大きくイメージチェンジした「真・三國無双5」――無双シリーズは新たな時代に突入「真・三國無双5」レビュー(2/2 ページ)

» 2007年11月21日 00時00分 公開
[網野三平,ITmedia]
前のページへ 1|2       

スキルツリーで武将を育てる

武将ごとにスキルツリーが用意されており、ツリーに沿って左から順番に選ぶことになる。どれから先に取得するかは自由に決められる

 本作では武将の育て方も、大きく変わった。これまでにあった装備アイテムがなくなり、変わりに「スキル」が取得できるようになった。スキルとは、攻撃力をアップさせるものや、連舞回数を増やすものなど、さまざまな効果があり、覚えられるスキルは武将によって異なる。

 スキルは、武将のレベルが1上がるごとに1つ取得できる。本作ではステージで武勲(経験値)を獲得して武将のレベルを上げていくが、武将を倒して武勲アイテムを手に入れたり、敵兵士を倒したり、ステージごとに設定されている「戦功目標」を達成することで武勲が手に入る。これまでのシリーズの装備アイテムと似た効果を持っているが、スキルは各武将固有で使い回しができない。

 つまり、各武将を育てるときは、毎回ほぼ最初からの状態でプレイすることになるのだ。これまでのシリーズと同様に本作でも、無双モードをクリアしていくことで新たな武将が追加されていく。筆者のように、繰り返しプレイを苦にしないタイプの人なら問題ないが、早くお目当て武将を出したいという人にとっては一から武将を育てるのは歯がゆいかもしれない。

三国武将、総イメチェン!?

 アクションやステージが大きく様変わりして驚いたが、本作でド肝を抜かれたのが武将たちのグラフィックだ。よく高校や大学に入学すると同時にイメージチェンジを図る人がいるが、三国武将たちも次世代機初の新作ということでイメチェンをしたのだろうか、などと勘ぐってしまう変わりよう。そこでここからは、何でそう変わったのかを、兵卒視点で妄想してみた。あくまで筆者の妄想なので、あまり怒らないで見てほしい。

武将ファイル1・2「魏:夏侯惇&夏侯淵」

髪を短くして爽やかな印象になった夏侯惇。そのいっぽうで、丸々と太……、大きくなった夏侯淵。ギャランドゥがまぶしいです

 漢気あふれる魏の将軍兄弟。注目したいのは2人が持つ武器。夏侯惇と言えば大きな刀、夏侯淵は棍棒と弓というのが愛用の武器だったが、本作ではそれがまったく逆になっている。もしかしたら、兄弟武器を交換したのかも? 正史や演義からは夏侯兄弟がなぜこうしたイメチェンがはかられたのかは……うかがい知れなかった。確かに惇兄ぃはこうした野性味あふれたイメージではある。

武将ファイル3「魏:司馬懿」

手の隙間から垣間見える鋭い眼差し。やはり司馬懿はこうでなきゃ!(偏見)

 蜀の諸葛亮と2人で扇子を武器にしていた名軍師。諸葛亮が本作でも扇子を離さなかったのに対し、司馬懿は武器を持ち替えた。手甲から無数の糸が伸びているという一風変わったのものだが、必殺仕事人でも使われていたように、通常は暗殺に使われるものかもしれない。一見すると、これまでのシリーズより顔から邪悪さが消えているように見えるが、使用している武器からかなりドス暗く、もしかしたら裏ではすごいことをしているのかもしれない。軍師とはこういうものなのか……?

武将ファイル4・5「蜀:趙雲&月英」

月英の服装が軽装になったので、以前よりも若返った印象を受ける。旦那さんも大喜び?

 蜀の注目は、長坂の戦いにおいて単騎で曹操軍の中を駆け抜けた豪傑・趙雲と、諸葛亮の妻・月英。元々、趙雲はシリーズ中でもイケメンヒーロー的扱いだったが、本作ではついにブルーのマフラーを装備! 見た目もヒーローになった。白馬にまたがれば完璧なので乗り換えを推奨する!? 一方の月英はこれまでは戈(ほこ)を武器としていたが、本作では弓を持つことに。神々しい容姿と相まって、どことなくエルフを思わせる。元々演義に登場の奥様だけに、ちょっとファンタジー風味が入った? 弓は……お得意の発明品からの引用かもしれません。

武将ファイル6「呉:孫尚香」

頭に花飾りを着けたり、衣装も華やかになるなど、お姫様度が急激アップ!

 これまでは円月輪と呼ばれる円形の投てき武器を愛用していたが、本作では月英と同様に弓に持ち替えている。おそらく、孫尚香のあだ名である「腰弓姫」にあやかったものだろう。ここにきてやっと正史や演義からの引用を推測できるが……ほかの人々が分からない……。

武将ファイル7「他:董卓」

攻撃を加えるとすぐ呂布を呼ぶあたりは、これまでと変わらず

 倒したときの「酒池肉林がぁ……」のセリフでおなじみ(!?)の董卓様。作品ごとに悪そうな顔つきになっていったが、本作ではついに人間とは思えないほどに見た目がパワーアップ(ダウン?)。武器のトゲトゲ棍棒を持つ姿は、邪悪な化身と言える。ヘソにロウソク刺したら3日どころか1週間は消えなさそう。

ストレス発散にはうってつけ!

 アクションの仕組みや武将の設定が変わったことで、初めて無双シリーズを遊んだときのような感覚になれる本作。次世代機のパワーを存分に見せ付けてくれた。欲を言えばこれまでのシリーズに比べて無双モード(ストーリーモード)で遊べる武将の数が少なかったり、あまりに画面に登場する兵士の数が多くて、突然消えたり現れたりするという現象はなんとかしてほしかった。

 とはいえ、簡単操作で大迫力で爽快感バツグンの戦闘が楽しめるうえ、チャレンジモードで時間内にどれだけアイテムを獲得できるかなどの各競技でのポイントをネットランキングで競ったり、武将の攻撃だけで虎牢関の扉を打ち破れるといったやりこみ要素もある。1プレイの時間はそれほど長くないので、年末のこの忙しい時期にちょっとストレス発散がしたいという人にぜひプレイをしてみてほしい。筆者も原稿そっちのけで、遊びすぎてしまいました。スイマセン。

「真・三國無双5」
対応機種プレイステーション 3/Xbox 360
ジャンルタクティカルアクション
発売日2007年11月11日
価格(税込)7560円(TREASURE BOXは各1万3440円)
(C)2007 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」