マッチョはお嫌い?――「プリンス・オブ・ペルシャ」発売記念クリスマスイベント
ユービーアイソフトは「プリンス・オブ・ペルシャ」の発売を記念して、ゲーム声優に初挑戦した成海璃子さんや主人公プリンス役の浪川大輔さんを招いての発表会を開催した。さて成海さん、プリンスみたいな人はどうですか?
ユービーアイソフト、今年イチ押しタイトルが発売
ユービーアイソフトは12月18日に発売を予定しているXbox 360用アクション「プリンス・オブ・ペルシャ」(PS3版は2009年1月22日発売予定)を記念した発売記念クリスマスイベントを12月9日、カナダ大使館にて開催した。イベントには「プリンス・オブ・ペルシャ」で声優を務める女優の成海璃子さん(エリカ役)と声優の浪川大輔さん(プリンス役)が招かれ、収録時の苦労話などが語られた。
「プリンス・オブ・ペルシャ」は、「アサシン クリード」を制作したユービーアイソフト モントリオールスタジオが手がけるペルシャ神話をベースにした奥深い物語とアクロバティックアクションが楽しめる最新作。闇の王アーリマンの復活を妨げるべく、主人公のプリンスは徐々に“穢れ”ていく世界を浄化しながら、不思議な女性エリカとともに冒険をすることになる。
今回、カナダ大使館でイベントが行われたのは、「プリンス・オブ・ペルシャ」がユービーアイソフト モントリオールスタジオで製作されたことによる。モントリオールのあるケベック州は近年、ゲーム企業誘致と優遇を政策としており、開発スタジオはもとよりツールベンダーなども多くモントリオールに集まりつつあり、その勢いは加速度的に高まりつつある。冒頭、カナダ大使館参事官のキャサリン・ドノヒュー氏は、カナダを拠点とする企業が日本で活動することをサポートすることが重要な業務と説明。カナダには450以上のゲーム企業が存在し、その中でもモントリオールスタジオは世界でも2番目の大きさであり、今年もっとも力を入れた本作の記念イベントに協力できたことをうれしく思うとあいさつに立った。
次にユービーアイソフト代表取締役社長のスティーヴ・ミラー氏が登壇。昨年、売上として1140億円を計上、サードパーティーとしては3番目の成績を収めたことを報告。開発スタジオの持つ技術力とラインアップが要因と紹介した。ユービアイソフトが目標としているのはブランドを通して、驚きと感動を与えることとスティーヴ氏は、日本での発売を楽しみにしているとコメントした。
タイトルの内容については、マーケティングディレクターの辻良尚氏が担当。モントリオールスタジオの紹介をはじめ、グラフィックやアクション、キャラクターについて日本のゲームを意識し、その日本へのリスペクトを昇華して制作されていると解説。辻氏はメディアからの引用として、「このゲームはラブストーリーである。しかし、プリンスとエリカのではなく、プレイヤーとエリカのラブストーリーである」と紹介し、開発当初に望んだものが体現できた証拠だと感想を述べた。
辻氏は、エリカについては作られたキャラクターではなく、生身を感じさせるものでなくてはならないと、成海璃子さんが起用された理由を説明。成海さんと浪川さんを壇上へと招き入れた。
「プリンス・オブ・ペルシャ」は通常のアニメや映画よりもセリフの量が多く、英語版を聞いた後に日本語の収録を行うといった流れに反射神経と集中力を使ってヘトヘトになるものだった。2人はバラバラに収録したため、不安もあったが充実した収録だったのだとか。ゲームの声優は初挑戦となる成海さんは、セリフ量の多さに驚いたこともさることながら、狭いブースでの収録に声優の大変さを身に染みて体験できたと振り返る。辻氏もゲームの収録としてもセリフ量は多いほうで、浪川さんも声優としてもハードの方だったと、成海さんを気づかう。浪川さんはエリカ役の成海さんの声について、長時間のセリフを要する内容であっても自然にすっと入り込めるとして、プレイヤー目線でも絶賛した。
ゲームに登場するプリンスについて、軽薄ながら頼れるタイプと浪川さんが評するも、成海さん的には、「マッチョは好きじゃない」と一蹴。一方、強気な女性と評するエリカについて成海さんは、自分とは比較したことはないが、「芯が強いところを表現したかったし、声だけの芝居なので、雰囲気作りとひと言ひと言に注意した」のだそうだ。当初は難しくて悩みながら役作りをしたことを明かす。プリンスとエリカの微妙な関係がどう発展していくのかを楽しみにしてほしいと辻氏。
また、役者魂について聞かれた成海さんは「役者魂ってなんですか?」といまいちピンときていない様子。浪川さんは、演じることに答えはないと助け船を出し、「持論ですが、今まで経験したことをいかに膨らませるか。ゲームのような状況になったことはなくても、気持ちであれば感じることができます。滑舌や尺など気にすることなく、感情の流れを重視するのが大事ではないか」とコメント。成海さんもそういう意味では「あまり、考えずに自然体でやることが大事だと思っています。固め過ぎずに感情で笑いたければ笑えばいいし、泣きたければ泣く。感情に従ってるだけです。声がすべてじゃないですか。普段の芝居と違うので、考えないといけなかったし難しかった」と悩んだとのこと。
辻氏はそんな成海さんの声について高評価で、判断はプレイヤーに任せるとして、プロデューサーのベン・マッティス氏も評価していたと映像を紹介。映像でベン氏は、日本語版の成海さんについてイメージどおりと太鼓判を押した。
「2人でも遊べるし、映画のような迫力があります。プリンスとエリカの会話に注目してください。結末は言えませんが、ストーリーも引き込まれると思います。楽しみにしてください」(浪川さん)
「キャラクターが魅力的で、映像も美しい。わたしも一生懸命演じましたので、そんなエリカを見てください」(成海さん)
「非常に壮大なストーリーと新しいゲーム性を用意しています。プリンスとエリカの距離感もぜひ注目してほしいです。もうすぐ発売です。楽しみにしてください」(辻氏)
| 「プリンス・オブ・ペルシャ」 | |
| 対応機種 | Xbox 360/プレイスーテション 3 |
| ジャンル | アクション |
| 発売予定日 | 2008年12月18日(Xbox 360版)/2009年1月22日(PS3版) |
| 価格(税込) | 7329円 |
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