“こなた”や“かがみ”を担いで聖地を練り歩く。鷲宮神社「土師祭」に“らきすた神輿”が登場!!今日は何の日?萌え曜日!

去年から「らき☆すた」の聖地として盛り上がりを見せる鷲宮町が、またまた大胆コラボレートを果たしました。関東最古の大社でもある鷲宮神社のお祭りに、らき☆すたの御神輿が出現! 今回は“らきすた神輿”が担がれた模様を紹介していきますよ。

» 2008年09月10日 01時55分 公開
[雛見沢秀一,ITmedia]

ここまで聖地として盛り上げられるのはステータスであり希少価値!?

photo 大熱狂の中、担がれるらきすた神輿。担ぎ手のほかに、写真撮影をする多くのファンを従えて練り歩く

 僕にとってのマイベスト聖地は“岐阜県白川郷”。どうも雛見沢です。

 9月7日、埼玉県鷲宮町で行われた土師(はじさい)祭にて「らき☆すた」のキャラクターをあしらった神輿が登場しました。この“らきすた神輿”を担ぐため、全国からおよそ120人のファンが担ぎ手として集結。さらに、らきすた神輿を一目見ようと、押しかけたファンを含むお祭り参加者5万人が、今年の土師祭を大いに盛り上げました。

 らき☆すたは、月刊誌「コンプティーク」で連載している美水かがみ原作の4コマ漫画で、個性豊かな女子高生の日常を描いた作品。2007年にはアニメ化され、登場人物である柊姉妹が住む“鷹宮神社”のモデルとなったのが鷲宮神社です。

 この鷲宮神社、アニメ放映以降、ファンがどばっと押し寄せる“聖地巡礼”(アニメやマンガの舞台のモデルとなった実在する土地に、ファンが遊びに行くこと)現象が起きるなど、一気にメジャー観光スポットとなりました。これにより、今年の初詣には例年の倍の人数である30万人もの参拝客が押し寄せ、らき☆すたの変わらぬ人気ぶりを地元民に示すこととなりました。

 そして今回、鷲宮町に初詣の時に起きた活気を求め、鷲宮神社のお祭りである土師祭の御神輿として、らきすた神輿が登場したのです。その効果はすぐに発揮され、鷲宮商工会のWebサイトで担ぎ手を募集したところ、全国から応募が殺到。わずか3日で予定数の約100人を超えてしまったそうです。どれだけ人気あるんだ、らき☆すたは……。

 ちなみに土師祭とは、毎年9月に関東最古の大社である鷲宮神社に奉納された約4トンの“千貫神輿”を若者たちが担ぎ、町を練り歩くお祭り。大正2年から始まった由緒正しいお祭りに、アニメのキャラクターをあしらった神輿を担ぐとかバチ当たりじゃないですか!? などと思ってしまう僕。実際どのような盛り上がりを見せたのか、写真とともにお伝えします!

photophoto 4面にそれぞれ版権絵、神輿上部には原作者・美水かがみによる特製描き下ろしのイラストも。お祭りが終わった後の描き下ろしイラストの行方が気になります

photo 担ぎ手は特製らきすたTシャツを着て神輿を担ぐことに。みんなと協力して担げば、自然と仲間意識が芽生えそう

photo 初心者でも担ぎやすいように、重さはおよそ130キログラムと、ほかの神輿よりも軽め。これを40人1グループで交替しながら担ぐ。最前列では商工会の人が歩く速度を必至に調節していました

photophoto 雨の中、“ソイヤ!”や“わっしょい”といった掛け声を張り上げながら約2キロメートルの道のりを練り歩く。しかし途中、だんだんソイヤ!から、“萌ーえ!”やら“つかさ!”(らき☆すたの登場キャラ)やら、関係ない掛け声も……。これも、らきすた神輿ならでは?

photo ほかの神輿も、血気盛んそうな若い衆が担いでド派手に往来を練り歩いていました。やっぱり本物は迫力が違います

photo 休憩に入ると、ちょっとした(?)撮影会に。こんなにも人に囲まれて撮られる神輿も珍しいんじゃないでしょうか。ちなみに休憩中、商工会の方々から担ぎ手に差し入れのチョココロネ(らき☆すた主人公・こなたの好物)が配られる。いやぁ、町の人も分かってらっしゃる

photo 神輿の練り歩きも終わったので、周辺を散策することに。商店街のお店には、らき☆すたのタペストリーやらポスターが貼ってある。さすが、らき☆すたの町

 神輿が担がれるまでは、“関東最古の大社の格式あるお祭りで、アニメキャラクターのあしらった神輿が担がれてバチ当たりでは”と心配もしましたが、特に問題もなく成功したようだったので、どうやら杞憂だった様子。商工会の担当者に話を聞いてみると、実際に企画してみて「まさかこれほど盛り上がるとは思わなかった」と、うれしい悲鳴を聞かせてくれました。個人的には、おじちゃんやおばちゃんたちから、らき☆すたという単語が出てくる風景ってのも、なんだか不思議の気分になったり。

 今回の神輿人気に、らき☆すた熱はまだまだ冷めていないことがうかがえました。9月26日にOVAの発売も控え、さらなるヒートアップを見せるはずです。これからも鷲宮町とともに盛り上がって、聖地と作品のコラボを先導するような存在になっていく日も近いのではないでしょうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた