この事件……実におもしろい――「ガリレオ」
シリーズ最新映画「容疑者Xの献身」が公開されるTVドラマ「ガリレオ」をゲーム化。不可思議な事件の謎を華麗に暴く、本格推理サスペンスがディスリー・パブリッシャーから発売される。
テレビドラマ「ガリレオ」の世界がゲームで再現
平均視聴率20%を超えた人気TVシリーズ「ガリレオ」が、ニンテンドーDSで遊ぶことができるようになる。実におもしろい。
プレイヤーは貝塚北署の刑事「内海薫」となり、天才物理学者「湯川学」とともに奇怪な難事件に挑むアドベンチャーゲーム。頼りになる先輩刑事・草薙や、口うるさい湯川の助手・栗林、美人監察医の城ノ内など、おなじみのメンバーも登場。さまざまな事件で犯人が巧妙に仕掛けた謎はもちろん、登場人物たちによる軽妙な掛け合い、湯川の閃きシーンまで、「ガリレオ」の世界を余すところなく再現している。
プレイヤーはまず、捜査の基本は現場調査や聞き込みを行い、情報収集を心がける。現場をタッチして残された証拠を見つけたり、さまざまな場所へ出向き証言者を探していく。時には「ライトを当てて隠された文字を読み取る」、「地図に正しいルートを書き込む」といった、ミニゲーム形式の捜査もある。こうして捜査したことで謎が分かっても、それはまだ仮説に過ぎない。すべては、実験や検証を行って初めて事実となる。「マネキンに発火させるための実験」や「首吊りの仕掛けを作る」など、湯川の実験を手伝って、仮説を立証しなくてはならない。
本作はTVドラマから、ゲーム用に選ばれたもの。人体突然発火の謎を解明する「燃える」、皮膚の一部だけが壊死していた怪事件の真相を追う「壊死る」、自殺予知のトリックを暴く「予知る」、ゾンビのデスマスクから始まった怪事件が、次第に湯川の過去と結びつける「爆ぜる(前・後編)」の5本が収録されている。
ストーリー
湯川学は、帝都大学理工学部物理学科の准教授。容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能で、女子学生からは圧倒的な人気を得ている男だが、学問以外のことにほとんど興味を示さない変人でもあった。
貝塚北署の新人刑事・内海薫は、尊敬する先輩刑事・草薙俊平の紹介で、その湯川がいるという第十三研究室を訪ねる。草薙の助言に従って、管内で起きたある事件について彼に捜査協力を求めるためだった。“ミステリーハンター”の異名を持つ草薙は、数々の難事件を解決した功績が認められ、本庁への栄転が決定していた。だが、その草薙いわく、自分が解決した事件は、大学時代の同期で、仲間内で“変人ガリレオ”と呼ばれていた物理学の天才・湯川の協力のおかげだというのだ……。
湯川学(36)
帝都大学理工学部物理学科の准教授。別名・変人ガリレオ。容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能。ぱっと見、完璧で、非の打ち所のない男。なのに、実はものすごく変人。刑事の草薙俊平とは大学の同期で、オカルトめいた現象を含む事件について、たびたび草薙の相談に乗っては、事件解決の鍵を与えている。が、本人は犯人や捜査に興味があるわけでは全くなく、事件として起きた現象そのものを解明し、証明することに意欲を燃やしているだけだったりする
内海薫(27)
貝塚北署の刑事。自らの希望で交通課から異動してきたばかりの新人。理論よりも感情を優先する正義感あふれる熱血漢。先輩刑事の草薙を尊敬し、いつかはああなりたいと憧れているが、その紹介で知り合った湯川とは、まさに水と油
草薙俊平(36)
貝塚北署の刑事。オカルトめいた事件を解決することにかけては天下一品で、ミステリーハンターとの異名を持つ。その実績が認められ、このたびめでたく本庁への栄転が決まるが、その功績のほとんどは、実はガリレオこと湯川学のおかげ。無類の女好きという一面も
第一話:「燃える」
事件は、前夜10時20分ごろ、閑静な住宅街で起きた。通りの一角にいつもたむろして騒いでいた若者グループのひとりが、突然、頭が発火して死亡したのだ。
先輩刑事の弓削志郎とともに現場に向かった薫は、彼らがそこでネズミ花火をしていたことを知る。しかし、監察医・城ノ内桜子によれば、被害者は頭蓋骨が炭化するほどの熱傷を負っているという。ネズミ花火が原因とは考えられなかった。
湯川の助手・栗林宏美は、捜査に協力してもらおうと話を持ちかけた薫のことを必死で止めようとした。これまでにも草薙から事件の相談を持ち込まれ、何かと研究の邪魔をされてきたからだった。しかし、そんな栗林の願いもむなしく、湯川は人体が突然発火するという現象に強い興味を抱く。
第二話:「壊死る」
ある豪邸の室内プールで若い女性の水死体が発見された。両親が旅行に出かけていた間に起きた出来事らしい。検死の結果、死因は心臓麻痺によるものと思われた。だが、何故か胸の皮膚の一部だけが壊死していた。そのことが気になって湯川のもとを訪れた薫は、何故皮膚が壊死したのか、と彼に尋ねた。しかし湯川は、それは物理学の範疇ではない、と言って薫を追い返してしまう。
ある日、四ッ谷工科大学で開かれた物理学会での講演を終えた湯川は、ひとりの学生に呼び止められる。講演の内容に感銘を受けた、というその学生の名前は、田上昇一。その大学の院生だった。
第三話:「予知る」
湯川と薫は、湯川研究室の助手・栗林から、ある不可思議な事件について相談を持ちかけられる。
事件が起きたのはいまから半年前のことだった。栗林の友人で、大手食品加工会社を経営する資産家・菅原は、静子と結婚してすぐに、飲食店で知り合った冬美という女性と浮気をする。そんなある日、菅原のマンションに、大学時代の後輩・峰村が遊びにきた。菅原に静子を紹介したのが峰村だった。そのとき、菅原の携帯電話に冬美から電話が入った。冬美は、窓の外を見るよう菅原に告げた。すると、向かいのマンションの一室に冬美の姿があった。冬美は、結婚してくれないなら死ぬ、と菅原に告げると、何と彼が見ている前で、ロープで首をつって自殺を図ったのだという。この一件が原因で、菅原は、静子から離婚を言い渡され、多額の慰謝料と、住んでいたマンションの権利を取られていた。
栗林から話を聞いた薫は、浮気した上に相手を自殺に追い込んだのだから自業自得だ、と言い放った。だが、この事件には、ひとつ不思議な点があった。実は菅原は、冬美が自殺する1週間前、同じ部屋で女性が首を吊るのを見たというのだ。
第四話、最終話:「爆ぜる」
10月13日夜、栃木県の龍仁湖で爆発事故があった。湖上のボートが、突然火柱を上げて爆発し、吹き飛んだのだ。
それからおよそひと月半ほどたったある日、湯川は、貝塚北署の薫から、帝都大学の卒業生が巻き込まれた奇怪な事件の話を聞く。
薫と弓削は、ある中学校の文化祭で防犯に関する公開授業を行った。その帰り、薫たちは、美術部の生徒が展示した“ゾンビのデスマスク”という石膏の仮面を見て驚く。それは、あまりにもリアルな表情をした仮面だった。するとそこに、藤川伸江という女性が現れ、仮面を見るなり震えだした。伸江は、この顔が失踪した自分の息子に間違いない、というのだ。薫たちは、仮面を作った生徒から話を聞いた。その生徒によれば、展示した仮面は、自然公園の池で拾った金属製の仮面を型にして作ったものだという。
さっそく自然公園を調査した薫たちは、池の底に沈んでいた男性の遺体を発見する。
「ガリレオ」 | |
対応機種 | ニンテンドーDS |
ジャンル | 本格推理サスペンス |
発売予定日 | 2008年10月発売予定 |
価格(税込) | 3990円 |
CERO | B(12歳以上対象) |
プレイ人数 | 1人 |
(C)TOMCAT SYSTEM (C)D3 PUBLISHER
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