東京ゲームショウ2007閉幕――昨年をわずかに上回る19万3040人の入場者数を記録:東京ゲームショウ2007
9月20日〜23日の期間中、幕張メッセで開催されていたゲームの祭典「東京ゲームショウ2007」が閉幕。4日間に会期延長したものの、入場者は昨年をわずかに上回る程度に留まった。
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)が主催するは東京ゲームショウ2007が9月23日閉幕。4日間のトータルの入場者数は19万3040人と、昨年をわずかながら上回ったと発表した。
9月20日(木)〜9月23日(日)の期間中、幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2007」(以下、TGS)は、昨年まで1日だったビジネスデイを2日間に拡大し、一般公開日と合わせて4日間と会期を延長していた。また、今年から発足した「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)」のオフィシャルイベントでもある。
昨年は次世代機がそろい踏みし、各タイトルへの期待感もあって前年から大幅に入場者数を伸ばす19万2411人を記録していた。今年は会期延長を受け、総合して20万人を越えることを期待されていたが、フタを開けてみれば19万3040人と、若干ながら上回る程度に留まっている。各日の入場者数は以下のとおり。
- 9月20日:29783人
- 9月21日:32390人
- 9月22日:64795人(内、KID'S 1万1829人)
- 9月23日:66072人(内、KID'S 1万5347人)
ビジネスデイが1日増えたことから、流通やプレス関係者が一般公開日にまで来場する必要性がなくなり、昨年並みの入場者数に留まったとも言えるが、5万を超えた段階で各ブースとも人があふれ、試遊やシアターを観賞するだけで30分〜5時間近く時間が取られるのが現状。歩くことも困難になる渋滞スポットも恒常的に発生するなど、一般公開日でのオペレーションに問題を残したブースもあった。
分析すると一般公開日が3連休の初日と中日に当たることから、キッズコーナーを目的とした親子連れの入場者数が昨年より伸ばしており、事実キッズコーナーに出展されたコンテンツの充実ぶりもうかがえた。各ブースは、連日のステージイベントやゲーム大会、グッズの配布などで常に盛況で、特にレベルファイブやスクウェア・エニックスのクローズドシアター入場が最終日には開場してわずか30分経たずして整理券の配布を締め切るほどの集客だった。
前回は新ハードが目新しく、とかく目立ったトピックスとなっていたが、こうして現行機がそろいぶみしてみると、新しい試みやその性能をフルに引き出す映像やシステムがそこかしこに確認することができるものばかりが出展されている。こうした点からもハードそのものがこなれてきて、ソフトタイトルが成熟しつつあることを実感できるゲームショウだったのではないだろうか。
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