで「テメェ屁こいたなぁ!!!!!??(怒)」と理不尽ギレする猫の姿に抱腹絶倒「夜中に爆笑させないで」「名作」
遠藤憲一、保護犬を家族に迎える 「保護時には栄養失調と足に怪我を」悲しい過去も、ウキウキお散歩ショットにほっこり
愛猫が息を引き取る直前「ありがとう、楽しかったよ」と声を掛けたら…… 家族みんなが久々に集った夜の奇跡に涙
短編ホラーゲーム「8番出口」で“開発者も知らない異変”が発生し笑いと恐怖 「マジでホラー」「本物の『怪異』だ」
捨てられて真っ黒だった元野良猫が、家猫になった今では…… 真っ白で幸せいっぱいの暮らしに「ほんときれいな美猫さんに」「胸が熱くなる」
ミス東大の水着グラビアデビューに「東大まで行って」と失望の声 本人&現役グラドルも加わるネット論争に
- オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
- 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
- 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
- マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
- 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
- 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
- “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
- 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
- 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
- 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
- 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
- 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
- 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
- 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
- “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
- 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
- おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
- 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」