国内最大級のアニソンライブ“アニサマ”開催!! 今年も熱いドラマを魅せた興奮の2daysをリポート!今日は何の日? 萌え曜日!

注目のニューカマーからアニソン界の重鎮まで、現在のアニソンシーンをけん引するアーティストが集まり、2日間に渡って行われたライブ「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」。今回の萌え曜日では、ライブ2日目の模様をお伝えする! 5時間以上にもおよんだ大興奮のライブの空気を感じてほしい。

» 2008年09月12日 15時05分 公開
[雛見沢秀一,ITmedia]

アリーナが揺れに揺れた興奮熱狂のアニソンフェス!!

photo

 8月30日と31日に、さいたまスーパーアリーナで日本最大規模のアニメソングライブ「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」(以下、アニサマ2008)が開催された。2005年に国立代々木第一体育館で行われた第1回から始まり、今回で4回目の公演。今年は2日間とり行われ、参戦アーティストや観客キャパシティを大幅に増やした過去最大規模のライブとなった。今回の萌え曜日では、ライブ2日目の様子をお届けする。

 2日目に参加したアーティストは、美郷あき、ELISA、ドメスティック・ラヴバンド、Sound Horizon、黒薔薇保存会、桃井はるこ、MOSAIC.WAV、ave;new feat.佐倉紗織、miko、Lia、中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THE IDOLM@STER、福山芳樹、May’n、サイキックラバー、平野綾、石川智晶、米倉千尋、JAM Projectの総勢18組(敬称略、以下同)。人気上昇中の若手アーティストからアニソン界の中心的アーティストなど、幅広いジャンルの出演者がそろった。

 ライブ初日が大成功に終わり、その勢いで迎えた2日目。堂々開幕を飾るのは、JAM Project&美郷あきのコラボレーションで「思い出はおっくせんまん!」。一発目から観客のテンションをトップギアに入れてくれる夢のコラボユニットの曲が終わると、JAM Projectのリーダーである影山ヒロノブから重要なお知らせが。

 なんと、初日にステージに立った奥井雅美が体調を崩し、2日目の出演を断念することになってしまったのだ。そんなアクシデントを吹っ飛ばすため、美郷あきがアニメ「怪物王女」主題歌の「BLOOD QUEEN」と、彼女がこのイベントで歌いたかったと話していたデビュー作「君が空だった」を披露。さらに、アニメ「ef - a tale of memories.」主題歌を歌うELISAが、10代らしいフレッシュな歌声で観客を盛り上げる。


photophotophoto (左から)JAM Project&美郷あき、美郷あき、ELISA

 ELISAの歌が終わると、“家族愛!”という掛け声とともに、なにやら怪しい覆面の集団が登場。音楽ユニット・angelaの楽曲を、パンクロックやデスメタル調にアレンジして演奏するバンド、“ドメラバ”ことドメスティック・ラヴバンドの出番だ。なぜかリスペクトしている(さらに、なぜか声も似ている)angelaの代表作「Shangri-la」と、アニメ「魔法先生ネギま!」主題歌「ハッピー☆マテリアル」を、ドメラバスタイルで大胆にアレンジした楽曲を熱唱。彼女たち流に言うなら“最高のGIG”を披露してくれた。

 ドメラバが怪しいハードコア音楽集団ならば、こちらは妖しい魅力を漂わせる幻想音楽集団。ボーカルやナレーター、楽器隊など、総勢70名にもおよぶ楽団員で構成されたアーティスト集団・Sound Horizonが、曲を“熱演”した。今回は小規模な編成で舞台に立った彼らだが、お家芸ともいえる語りと舞踏、ストーリー形式の歌で、壮大な“物語音楽”を演出する。ミュージカルのような異色のライブパフォーマンスで魅せ、会場を彼らの色に染め上げた。

 お次はゴシックつながり(?)として、ユイエル率いるビジュアルバンド・黒薔薇保存会が登場。声優界で絶大な人気を誇る彼女なだけあって、ファンの反応も一層ヒートアップ! ユイエルの正体が実は声優の堀江由衣であることを明かしたり(周知の事実)、黒薔薇保存会の3枚組アルバム発売情報(嘘です)を紹介したりと、ミニドラマも盛り込みつつ持ち歌メドレーで盛り上げた。


photophotophoto (左から)ドメスティック・ラヴバンド、Sound Horizon、黒薔薇保存会

 この後も、桃井はるこが一夜限りで復活させたアキバポップユニット・UNDER17の代表的ナンバーを歌い上げたり、同じくアキバポップユニットのMOSAIC.WAVが、ニコニコ動画で有名な「ガチャガチャきゅっ〜と・ふぃぎゅ@メイト」を観客とのコール&レスポンスで歌い上げた。

 新旧アキバポップユニットの後は、ave:new feat.佐倉紗織や、同人音楽サークル・IOSYSの楽曲「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」を歌うmikoなど、ニコニコ動画で人気を博したアーティストが続き、“ニコ厨患者”たちのハートを鷲づかみに!

 ライブも折り返し地点を過ぎ、引き続き歌姫・Liaが「鳥の詩」を歌い、「THE IDOLM@STER」から中村繪里子、今井麻美、たかはし智秋、下田麻美の4人がヒット作をメドレーで熱唱。最高にクールなギターテクを魅せる福山芳樹の「真赤な誓い」、現在放送中のアニメ「マクロスF」のED&挿入歌を歌うMay'n、歌のみならず、MCでも観客と一体感を生んだサイキックラバー、ステージ上を縦横無尽に駆け回る平野綾が、続けて自身の人気ナンバーを披露。怒濤のラッシュはまだまだ終わらず、石井智晶&米倉千尋によるガンダムソング「あんなに一緒だったのに」&「嵐の中で輝いて」のデュエットで、ファンは大盛り上がりとなった!

photophotophoto (左から)桃井はるこ、MOSAIC.WAV、ave:new feat.佐倉紗織

photophotophoto (左から)miko、Lia、福山芳樹

photophotophoto (左から)May'n、サイキックラバー、平野綾

photophotophoto (左から)石井智晶&米倉千尋、石井智晶、米倉千尋

 そして今回のライブでトリを飾ったのは、アニソン界を代表するアーティスト集団・JAM Project。1曲目、今年1月にリリースされた「No Border」を歌い上げ、観客の興奮は雪崩となって2曲目「Rocks」に続く。そして、この日、さいたまスーパーアリーナが最大級に揺れた「SKILL」! 歌詞の“もっと!! もっと!!”のコール&レスポンスで、歌詞通りに会場の熱がどんどん上がっていった。

photo JAM Project

 2008年は、ワールドツアーの年として世界各地をまわっている最中のJAM Project。影山ヒロノブが“日本アニメ、アニメソングは世界に確実に愛されています!”とファンに呼びかけると、会場は大歓声に包まれる!

 JAM Projectが歌い終わると、最後には、今回出演したアーティストたちがステージに総登場。アニサマ2008のテーマソングである「Yells 〜It's a beautiful life〜」や、アンコールに2006年のアニサマテーマソング「OUTRIDE」を全員で大合唱した。出演者、観客ともにすべてを出し尽くしたような恍惚とした空気が会場を満たし、最後には出演者ひとりひとりが挨拶。興奮冷めやらぬまま盛況のなかイベントは終了した。

 イベント第1回から着実にファンが増え、徐々に規模を拡大しているアニサマ。“アニメソングが好き”という共通認識で会場が一体となったように、アニソンが世界をひとつにする日もそう遠くないのかもしれない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/17/news066.jpg 「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた