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» 2008年05月14日 19時39分 公開

ライバル誌、今度は仲良くガチンコ勝負――「サンデーVSマガジン カードゲーム」発表会

小学館の「週刊少年サンデー」と講談社の「週刊少年マガジン」が50周年事業の一環としてコラボ。今度は、トレーディングカードゲームで仲良くケンカする。

[加藤亘,ITmedia]

50年の歴史をかけた負けられない戦いがある!?

 小学館「週刊少年サンデー」と講談社「週刊少年マガジン」はともに、1959年に創刊されてから来年3月で50周年という記念すべき年を迎える。最近では、少年サンデーの「名探偵コナン」と少年マガジンの「金田一少年の事件簿」が1冊で楽しめる増刊号「コナン&金田一」が発売されるなど、両雑誌でのコラボレーション企画が話題となった。

 5月14日、少年サンデーと少年マガジンに過去連載された人気作品が一堂に会するカードゲーム「サンデーVSマガジン カードゲーム」の発表会が東京・秋葉原の富士ソフトアキバシアターにおいて行われた。こちらも創刊50周年を記念したコラボレーション企画の一環であり、ミスマガジンやお笑いの前田登(はりけ〜んず)/向清太郎(天津)らが駆けつけるなど、華やかなものとなった。

 JAM Projectによる「サンデーVSマガジン カードゲーム」のオリジナルテーマソング(7月23日発売予定の6枚目のベストアルバムに収録される)が流れる中はじまった発表会は、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんの司会進行の元、和やかな雰囲気が流れていた。冒頭挨拶に立った週刊少年サンデー編集長の林正人氏と週刊少年マガジン編集長森田浩章氏は、ともに「サンデーVSマガジン カードゲーム」を作るスタッフの熱意と、それに押されるように編集部一同協力していることに触れる。

もしかしたら仲が悪い社員よりもずっと話しているんじゃないと林氏(左)と森田氏(右)

 最近は「コナン&金田一」の件もあり、仲が良すぎるという声もあるが、こうしてガチンコの対決を実現したことは大きいと両氏。両氏は、ライバル関係でありながらこうして同じステージに立つことに対して、最近は漫才コンビの相方のような関係みたいだと苦笑いする。互いの雑誌については、「少年サンデーを読んで笑ったり思うところがあったり(笑)」と森田氏が言えば、「子供の頃から少年マガジンを読んでいるが、最近は純粋に楽しめない」と林氏が応戦(?)。森田氏は、少年サンデーではギャグマンガが個人的に好きということもあって「お坊サンバ!!」が気になっており、林氏は、少年マガジンの「あひるの空」のキャラクターに好感を持っていると、互いに気になる作品について触れた。


木谷氏

 ここで今回の「サンデーVSマガジン カードゲーム」の販売と大会運営を担う、ブシロードの木谷高明氏が登壇し、自身の趣味を全面に押しだした本作PVを上映した。このPVは、対決ムードを盛り上げるために特別に制作されたもので、各編集長・編集者がいい意味で悪ノリして登場。互いの雑誌について少年サンデー側が「マガジン読んでてもモテないっすよね?」と牽制すれば、少年マガジン側が「水曜日発売なのにサンデーはないっす」と皮肉たっぷりにコケ下ろすという内容となっており、いやがおうにも対決色を打ち出している。木谷氏はこのPVができただけでも満足してしまったと感心するほどの出来映えで、今後はイベント各所で公開し、将来的にはWebでの公開も予定しているとのこと。

 さて、「サンデーVSマガジン カードゲーム」は、“世代を超えて親子で遊べる”をコンセプトに、両誌の歴代タイトルが夢の競演を果たす。トレーディングカードゲームになじみのない人でも、両誌の登場キャラクターさえ分かっていれば楽しめるよう、ゲームシステムは簡略化されており、カードの種類もキャラクターカードのみとシンプルなものとなっている。


 収録されるタイトルは少年サンデー側が「うる星やつら」や「機動警察パトレイバー」、「タッチ」、「ドロロンえん魔くん」、「炎の転校生」、「名探偵コナン」など。少年マガジン側からは「巨人の星」や「金田一少年の事件簿」、「コータローまかりとおる」、「サイボーグ009」、「はじめの一歩」、「魔法先生ネギま!」など多数参戦し、現在だけでも40〜50作品が予定されている。

 7月26日にカード50枚入りの構築済みトライアルデッキ3種類(各1300円)が発売されるのを皮切りに、9月27日にはエキスパンション第1弾が、11月15日には第2弾、2009年1月17日に第3弾、2009年3月14日に第4弾が予定されている。各エキスパンションにはキャラクターカードだけで120種類用意される。つまり第4弾まですべて合わせても480種類がそろうことになるが、それでも長い歴史の両誌に登場するキャラクターを網羅することはできない。来年3月以降は未定だが、責任もって第5弾、第6弾と続けていくと木谷氏。向こう3年は大会も継続していくと発言した。ちなみに各ブースターパックの値段は両誌の定価である250円に設定されている。

 前述した構築済みトライアルデッキ3種類は、「名探偵対決デッキ」(収録作品:「名探偵コナン」、「金剛番長」、「史上最強の弟子ケンイチ」、「金田一少年の事件簿」、「MMR マガジンミステリー調査班」、「あしたのジョー」など)、「スポーツ決戦デッキ」(収録作品:「MAJOR」、「炎の転校生」、「金色のガッシュ!!」、「はじめの一歩」、「巨人の星」、「コータローまかりとおる!」など)、「ラブコメデッキ」(収録作品:「うる星やつら」、「神聖モテモテ王国」、「タッチ」、「ラブひな」、「天才バカボン」、「ミスター味っ子」など)となっている。カードはすべて原作イラストを使用し、枠などをつけずになるべく大きくビジュアル重視のデザインなので、コレクション目当てとしても魅力的だ。

 木谷氏は、今回のカードゲーム製作にあたって、どの部分を取り上げるかで苦労したと語る。すべての原作を読んだが、到底フォローできていないので、今後のブースターパックで追加していきたいとしている。なお、カードにはレアリティ設定もあり、近いうちに発表したいとしている。

例えば、山場からうる星やつらのラムちゃんを引きあてると、彼女の能力「ダーリンのバカ〜っ!!」が発動。リングとベンチ上の男性キャラクターを双方とも控え室に追いやるという能力を持っている

 肝心のゲームシステムだが、互いに山札からカードをリングに置いていき、各キャラクターを代表する能力によって展開していくというもの。主戦場となるリングとベンチ、そして控え室からなり、プレイヤーはカードを山場から互いに引き合い、能力によって相手カードをリタイヤさせていくことを目的としている。各キャラクターカードにはパートナー・アタックが可能な相性のいいキャラクターがいる。デッキ構築の際は、そのへんも見極めるべきなのだろう。

 「サンデーVSマガジン カードゲーム」体験会が5月31日(土)大阪、6月1日(日)東京で開催。7月12日〜8月31日の期間中、全国120店舗で「初心者講習会120カ所巡り」が予定されているほか、次世代ワールドホビーフェアやコミックマーケット74、東京ゲームショウでもイベントをするとのこと。なお、札幌、仙台、秋葉原、名古屋、大阪、岡山、博多でもブシロードカードゲームイベントや「トライアル大会」を予定。9月28日〜11月15日には「第1回サンデー&マガジンカップ」予選と11月30日には決勝大会が、12月中旬〜2008年1月中旬には「第1回サンデー&マガジンカップ」予選と1月末に決勝大会が、2月中旬〜3月上旬には「50thアニバーサリーカップ」予選が予定されている。

発表会にはミスマガジンが華を添える。左から鹿谷弥生さん(ミスマガGP2007)、中島愛里さん(ミス週刊マガジン2007)、あいかさん(ミスヤングマガジン2007)、伊勢みはとさん(読者特別賞2007)、山口沙紀さん(審査員特別賞2007)。そしてコナン君も
前田登(はりけ〜んず)と向清太郎(天津)によるオタク漫才も披露され、歴代少年サンデー&少年マガジンの登場人物のPR合戦が行われた

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