自称“乙女”新入社員 vs. 神子島みか。バトルの行方は……!?:「頭文字D EXTREME STAGE」で対決(2/3 ページ)
あれ……、勝っちゃった??
ついに赤城山を舞台とするレースは開始された。緊張のスタート。神子島さんはもちろん、藤原拓海の愛車「AE86型スプリンタートレノ」(通称ハチロク)。小笠原には「シルエイティ」を選択させた。色は「乙女だから」(小笠原)というよく分からない理由で白を選択。
3、2、1、Go!
スタートダッシュを決める神子島さん。それに対して神子島さんの左からすり抜ける小笠原。気付いたら神子島さんを抜き去っていた。いいぞ小笠原、もしかしたら勝てるかも!?
しかしアクシデントは最初のコーナーを回ったところで発生。小笠原がいつもスピンして逆走してしまうポイントだ。期待を裏切らずにコーナーを曲がりきれずケツを振りそうになり、「ああこれで終わった……」と誰もが思った瞬間。
神子島さんの車が小笠原車のノーズを押した……。
イン側の左から抜き去ろうとした神子島さんのハチロクが、回転途中の小笠原シルエイティのノーズに接触してしまったのだ。これにより1回転することなく、しかも神子島さんの頭を抑える形で小笠原は無事レースに復帰。リードを保ったまま次のコーナーに突入する。さっくりと右コーナーはクリアする小笠原。セガの人がつぶやく。
セガ ネコかぶってたんじゃないですか……? 速いじゃないですか。
その後もリードを広げる小笠原。……なんと勝利してしまいました。
勝ったとなればこっちのもの。セガの人の落胆ぶりを横目で見ながらも、「神子島みかさんが何でもします」という、さっきの言葉を実行してもらうしかない。わたしの頭の中にはいろいろな妄想がくり広げられたのだが、トンデモないことを言ってこの記事が掲載できないばかりか、社会的に抹殺されるのはこちらとしてもよろしくない。つまり、無難なところで、
ITmedia じゃ、じゃ、じゃあ、うちのサイトの宣伝をしてもらいましょう。
というところに落ち着いてしまいました。神子島さんによるITmedia +DのCMをご覧ください。
ありがとう神子島さん。そしてセガさん。残念ながら勝っちゃったけど、考えてみたらこの記事自体がパブみたいなもんじゃないか。転んでもただでは起きないね、さすがっ。
しかしこのとき、神子島さんの目の奥に宿っていた炎に、わたしも小笠原も気付いていなかったのであった。
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