レビュー
» 2007年08月08日 14時35分 公開

爽快感と清涼感が絶妙にブレンドされた定番ゴルフゲーム最新作「みんなのGOLF 5」レビュー(1/2 ページ)

まばゆい太陽、降りしきる雨、あかね色に暮れていく空。木々の揺らめきが風の存在を教えてくれ、遠く霞む水平線やはるかに臨む山々が心を和ませてくれる。確かに感じる大自然の息吹。その中を美しい弧を描いて飛んでいくボール。ここにはプレイステーション 3なればこそ可能になったエモーショナルな世界がある。

[水野隆志,ITmedia]

シンプルに整理されたゲームモード

画像

 「プレイステーション」プラットフォームを代表する人気シリーズであり、ゴルフゲームの定番中の定番である「みんなのGOLF」シリーズ。プレイステーション 3初進出作となったのが、ここでご紹介する「みんなのGOLF 5」だ。ハードを移行したことで何が変わり、何が継承されたのか。早速、ゲームモードから見ていこう。

画像 過去の成績が記録される「データ」もある。スーパーショットを決めれば、そのホールのプレイが自動録画され、何度でも見直すことができる。

 ゲームモードは実にシンプル。1人プレイの“ひとりでGOLF”、1〜4人での対戦を行う“みんなでGOLF”、ネットワークに繋いで全国のプレイヤーと対戦やコミュニケーションを行う“オンライン”の3種類が搭載されている。いずれも対戦相手が違うだけで、ゴルフをすることは共通。まずは1人プレイで慣れ、それから対人戦にチャレンジしていくのがいいだろう。オンライン対応のゲームとしては、非常にオーソドックスで理解しやすい作りだ。

まずは「チャレンジモード」をやりこもう

 ゲームモードの中で、もっとも基本になっているのが1人プレイで行う「チャレンジモード」だ。選択できるクラブやボールのバリエーション、使用可能なキャラクターやキャディを増やすには、このモードをプレイすることが不可欠となる。

画像 初期段階で選択できる大会は高原コースで行われる。プレイしやすいデザインなので、初心者でも十分勝てる

 チャレンジモードは参加する大会を選択することから始まる。特殊なルールが設定される場合もあるが、原則として普通にゴルフを行えばいい。負けても別にこれといったペナルティはないので、練習不足かな、と思っても気にせず挑戦することをお奨めする。最初はうまくいかなくても、何ホールか回っていれば、すぐに慣れてくるし、後述するキャラクターへの“愛着度”は勝敗に関係なくたまっていく。どんどん大会に臨もう。

 参加できる大会はプレイヤーのランクによって分けられている。最初のランクはジュニア。ランクを上げるには、大会に優勝して“VSチャレンジ権”を蓄えていく必要がある。一定数貯めれば、ランクごとに設定されたキャラクターとマッチプレイをすることが可能になり、これに勝つことで昇格できるのだ。また、この時破ったキャラクターは、以降、プレイヤーキャラクターとして使用可能になる。

画像 大会に勝利すると、VSチャレンジ権以外にアイテムも獲得できる。これにより、クラブ、キャディ、練習できるカントリークラブなどが増えていく
画像 ランクアップがかかったマッチプレイは1ホール毎に勝敗を決め、トータル勝利数が多いほうが勝者となる方式。あまり大差がつくと、全ホールを回る前にコールドゲームとなる

画像 各キャラクターは最初から2つのカラーバリエーションを持っている。残るカラーバリエーションは愛着度を上げることで入手可能。

 大会を選択したら、次にキャラクターを選ぶ。初期段階で使用できるキャラクターはジャスミンとコナンの2人。特にこだわりがなければ初プレイ時はジャスミンが使いやすいだろう。ランクをアップし、使用キャラクターが増えている場合は、そちらを使ってもいい。なお、同じキャラクターを使い続けると、愛着度が溜まっていき、それによって能力がアップしていく。頻繁に使用キャラクターを変えるよりは、1人を集中的に使っていくほうが強化という点では有利だ。

 キャラクターはそれぞれに異なる能力を持っている。順に説明すると次のようになる。

  • パワー:最大飛距離。ボールを飛ばす能力。高いとハイスコアが狙いやすい
  • コントロール:ショットの安定度。これが高いと狙った方向がぶれない
  • インパクト:ボールを正確にとらえる能力で、ゾーンの広さで表される。広いとミスショットが減る
  • スピン:トップ&バックスピンのかかりやすさ。ショット時の弾道を低くし、ボールを転がりやすくするのがトップスピンで、逆に弾道を高くし、ボールの転がりを抑えるのがバックスピン。コースの特性に応じた的確なショットを打ちやすくなる
  • サイドスピン:フェード&ドロースピンのかかりやすさ。フェードは反時計回りのカーブ(左に飛び出してから右方向へ飛んでいく)を描く弾道で、ドローは逆に時計回りのカーブを描く弾道のこと。フェアウェイが大きく曲がっているコースや木などの障害物がある場合に有効
  • 得意/苦手な状況:キャラクターによる得手不得手。雨天が苦手、バンカーショットが得意などの個性がある
  • 球筋:弾道の傾向。まっすぐ飛ぶストレート、前述したフェードとドロー、左へ曲がっていくフック、右へ曲がっていくスライスの5種類
画像 コナンの基本能力。スピンの低さとサイドスピンの高さが目立つ。縦方向への変化は苦手だが、横方向には強い選手であることが分かる
画像 最初に追加されるキャラクター、ソフィの基本能力。典型的な直球打ちの飛ばし屋タイプで、パワーもわずかながらコナンを上回る。

プレイ感覚が大きく異なるショット選択

 キャラクターを選んだら、最後にショットの方法を決める。「従来ショット」、「本格ショット」の2種類があるのだが、本格ショットこそが「みんなのGOLF 5」における、最大の変更要素。どちらにするかでプレイ感覚はまったく異なってくる。これについて詳しく説明していこう。

 従来ショットは文字通り、これまでのシリーズで使用されていたショットの方法だ。

画像

 右の写真、下部分にご注目いただきたい。黄色のバーがパワーゲージで、スイングを始めるとバーが延びていく。適当なところで○ボタンを押すとパワーが決定するのだが、目盛りが打ってあるので、力加減を調節することが簡単だ。また、右下にある赤とピンクのバーがインパクトゾーン。ちょうど真ん中でボタンを押せばジャストインパクトになる。パワー100%、インパクトど真ん中で決めれば“NICESHOT!”の声がかかる。

 一方、新しく追加された本格ショットはまったくやり方が違う。分かりやすく見るために横からのアングルでご紹介しよう。

画像 パワーは、スイングを見ながら○ボタンを押すことで決まる。50%と100%の時にクラブが赤く光るので、それを参考に調整するのが基本
画像 パワーを決めると、ボールの周囲に白い円が現れる。これがインパクトサークルで、ダウンスイングに合わせてしだいに小さくなっていく
画像 インパクトサークルが最小になった瞬間がジャストインパクト。意図的に早くめ、あるいは遅めにインパクトすることでボールの弾道に変化をつけることができる

 従来ショット、本格ショットの2つはどちらがいいか、難しいとかいうことはない。パワーは従来ショットのほうが調節しやすいし、飛距離やインパクトゾーンの広さという点では本格ショットのほうが有利だ。とはいえ、操作感覚がかなり異なるので最終的には好みの問題といっていいだろう。

 ただ、本格ショットは、バーを見て押すのではなく、選手のアクションを見てタイミングを計らなければならないので、一瞬のタイミングを逃せない緊張感がある。理屈よりもリズムが大切なため、一度ズレが発生すると立て直しに手こずることもある。プロの試合でも微妙な感覚が狂ってスコアを大幅ダウンさせてしまうことがあるが、それが再現されているのだ。このスリルはかなり楽しい。まあ、精神集中を求められるので長時間プレイしているとくたびれてくるという感もないではないが、それでも面白い。病みつきになる。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/06/news020.jpg 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. /nl/articles/2311/06/news041.jpg 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  3. /nl/articles/2311/05/news045.jpg カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
  4. /nl/articles/2308/06/news018.jpg 柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
  5. /nl/articles/2311/06/news047.jpg 隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
  6. /nl/articles/2311/06/news117.jpg 「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
  7. /nl/articles/2311/06/news068.jpg 村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
  8. /nl/articles/2311/04/news008.jpg 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. /nl/articles/2311/04/news016.jpg 突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
  10. /nl/articles/2311/05/news052.jpg 「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
先週の総合アクセスTOP10
  1. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  2. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  3. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
  4. 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
  5. 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
  6. 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
  7. 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
  8. 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
  9. 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
  10. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!