大軍を率いて大軍と戦え! ド迫力の戦闘が楽しめるRPGのニューカマー:「ラスト レムナント」レビュー(1/2 ページ)
スクウェア・エニックスの「ラスト レムナント」は、軍勢VS軍勢によるバトルが面白いRPG。何十人もの敵味方が入り乱れて戦うさまは、もはや戦闘ではなく戦争だ!
スクウェア・エニックスの新規RPG、Xbox 360に見参!
冬は、こたつとみかんと……RPG! というRPGファンは結構いるのではないだろうか。夏と比べアウトドアなイベントが少ない冬は、家の中でじっくりたっぷりゲームに取り組める季節といっていいだろう。この冬も多くのゲームが各社からリリースされているが、ここではXbox 360で発売された「ラスト レムナント」についてお伝えしよう。
本作は、スクウェア・エニックスが放つRPGの新規タイトルだ。スクウェア・エニックスが多くのRPGシリーズを有していることはファンにはおなじみかと思うが、ラスト レムナントはどのシリーズにも属さない完全なる新作である。
本作には、Epic GamesのUnreal Engine 3というゲームエンジンが採用されている。このUnreal Engine 3は、「Gears of War」「バイオショック」「ロストオデッセイ」などにも使用されているもので、グラフィックやサウンドの向上に対する恩恵は大きいと言っていい。なお、このたび発売されたのはXbox 360版なのだが、本作は今後、プレイステーション 3とPC向けにも発売が予定されている。Xbox 360を持っていないユーザーであれば、そちらを待つというのもありだろう。
ラッシュ・サイクス、かく冒険せり――レムナントを巡る壮大な物語
ラスト レムナントというタイトルを見て、筆者がまず思ったのは“レムナントって何なのさ?”ということだ。これはプレイをしているとだんだん分かるようになってくるのだが、大まかに言ってしまえば「世界に巨大な力をもたらす謎の物体」の総称だ。
例えばゲーム中に登場するアスラムという都市は“ヴァレリアハート”というレムナントによって守られている。ヴァレリアハートは、街の中央の建造物に斜めに突き刺さった大きな剣だ。大きいといっても規模が半端ではない。天にも届かんとするその姿は神々しく、まさしく神が扱う剣であることを想起させるほどに、その存在感は圧倒的だ。
また、ゲイ・ボルグというレムナントは、アスラム領主であるダヴィッドが契約したレムナントで、戦闘中に兵器として登場する。一口にレムナントと言っても、その大きさも形状も性質もバラバラだということになる。
そんなレムナントが各地に存在する本作の世界には、ミトラ、ヤーマ、クシティ、ソバニという4つの種族がいる。ミトラはいわゆる人間型、ヤーマはごつくて腕っぷしが強い獣人、クシティは知性の強いカエルのような種族、ソバニは4本腕で猫のような姿をしている。
本作の主人公はミトラの青年、ラッシュ・サイクスだ。レムナントの存在しない果ての島・ユラム島で、妹のイリーナと静かに暮らしていたラッシュだったが、謎の組織にイリーナをさらわれてしまったことで、ラッシュの冒険が始まる。
ラッシュは物語の冒頭で、アスラム領主のダヴィッドと、アスラム四将軍(エマ、トルガル、ブロクター、パグズ)に出会う。彼らの力を借りながらイリーナを探すラッシュ。やがて強大な敵“覇王”に遭遇し、壮大な展開を見せていく。
完全なるファンタジー世界を描いているわけだが、ほかのファンタジー作品と類似する点もありつつ、本作独自の世界観もちゃんと描かれている、と筆者は感じた。RPGの世界観において重要なのは、もちろん基本設定やディテールだったりするわけだが、それらを絵としてユーザーに提示するグラフィックデザインも作品を大きく左右する。本作のグラフィックは、さすがにUnreal Engine 3が採用されているだけあって、緻密(ちみつ)かつ重厚で迫力のある絵ができ上がっている。
各種族が行き交う街並みは活気があって、移動していて気持ちがいいし、後述するが、戦闘時の迫力ある演出もまた、高精細なグラフィックの恩恵を受けている。倒すべきモンスターの造形も凝っていて、本作独特の雰囲気を形成している。この世界観にハマれれば、それだけでもプレイする価値はあるというものだ。
グラフィック回りで残念だったのは、ロード直後のムービーで描画テクスチャが一瞬遅れるなど、大容量のグラフィックに処理が若干追いついていないような点が見受けられたことだ。戦闘時にもっさりカクカクすることもあり、全体的にロードも長めの印象を受けた。ただ、これらの問題は、本体設定の解像度を落としたり、データを本体にインストールしてプレイすることである程度は改善できる。完全に解消されるわけではないため、この点については後続のPS3版やPC版でのさらなる改良を期待したい。
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