レビュー
» 2008年04月25日 15時12分 公開

多くの新要素をひっさげて、魔王・遠呂智(おろち)が還ってきた! 英雄たちの夢の競演ふたたび「無双OROCHI 魔王再臨」レビュー(1/2 ページ)

PS2で「無双OROCHI」が登場したのが約1年前。前作で確かに死んだはずの遠呂智(おろち)さんが、1年の充電期間を経て復活なさいました! これは三國志世界も戦国世界もおちおち眠れません。

[仗桐安,ITmedia]

新キャラ、続々参戦! 遠呂智が倒れた1ヵ月後を描く完全なる続編

 コーエーのプレイステーション 2用ソフト「無双OROCHI 魔王再臨」は、「無双OROCHI」の続編にあたるアクションゲームだ。三國志の世界で一騎当千の豪快なアクションを楽しめる「真・三國無双」シリーズ、そして日本の戦国時代を舞台に、同じくド派手なアクションが展開する「戦国無双」シリーズ、この2つの世界が融合した夢のオールスター競演が実現したのが前作「無双OROCHI」。「無双OROCHI」は昨年3月にPS2で発売されたのを皮切りに、Xbox 360版、PSP版、Windows版が出るなど、マルチプラットフォームな展開をしており、多くのアクションゲームファンにプレイされ親しまれているタイトルだ。

両シリーズのプレイヤーキャラたちが一堂に会する……これぞまさにドリームマッチ
劉備と今川義元が時空を越えて会話しちゃいます

 「真・三國無双」シリーズや「戦国無双」シリーズなど、さらに大枠でくくれば“無双”シリーズは、それぞれ何作も続編が発売されてはいるが、各タイトルにストーリーのつながりはなかった。だが本作は、前作の世界と物語をしっかりと継承し、その後の世界を描いている。

 本作は、魔王・遠呂智によって三國志と戦国の世界が融合してしまった、という設定はそのままに、(前作のラストで)遠呂智が倒され、1カ月が経過したというところから物語が始まる。くだけた言い方をすれば“ラスボス不在”な無秩序な世界が舞台なのだ。そこでは、遠呂智がいない乱世を束ねようとする者や、武を極めたいがために乱を求める者、残された遠呂智の部下たち、そして更なる悪の存在など、それぞれの思惑、欲望、企みが交錯し、群雄割拠の乱世が再び訪れる。そして、サブタイトルにもあるように、やがてあの“魔王”が“再臨”の時を迎える……。プレイヤーは複数の武将や英傑を操って、遠呂智を巡る新たなストーリーを体験することができるのだ。

今回も一騎当千の壮絶な闘いが繰り広げられる

 “無双”シリーズと言えば、バラエティ豊かな武将たちからプレイヤーキャラを選んでプレイできるのが大きな魅力のひとつ。オールスター出演である本作は、その点ぬかりはない。「魏」、「呉」、「蜀」、「戦1」、「戦2」、「戦3」、「他1」、「他2」というカテゴリーに分けられ、総勢80名以上の武将たちがプレイヤーキャラとしてエントリーしている。前作に登場した武将たちに加えて、本作では、平清盛、源義経、太公望、孫悟空、卑弥呼などの完全な新キャラも登場。もはや戦国時代のキャラでもなく、時空や史実を超えた何でもありなラインアップだ。

 さらに「真・三國無双2」から伏犠、女カが参戦、「戦国無双」シリーズからは、前田利家、長宗我部元親、柴田勝家、佐々木小次郎、ガラシャらが参戦している。これらのメンツを見ただけでも、前作を遊んだファンもやりたくなってしまうのではないだろうか。個人的には西遊記が好きなので孫悟空の参戦はうれしかった(キャラデザインもなかなかよいんです)。また「真・三國無双2」が好きだった筆者としては伏犠たちの存在もうれしい(本作向けにキャラデザインが変更されてて、これまたよいんです)。おそらく、ファンごとに「おっ、このキャラも使えるのか」と注目しているポイントは違うだろう。もちろん前作登場キャラのファンも安心してほしい。彼らの勇姿は本作でも健在だ。

新登場のキャラたちが、物語にどう絡んでくるのか……興味は尽きない

もちろん従来のキャラたちにも新たな物語が用意されている

新モードをどっさり収録 〜2P対戦や馬レースもあります

 新規キャラクター、新参戦者も迎えて、新しい血が投入されたと言っていい本作には、キャラクター以外にも新しい要素が詰め込まれている。通常のストーリーモードに加えて、ドラマティックモード、サバイバルモード、バーサスモードが追加されているのだ。

 ストーリーモードは前作同様に勢力ごとにオリジナルストーリーが展開するモード。「魏」、「呉」、「蜀」、「戦国」、「遠呂智」の5つから選択し、シナリオをクリアしていくことになる。また、フリーモードでは、ストーリーモードでプレイ可能になったシナリオ、キャラから好きなものを選んで遊ぶことができる。

蜀の場合は石亭の戦いから物語が始まる。劉備を操り、自軍を勝利に導くのだ

 本作で追加されたドラマティックモードは、あらかじめ決められた夢の競演的な組み合わせでシナリオをプレイするモード。例えば、張飛、宮本武蔵、本多忠勝という火力のパワフルな3人で送る、その名も“火河(ひのかわ)決戦”など、コンセプトの明確なトリオで戦うことになる。チームメンバーはシナリオごとに固定で、変えられないのが特徴だ。ちなみにストーリーモード、フリーモード、ドラマティックモードの3つは2Pが参加しての協力プレイが可能。友人がいれば百人力、ぜひとも2人で難シナリオを撃破していってほしい。

特定の組み合わせで戦うことになるドラマティックモードが熱い。忠義心の厚い3人で組んだり、見た目がトリッキーな3人で組むなど、コンセプトが面白い

 サバイバルモードは、対戦格闘ゲームによく収録されている勝抜形式のサバイバルモードと同様と考えてもらっていい。際限なく続く戦闘の中での勝利数を競う1人用モードだ。3対3の戦闘で、キャラを控えさせても体力の回復はない。相手チームに勝利した時に体力ゲージが少しだけ回復する。勝てば勝つほど敵キャラの設定が強くなっていくので、いずれは力尽きてしまうことになるが、プレイヤーのテクニックでギリギリまでネバりながら勝利数を稼いでいく楽しさがある。

 バーサスモードは2人のプレイヤーによる対戦ができるモードで、横2分割の画面でプレイすることになる。総力戦、勝抜戦、撃墜、疾駆という4つのルールが存在する。

 総力戦は3対3の戦闘で、相手キャラの体力を0にするか、闘技場から落とせれば勝利。サバイバルモードと同様に控えのキャラが体力を回復しない。勝抜戦は総力戦と同じルールだが、キャラの切替がいっさいできない(キャラが負けたら次のキャラが自動的に登場する)。撃墜は、制限時間内に敵兵や対戦相手をどれだけ落とせたかを競う。体力ゲージが減ると吹き飛びやすくなり、対戦相手を落とせば高得点につながる。疾駆は、馬を駆って相手より早くゴールインすれば勝利するという、馬レース的なルール。個人的には疾駆のレースが予想外に面白く、新鮮だった。

 なお、バーサスモードの撃墜と疾駆ではプレイ中に宝箱からアイテムを入手できる。相手を気絶させる招雷符や、10秒間無敵になる黄帝の鎧など、プレイの役に立つアイテムばかりだ。これらはL3ボタンで使えるので積極的に利用していこう。

総力戦、勝抜戦は対戦格闘ゲームのような闘技場でのバトル。サバイバルモードも同じく闘技場での戦いだ
撃墜は狭いマップの中をひしめく雑魚どもを落としつつ、相手プレイヤーのキャラを狙っていかなくてはならない
馬レースである疾駆は、まったくの別ゲーかというノリ。アイテムを拾いながら首位を狙え
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2402/26/news043.jpg 生後1カ月赤ちゃん、ママが3時間抱っこで限界→バウンサーに座らせた瞬間 “激おこ”な表情に「かわいい」「ママ頑張りましたね」
  2. /nl/articles/2402/26/news040.jpg 1歳弟を寝かしつける4歳姉、2人の会話が「可愛すぎて泣ける」 “小さなお母さん”の活躍に「いつまでも仲良しでいてね」
  3. /nl/articles/2402/25/news065.jpg 「ほんと愛でしかない」「心から尊敬します」 “6男7女の大家族”うるしやま家のスーパーママ、“15人分のお弁当作り”が神業レベルで称賛の声
  4. /nl/articles/2402/25/news021.jpg 10人目妊娠中の妻、出張に行く夫から突然「疲れた時は冷凍庫を開けて」とLINEがとどき…… 優しいサプライズが140万再生
  5. /nl/articles/2402/26/news110.jpg 永野芽郁、ドラマ役作りで減量していた ミラノでの1枚に「足ほっそい!」「スタイルよすぎ」の声集まる
  6. /nl/articles/2402/25/news014.jpg 母が帰宅したと思って出迎えた猫、ふと顔をあげたら…… 想定外の事態へのリアクションに「いいねを一万個ぐらいあげたい」
  7. /nl/articles/2402/26/news122.jpg 石田ひかり、2人の娘たちが海外へ旅立ちしんみり 子どもの乗る飛行機を「朝まで追跡しておりました」
  8. /nl/articles/2402/26/news125.jpg 「時差投稿」宣言の北斗晶、ブログ写真をよく見てみると……? 白物家電の英語ボタンで示唆「円安だし」
  9. /nl/articles/2402/26/news049.jpg 着古したセーターがリメークで冬に大活躍の日用雑貨に超変身! 古着の意外な再活用が「とても懐かしい気持ちに」と話題に
  10. /nl/articles/2402/25/news007.jpg 【漫画】「愛犬の老いに直面した話」に「泣きました」「まさに同じ気持ち」と8万いいね 家族の老いと喪失に向き合う話に涙
先週の総合アクセスTOP10
  1. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  2. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  3. 宿題する8歳娘と、邪魔しつづける猫を1年記録したら…… 490万再生の愛がつまったやりとりに「最強の名コンビ」
  4. 真田広之の俳優息子、母の手塚理美がエール「彼なりに頑張ってる」 両親ゆずりのルックスに「イケメン」「男前」の声
  5. 野生の鯉を稚魚から育て4年後、判明した事実に飼い主「僕は今まで何を…」 激変した姿に「爆笑してしまいました」
  6. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  7. 食用でもらった車エビ、4歳息子に「育てたい」と懇願され…… 水槽で飼育した貴重な記録に「可愛い姿見せてくれてありがとう」
  8. 2歳娘とパパ、愛と平和しかないやりとりに「100億年分のストレスが消滅した」 涙が出るほど幸せな会話に称賛の声
  9. 3歳双子姉妹、17歳お姉ちゃんを修学旅行で見送ったら…… 寂しくて号泣する様子に「もらい泣きです」「愛されてますね」
  10. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「天までとどけ」長女役、芸能界の「負の連鎖」訴え 主演俳優の“お誘い”拒否し「他の演者やスタッフからも無視」「本当の事なんか誰も話さない」
  2. 田代まさし、南部虎弾さん通夜で“一団”に絡まれる騒動へ……にらみ合いの末に「ちょっと来い」「止めろよお前」
  3. 妊娠中の英俳優、授賞式での“金太郎”ドレスが賛否両論 「半裸の妊婦なんて見てられない」「ホットなママ」
  4. 「変わんないもん俺のと」 所ジョージ、ホンダ軽を超速カスタムで高級外車と“まったく同じ”外見に 「朝から楽しいよ」「完璧!」
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 「意識もうろう」「何も食べられない」 すい臓がんステージ4の森永卓郎、痩せた顔出しで“最悪の時期”告白 息子は「『死ぬ』が冗談に聞こえなかった」
  7. 授業参観の度に「かっこいい」と言われた父親が10年後…… 「時間止まってる?」と驚愕の声がやまない父子の姿が870万再生
  8. 65歳マドンナ、ワールドツアー中のダンスが“おばあちゃん”だと視聴者衝撃 「もうやめなよ」「こんなふうに終わりを迎えるなんて」
  9. 人気ブロガー医師が4年の闘病の末に42歳で逝去 夫が伝える「素敵な女性がいたということを皆様の心に残していただければ」
  10. 能登半島地震により海底が“隆起”→すさまじい様子を収めた写真に「自然の脅威を感じる」