レビュー
» 2007年08月30日 00時00分 公開

激戦の一年戦争地上戦をWiiリモコン振り回して生き延びろ!「機動戦士ガンダム MS戦線0079」レビュー(1/2 ページ)

「機動戦士ガンダム MS戦線0079」は、Wii用ソフトとして初となるリアルガンダム作品。舞台はもちろん一年戦争で、Wiiリモコンを使った直感的操作はこれまでのコクピットビュータイプのガンダムゲームに新風を起こすことは間違いなし。キミは激しい攻防が繰り広げられる地上戦を、Wiiリモコンを手に生き延びることができるか!?

[大戸島さんじゅうご,ITmedia]

 Wii本体と同時発売された「SDガンダム スカッドハンマーズ」以来となる、Wii版ガンダムゲーム第2弾「機動戦士ガンダム MS戦線0079」。今回は待望の“2頭身でないリアルガンダム”であると同時に、ガンダムファンにとってなじみがとても深い一年戦争、しかもオデッサやジャブローなど、連邦軍とジオン軍との間で数々の攻防が繰り広げられた地上戦が舞台となっている。もちろん、ファーストガンダムの枠にとらわれることなく、「第08MS小隊」や「ポケットの中の戦争」、さらに過去のガンダムゲームから外伝シリーズなど一年戦争に関係したキャラやMS(モビルスーツ)も登場。戦場では原作キャラとの遭遇に興奮を味わうことだろう。

 さて本作は、コクピットからの視点でいわゆるFPSタイプのシューティングアクションゲーム。コントロールスティックでMSを移動させながら、画面に向けたWiiリモコンでポインターを動かして照準を合わせ、格闘戦ではWiiリモコンを振り攻撃を繰り出すといった、ハードの特性がシステム面に大きく反映されているのが特徴だ。これまで指先で操作していたものを、銃撃にしろ格闘にしろ、よりダイレクトに直感的に攻撃を展開させられるので、この感覚はガンダムゲームとして新しいものを感じ取れるはずだ。

 ただ、Wiiリモコンを振り回すなどの操作がある性質上、コクピットビューとはいえMSを操縦するパイロットになるのではなくて、MSそのものになっちゃうんじゃないかなんて不安もあるが、その辺りにも注目してプレイしてみたいと思う。

まずはチュートリアルモードで基本操作を習得&練習

 本作でメインとなるモードは、エースパイロット(ACE PILOT)モードとストーリー(STORY)モード。軽く説明書に目を通した限り、そんなに難しい操作方法ではないが、やはり戦場に出る前に基本操作を身体に染みこませるためにもまずはチュートリアル(TUTORIAL)モードで訓練を受けてみた。ここでは、基本操作、格闘攻撃、戦闘要素といった3つの要素についてレクチャーが受けられる。

 チュートリアルモードでは、1つずつ段階を経て操作をレクチャーしてくれるので、実戦で必要な行動というのが分かりやすい。ポインターで照準を合わせ、必要に応じてロックオン、格闘モードに移行するには近接距離でAボタンを押しながらリモコンを振り回す。これに、ジャンプ、ダッシュや武装変更のボタンが加わってくる。このあたり、Wiiユーザーの層を狙ってのことなのか、操作に必要なボタンの数も多くないし基本的に操作が簡単で、とてもゲームに入りやすいシステムでまとめられているのが感じられた。

画像画像 マーカーを操作して照準を合わせ、トリガーとなるBボタンで射撃。Wiiリモコンで直感的な攻撃ができるのが特徴だ

 とりあえず、余計な操作をして教官に怒鳴られながらも、ひと通りの操作方法を学んだことで戦場へ出る自信はついた。Wiiユーザーに限らず、普段ゲームをプレイする人のなかには説明書を読まずに始める人も多いようで、実は自分もプライベートでゲームを遊ぶ際には比較的読まずに始めてしまう。最新のゲームではチュートリアルモードを搭載しているゲームは多いので、自分を含めたこういった説明書読まずな人にとっても便利だ。もちろん、説明書を読む人にとっても実戦形式をたどる便利なモードには変わりはない。

画像画像 こちらもWiiリモコンを使った特徴的な格闘攻撃。相手の攻撃に合わせてタイミングよくリモコンを振ったり、つばぜり合いに勝てばスペシャルアタックが発動

エースパイロットモード、名場面であのキャラクターの戦いを体験!

 いよいよ本番(?)の「エースパイロットモード」にチャレンジ。最初に選べるキャラはアムロとシャアの2人だけなので、まずはオーソドックスにアムロを選択。シャアはもっとシステムを把握してからチャレンジしたいという気持ちもあるので。アムロの場合は、搭乗する機体がいきなりガンダムというハイスペック機でもあるので、本作初心者がこのゲームに慣れるにもいい選択だと思う。ミッションが後半になればそこそこ難易度はあがるものの、前半の数ミッションではまずやられることもないはず。

画像画像 アムロを選択すればスペックの高いガンダムで出撃できるので、ゲームに慣れるためにも最初はこのモードのアムロで遊ぶのがオススメだ

 機体にも助けられ、アムロは楽々とクリア。地上戦だけに限っているので、シナリオが原作のすべてを追っているわけではないが、ミッションの数としてはほどよい感じ。機械であるMSが肩で息しているような立ち姿での上下に揺れている描写にはちょっと違和感を感じたものの、機体のレスポンスや戦闘のスピーディさ、また敵が落とした武器が拾えたり、それが機体条件によって装備できないものがある点も含め、ここまでのゲームに対する感触は好印象だ。

画像画像 MSは部位ごとに破壊できるようになっており、相手の起動力や攻撃力、防御力などを低下させることも可能。このゲームでは基本となる。
画像 エースパイロットモードでは出撃時に装備している武器が決まっているので、戦場で落ちている武器を拾ってタイプを変えるのも有効

画像画像 原作のシチュエーションを再現しているだけあって、おなじみのシーンも多数。アッザム・リーダーに攻撃されると身動きが取れなくなる!

 この勢いで今度はシャアにチャレンジしてみたが、最初のミッションでいきなりガンダムの破壊に成功……。その後のミッションにガンダムが登場することだし、ここはいったんガンダムが退くといった演出にしてもよかったのではないだろうか。それに、シャアのミッションが少なすぎなのが残念。確かにシャアは地上での出番は少なかったけど、シャアというキャラの存在感からしてみたら、あまりにもあっさり終わってしまって消化不良。他のキャラについても同様のことが言えるので、“if”の世界とはまではいかないまでも、原作にこだわることなく、もっとオリジナルミッションみたいなものがたくさんあってもよかったのかなと感じた。

 ちなみに、選択できるキャラを増やすには条件が必要で、エースパイロットモードだけではなくストーリーモードも含め、ゲームを進めていくと次々と出現していく。

画像 シャアでプレイしはじめたはいいが、いきなり最初のミッションでガンダムを撃破。これでストーリーが変わるならそれはそれでよかったのだけど……
画像 アッガイを率いてジャブローの入口を探すシャア。敵を倒すだけではなく、別の目的があるミッションも
画像 敵との位置関係を知るには、画面上のレーダーよりもMAP画面を開くともっと把握しやすいのでオススメ
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