レビュー
» 2007年08月22日 15時15分 公開

仮想の渋谷でサイキックバトル!――すばらしくやりこめるこのゲームをあなたに「すばらしきこのせかい」レビュー(3/3 ページ)

[仗桐安,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

アドベンチャーなノリでサイキック能力を発動!

 本作のジャンルは冒頭で述べたように“タッチアクションRPG”だ。しかし、いざプレイしてみるとジャンル的には“アドベンチャー”と呼ぶべき謎解きパートもある。

 ネクが持っているスキャンバッジは、フィールド移動時に画面右下に表示されている。このバッジをタッチすると「サイキックスキャニングシステム」が発動し、そのとき渋谷のRGにいる人間の思考を読んだり、UGに潜んでいるノイズを見つけることができる。RGの人間の思考を読むことで本作の世界をより深く楽しむことができるし、謎解きのヒントも時には見つかるかもしれない。

スキャンすると行き交う人々の思考を読むことができる。こんな能力が実際にあったら面白いッすよねえ……

 RGにいる誰かの思考から得たキーワードを、別の誰かの思考に刷り込ませる「サイキックインプリンティング」もアドベンチャー色の強い要素だ。何かを思い出せないでいる人間に思い出させたり、その人の思考にないキーワードを与えることで何かをひらめかせるなど、使い道はいろいろ。インプリンティングによって物語が先に進むこともしばしばある。また、合間に挿入される会話パートもアドベンチャー的なテイストで進行する。

とにかくそのボリュームとやりこみ要素に驚嘆――歯応えのあるこのせかい

 先の読めないドキドキの物語、手と頭がフル回転するバトルシステム、スタイリッシュで味わいのあるグラフィック、魅力的なキャラやセリフなどなど……。それらの要素が高次元で融合している本作は、さらにうれしいことに、そのボリューム、やりこみ要素が半端ではない。

 まず、ネクが手に入れるサイキックバッジは300種以上。しかもクリアしてもコンプリートできるわけではない。おのずと2週目プレイのモチベーションが上がるだろう。すれ違い通信によってBP(バッジのレベルを上げるためのポイント)を手に入れたり、ゲームをしないでいる間の時間をBPに換算したりすることもできる。装備品やフードなどのアイテムも充実していて、全て手に入れようと思ったらかなり時間がかかるだろう。また、クリア後のおまけモードもビックリするほど充実しており、ハマれば何10時間、何100時間とプレイできてしまうのではないだろうか。

 逆に言えば、それだけのいろんな要素が盛り込まれている本作は、その盛り込まれっぷりにおなかいっぱいになってしまうプレーヤーもいるかもしれない。冒頭から覚えることが多く、その都度説明画面は表示されるのだが、その情報量の多さに参ってしまう人もいるように思う。初心者への配慮もありプレイしやすくすることもできるが、テトリスなどのシンプルなゲームとは真逆のベクトルにある作品だ。シンプルなゲームが大量に存在する昨今、歯応えのあるゲームを渇望していた人にはうってつけの作品だと言えるだろう。ハマると抜け出せない渋谷がここにある。


「すばらしきこのせかい」
対応機種ニンテンドーDS
発売日2007年7月27日
価格(税込)5980円(同梱版:2万2780円)
(C)2007 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA & GEN KOBAYASHI
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 田中将大、石川佳純ら卓球女子との集合ショットに反響 「夢の共演」「どちらから声を掛けたのか気になる」
  2. 田中将大の五輪オフショット集、最後は柔道・阿部詩との2ショットでシメ! “モテ男”の期待裏切らず「美女好きですね〜」
  3. 「マジで恥ずかしいです」 中川翔子、数年ぶりの“水着披露”に恥じらいつつもマネジャー大絶賛「スタイルめっちゃいいすね!」
  4. 里田まい、楽天ユニフォーム姿の長男に「違う、そうじゃない」 父・田中将大選手そっちのけの推し愛にツッコミの嵐
  5. 野々村真、動画で退院を報告 やつれた姿に衝撃広まる「コロナがより怖くなった」「ガリガリで衝撃を受けたわ」
  6. 「薬を問われ、アル中だと言われ」 西山茉希、“うわさ”ささやかれる痩せ体形に「懸命なもんでご了承願います」
  7. 柴犬「メシ、よこさんかーい!!(激怒)」 ごはんを忘れた飼い主に皿をぶん投げる柴犬、荒ぶる姿に「爆笑した」
  8. レイザーラモンRG、コロナ療養で“10キロ減”を告白 「顔が変わっちゃいました」とやつれた姿で復帰報告
  9. 海外記者「最高のコンビニアイスを発見した」 森永チョコモナカジャンボ、ついに世界に見つかってしまう
  10. 「ついついキレイな部分ばかり載せたくなりますが」 小倉優子が公開したインスタの“現実”に「勝手に親近感が」「共感しかない」