セルフィで気軽に楽しむ釣りゲーム「セルフィッシング」が登場(2/2 ページ)
ながらプレイが可能にするコミュニケーション
セルフィッシングの遊び方を一通り解説していただいた後、ジークレスト ポータル事業部部長 末光晴人氏、コンテンツ開発グループ アシスタントディレクター 内山勉氏の2人に話をうかがってみた。
――セルフィと言えば、アバターアイテムで着せかえを楽しんだり、日記コンテンツを通じて友達を増やすなどコミュニティ要素が中心場所に、なぜ今回、“釣り”というミニゲーム要素を導入したのか? そこからお聞きしたいのですが。
末光晴人氏(以下、敬称略) 釣り要素を入れるというアイディアそのものは、2年前からありました。「企画合宿」と呼ばれるものが弊社にはありまして、その時に私自身がぜひ釣りシステムをと提案したんです。
セルフィでできることはほかにもあるのに、じゃあなぜ釣りにこだわったのかと言いますと、わたしが初めて体験したオンラインゲームはエレクトロニック・アーツの「ウルティマオンライン」(UO)でして、その釣りスキルが大好きだった、というのが出発点になっています。
――船からシーサーペントを釣り上げてSOSボトルを取り出したり、宝箱を引き上げていたわけですね。
末光 その通りです(笑)。オンラインゲームに接続したけれど何となく手持ち無沙汰という時に、釣りって一人でもできてしまうし、そこに偶然同じ釣り人がいたら自然に話しかけられたり、実にいいシステムだと個人的に思っているんです。
その企画合宿で草案を立ててから約1年のブランクを経て、改めてアットゲームズのセルフィというキャラクターが動き回れる空間を生かしたコンテンツを導入したいという話が持ち上がった時、「釣りならそれが可能です」とばかりに再び釣りシステム案を掘り起こしてみました。
内山勉氏(以下、敬称略) セルフィは最初本当に着せ替えとチャットしかやれることがありませんでした。その後徐々に、占いやクイズといったコンテンツも増えましたが、ユーザーから「もっとやり込み要素のあるものが欲しい」という要望が出始めて、さらに末光氏の釣りシステムへの熱意もあり、今回の実装となったわけです。
末光 もう一つ、アットゲームズのセルフィエリアと呼ばれる部分を使い、シームレスにゲームへ繋げたかったのも理由です。何か別のアプリを起動するクライアント型のゲームよりは、川や海といったエリアを拡張するだけで、そのままゲームに移行できるようにしたかったんです。
――Flashベースはそのままに、釣りという機能を実装するまで1年以上の時間がかかってしまった理由を教えていただけますか。何か技術的な問題でハードルがあったとは思いにくいです。
末光 これはもう単純に、こちらのリソース不足によるものです。アットゲームズ以外に個別のタイトルもありますから、総合的に優先順位をつけていくと、どうしても後回しになりがちでした。今ようやく、自分のやりたかったことに順番が回ってきたという感じですね。
――もうちょっと釣りシステムの細かい部分についてうかがえますか。実装の時点で魚は全何種類いるんでしょう。
内山 2月5日の実装時に、まず50種類。その後さらに50種類を追加実装する予定です。
――全種類の魚をコンプリートするのは大変なんですか?
内山 コンプリートには相当時間がかかると思います。でもやり込み要素がありますので、気がついいたらレベルが上がっていて、クジラも釣れるようになります。
――数は少ないとはいえ、オンライン釣りゲーム。それもポータルコンテンツの1つではなく、単体の釣りゲームというのも存在してますよね。事前にプレイして参考にはされました?
内山 もちろん他社さんの釣りゲームは一通りプレイしてみましたよ。その上でアットゲームズならこうできるんじゃないか? などと構想を練り上げました。
特に意識したのは魚がまさにかかった瞬間も、ミニゲームで魚を捕らえようと引いている様子も、自分だけではなく他のユーザーからも見えるという部分です。中にはアバターが釣竿を構えたまま微動だにせず、釣れてるのかどうか分かるのは自分だけ。ひたすらチャットログが流れるようなゲームもありますけれど、今何をしているのかが誰からも見える、ということはコミュニケーションにつながりますから。
――中にはオート機能で寝てる間にひたすら魚を釣らせて、数で経験値を稼ぐという釣りゲームもありますが、セルフィにオート機能は搭載されないんでしょうか。
末光 コミュニケーション促進にポイントを置いているので、オート機能の実装はマイナス面しかないでしょう。直接チャットでやりとりすることだけがコミュニケーションではなく、誰かが必死に大物を釣り上げている様子を眺める、というのもやはりコミュニケーションではないかと我々は考えています。
――以前からジークレストではアットゲームズに限らず、コミュニティとコミュニケーションというものに、非常に重点を置いているとうかがっています。しかし、アバターがいてチャット機能があるからといって、必ずしも健全なコミュニティが自然発生するとは限りません。
例えば可愛いオウルベアで遊ぶ「バルビレッジ」の場合、「こんにちは」「乾杯」「ありがとう」などのエモーションをクリック1つで出せるボタンを備えることで、知らない人同士がバルビレッジ内ですれ違っても、気兼ねなく挨拶できる環境ができています。セルフィにも、何かさりげなくユーザー同士が仲良くなれる機能を持たさせているんでしょうか?
末光 一番大きいポイントは、やはりアバターによる可視化です。これにより他ユーザーの存在を意識する、というところは重要視しています。細かい部分では占いシステムがあります。これは1日1回おみくじを引くと、今日のラッキーパーソンという名目で、アットゲームズに現在接続中の誰かがランダムに表示されまるんですね。占い単体のコンテンツで終わらせるのではなく、うまくコミュニティという方向へユーザーを導けると考えています。
――気になるアイテム課金についてですが、レベル1でもてる初心者ロッドというのは、いくら釣っても耐久度が減らないタイプで、それ以上のものが欲しければ有料アイテムを購入と考えてよいですか?
内山 いえ、初心者ロッドでも耐久度が0になればそれ以上は掴ません。ただ、簡単な釣竿やエサはゲーム内通貨15ぷちコイン程度で買えます。有料アイテムとしてはその他に、クーラーボックスの拡張などを考えています。
末光 アットゲームズで日記を書くと5ぷち、足跡を残すと一人に付き1ぷちもらえます。1日最大70ぷち貯められるので、さほど難しいことではありません。
――ところでこのゲームでは、釣った魚とゲーム内アイテムが交換できるようですが、具体的にどういうシステムで何がもらえるのか教えて下さい。
内山 特殊な釣竿、エサ、アバターアイテムなどを用意しておりまして、釣った魚でこれらと交換が可能です。ただしこのアイテムにはこの魚を10匹、中にはピッタリ○センチの魚を釣ってくる、などと細かい条件が決められています。これがまた、特定の魚をあと何匹釣るまで……と、やり込み要素を強くするでしょう。
――ゲームの枠を外れたお話になりますが、MMORPGが乱立し続けるこのオンラインゲームの業界で、ジークレストはどういう立ち位置にいるのか。これから目指したい方向性を聞かせていただけますか。
末光 これは我々の強みだと思っているのですが、海外からオンラインゲームを買い付けて運営するメーカーさんが多い中で、ジークレストは今回のセルフィッシングのように、自分たちで企画し開発まで持っていける会社です。そこは今後も生かしていくつもりです。また、自社開発のゲームだからこそ北米やアジア市場を今後は狙っていくつもりです。
北米市場は大型アップデートをパッケージ販売するスタイルがメジャーですが、徐々にアイテム課金というやり方が浸透し始めています。また北米市場といっても、そこにはアジア系プレイヤーを当然含みますから、いわゆる日本らしい可愛いキャラゲーを受け入れる土壌も、そこにはあると見ています。
――それでは最後に、「セルフィッシング」と「セルフィ」のアピールをお願い致します。
内山 アットゲームズ、セルフィに新規実装されます「セルフィッシング」はとにかく簡単に遊べる楽しいゲームです。ほかのオンラインゲームをプレイする合間や、ちょっと時間が空いたときなどでも十分に楽しめます。皆さんぜひ遊んでみてください。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「これは桁違い」 コメダで商品を注文 → “想像以上の逆詐欺”に思わず呆然 「もはややけくそ笑」「他の店だったら……」
ディズニーランドがオープンした1983年当時、カップルだった2人→37年後…… 目頭が熱くなる現在の姿に感動
「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」 投稿者に話を聞いた
息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
水族館のイカに“指でハート”をしてみたら… “まさかのお返し”が190万表示「こ、こんなことあるのか」
Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
5年以上カットしていない白髪の女性が髪を切ると…… プロの手による“驚きのイメチェン”に「20歳若返った」「魔法のようだ」【海外】
プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが550万再生「凄すぎて笑うしかないw」「チーズが、、、」 話題になった作者に話を聞いた
「また凄いの出たな」 ワークマン“1780円多機能ポーチ”に反響続出「コスパ最高」「使ってみたいな」
舞浜のマクドナルドでマカロンを頼んだら…… まさかの“神対応”が35万表示「天才すぎるだろ」「技術すごい」
- 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
- 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
- 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
- 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】
- ペットのカエルを土に埋め、約半年間放置→掘り返してみたら…… 「すげぇ」予想外の結末に「ほんと不思議」
- 「絶対当たったわこれ」→「は?」 ガリガリ君の棒に書かれていた“衝撃の文章”に「そうはならんやろ」 投稿者に当時の思いを聞いた
- コメダ珈琲店で「軽い食事」を注文 → 出てきた“まさかの実物”に思わず大仰天 「逆詐欺ですね」「軽食という名の主食」
- 最恐雑草“ヤブガラシ”根元をハサミでチョキッと切ると…… “驚愕の結末”に「すごい」「知りませんでした」
- 「笑い過ぎて涙が」 小学生次男、宿題で先生に不正を疑われる→まさかの原因が530万表示 「じわじわくる」 投稿者に話を聞いた
- 大阪梅田駅で撮影された“奇跡のような光景”に「今まで見たことない」「本当に贅沢な眺めだ」 全ホームにマルーンカラーが整列
- 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
- コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
- パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
- 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
- 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
- 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
- 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
- “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に