ニュース
» 2007年10月11日 15時45分 公開

「WiiFit」そして「スマブラX」初体験手記「任天堂カンファレンス 2007.秋」(1/4 ページ)

触ってきましたよ、「WiiFit」。いや、さわったというよりも“踏んだ”“乗った”という方が正確な表現だろうか。そして世界初のプレイアブルとなった「大乱闘スマッシュブラザーズX」を含めていろいろなタイトルについてもご紹介しましょう。

[ITmedia +D Games取材班,ITmedia]

「WiiFit」はやっぱり長蛇の列

 体験会の「WiiFit」コーナーは来場者で長蛇の列。列に並んでから体験にこぎつけるまでに実に30分を要した。かなりの試遊台数を確保していたが、1人1人のプレイ時間が割としっかり長めにとられていたせいでもあるだろう。

 まずは案内スタッフの指示に従って、用意されたイスに腰かけ靴を脱ぐ。本来ならば「WiiFit」付属のバランスWiiボードは裸足で乗るべきものらしいのだが、今回は運営上の都合から、薄くて軽い材質の上履きが用意されていた。靴下の上から上履きを履き、スタッフの指示を待ち、いざプレイだ。

 最初はBMI値が分かる測定モードで身長、生年月日などを入力してもらう。体重はバランスWiiボードで計測するので特に入力する必要はない。そしてはじき出される筆者のBMI値は……27! ということで太り気味のカテゴリーに入ってしまった。いやいや。そんなコンピュータではじき出すまでもなく太ってることは自覚しているのですがね。

 さらにバランスWiiボードは直立する筆者のバランス感覚もはじき出す。どうやら若干後ろ寄り若干右寄りだということが分かったが、割と中心に近いところに重心があったようで、なかなかの好結果。「俺って姿勢いいんじゃ〜ん?」と浮かれていると、お次はウォーキングテストだ。

 これはバランスWiiボードの上で20歩歩いて、歩いている時の左右の重心を計るというもの。歩けばいいのね? とばかりに余裕しゃくしゃくで歩き出した筆者であったが、なんと15歩あたりで一度計測が止まってしまう。よくよく足元を見ると、まっすぐ歩いているつもりが自然と体が右に寄っていて、計測が途中からうまくいってなかったようだ。あわてて元の位置に戻りまた足踏み。結果としては右足に80%ほど寄っているということになった。これはひどい。常に右に力が入った歩き方をしていたのだと知ることができたわけだ。確かに右肩だけにリュックを背負うことが多いから、知らず知らずのうちに右に重心が行っているのかも……。そして最終結論としてバランス年齢47歳の烙印を押されてしまった……。うーむ。実年齢より一回りほど上ではないか。脳年齢が50歳を超えていたときもショックだったが、体の年齢も高いと言われるといやなものだ。バランス年齢を若返らせたい!と本気で思ってしまったよぉ。

画像画像 ※画面はサンプルです

 お次はトレーニング。ヨガの立ち木のポーズに挑戦だ。片方の足裏をもう片方の足の太腿側面につけ、両手をぎゅいーんと上に伸ばすポーズを、画面内のインストラクターと同じようにやるだけ、というもの。“だけ”とは言ったが、片足で立つのはやはりバランス感覚が要求される。固めのジーンズだったというのもあり、うまくポーズを取れず、上げている方の足をついてしまったりと、ふんだりけったり。結果としては「足がふらついていますね」という的確な指摘が表示され、左足11点、右足8点、合計19点というかなり低い点数で終わってしまった。ジーンズじゃなくてジャージだったら! とリベンジを願う筆者であった。

画像画像 ヨガ(立木のポーズ)
画像画像 ヨガ(英雄のポーズ)

 さらにスキージャンプ、ヘディング、フープダンスという3つのトレーニングに挑戦した。

 スキージャンプは、壇上での宮本氏らのデモンストレーションを見て筆者が最も興味を持ったトレーニング。あの滑空を疑似体験できるとはなかなか面白そうではないか。実際にやってみると、中央少し前方に重心をおくためにひざを曲げた状態でスタート。重心をキープしつつ、ジャンプポイントに来たら思い切りひざを伸ばして、左右のバランスをとりつつジャンプ結果が出るのを待つというシンプルなもの。こちらは打って変わって好成績で、2回のジャンプで111メートル、157メートルの結果を出し、プロ級という評価をもらった。プレイ感覚も今までにない気持ちよさがあり、足とつながったインタフェースによるゲームの新しい地平を感じた。

画像 ひざを曲げて……
画像 ぐんと伸ばしてジャンプ!

 ヘディングは、左右のバランスをとりながら頭を動かし、次々と飛んでくるサッカーボールめがけてヘディング(実際にヘディング的な動きは必要ない。ボールの方に向かって体を傾けるだけでOKだ)していくミニゲーム。サッカーボール以外のものに当たると一定時間動きが止まってしまう。

画像

 他人がやっているのを見ると「なんであんなド真ん中のボールにあてられないんだ」とか思ってしまうのだが、実際にやってみると自分のあまりのできなさにビックリ。どうやら左右に思い切り振り分けられたボールに対しての反応が遅いようで、ポロポロと取りこぼしていく。「は! ……今自分“なんでできないの?”って思われる人になってる!」と悲しい現実をつきつけられ、結果は23点。初回で60点以上を出す人もいたのでこれはかなり低い方だろう。しょんぼりである。

 最後にフープダンス。これは昔なつかしのフラフープそのまま。バランスWiiボードの上で熱く激しく腰を振ると、ちゃんとそれを認識して画面上のMiiも腰を振ってフラフープを回してくれるのだ。最初は1つしかないフープだが、途中で左右に控えているキャラが投げてくれるフープをうまくキャッチできれば、同時に2個3個4個と、扱うフープの数が増えていく。腰には何もないのに、熱心に腰を振っている姿は何だかコミカルだが、自分の番になると本気でぶんぶん腰を振ってしまってかなり熱が入ってしまった。

画像 思わず腰が動いちゃうフープダンス。恥ずかしがっていてはプレイが成立しません

 結果は174回と平凡だったが、フープダンスの魅力にはまりそうな自分が発見できた。ちなみにこの運動は有酸素運動であると同時に骨盤を矯正する効果があるのだとか。テンション上がって健康になる。いいこと尽くしのフープダンスだ。

 今までのゲームは手からの情報を受けて画面上のキャラが動いていた。足から、そして体全体からの情報を得てプレイするゲームというのは、振り返ればファミリートレーナーやダンスダンスレボリューションなど今までもなくはなかったのだが、ここまで大きくスポットをあてられたことがあっただろうか。応用すればいろんな操作が、そしていろんな運動ができそうなバランスWiiボードの今後の展開が楽しみだ。

※写真に写っている方は筆者ではありません
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/05/news021.jpg 柴犬が見つけた瀕死の子猫、最後の力で立ち上がり…… 優しさが救った小さな命が600万再生「感動と感謝です」
  2. /nl/articles/2312/06/news119.jpg 中尾明慶、「金八」で“めちゃくちゃケンカした同級生”と因縁の再会 10年前の悪態謝り倒し「芸能界でおかしくなっちゃった」
  3. /nl/articles/2312/06/news018.jpg 超大型ワンコ、予想を裏切る“ギャップ萌え”食事シーンが500万表示! お坊っちゃま感あふれる甘えっぷりに「可愛い〜」「品が良いですねw」
  4. /nl/articles/2312/06/news022.jpg インコが“断捨離”したドールハウス、中をのぞいてみると……? 衝撃の光景に「廃墟w」「大変なことにww」
  5. /nl/articles/2312/06/news111.jpg ユージ、新たな愛車は「世界一贅沢なトランポ」 ペルシャ絨毯使用のカスタムカー披露も「僕はバイクを乗せるつもりですが笑」
  6. /nl/articles/2312/06/news036.jpg 掘り起こした土がなかったときのウサギ→ぼう然 では土があったときは? うさうさブルトーザーに「想像を絶する可愛さだった」
  7. /nl/articles/2312/05/news190.jpg 「たった1カ月で行ってしまった」 桃井かおり、YOSHIKIの米国マネージャー追悼 “40年来の無二の親友”だった夫は「涙まだ止まらず」
  8. /nl/articles/1705/16/news143.jpg 「同性愛者を入店させないで」と投書した客に「もう来ないでください」 お店の回答に称賛の声集まる
  9. /nl/articles/2312/06/news097.jpg 「何処に行っちゃったのかな」 白鳥久美子の息子、生後1か月にして“ちょっと心配”な症状 初受診で医師「この時期に通院する赤ちゃんはいる」
  10. /nl/articles/2312/05/news138.jpg 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」