攻め続け、かつブレないタイトルとして最高の出来に――「龍が如く3」完成披露記者発表会

1月23日、品川インターシティホールにおいて、プレイステーション 3用ゲーム「龍が如く3」の完成披露記者発表会が催され、渡哲也さんや藤原竜也さんをはじめ、豪華キャスト陣が勢ぞろいした。

» 2009年01月23日 18時43分 公開
[加藤亘,ITmedia]
「龍が如く3」豪華キャスト陣が並ぶ

 セガより2月26日に発売されるプレイステーション 3用ゲーム「龍が如く3」の完成を記念した披露記者発表会が品川インターシティホールで開催され、本作の総合監督を務める名越稔洋氏をはじめ、藤原竜也さん、宮迫博之さん、宮川大輔さん、高橋ジョージさん、泉谷しげるさん、渡哲也さん、椿姫彩菜さん、age嬢の皆さん、そしてシリーズ通しての主役を演じる黒田崇矢さんといった豪華出演キャスト陣が登場した。

 シリーズ最新作となる「龍が如く3」は、前作より2年後の2009年の日本を舞台に、骨太な人間ドラマが描かれる大人のエンターテインメントとして、さまざまなタイアップを実現している。ゲームシステムやサブストーリー、ミニゲームも強化。シリーズおなじみの歌舞伎町をモチーフにした“神室町”のほかに、“沖縄”をも忠実に再現している。



 発表会は、後方特設ステージからレッドカーペットの上を出演キャストの皆さんが前方メインステージへと登場する形で始まった。続いて登場した名越氏が「これ(「龍が如く」)が当たらなければゲームを作るのをやめようと思っていた」と、覚悟を決めて開発に取り組んだタイトルが、こうしてシリーズ化するほど受け入れられたことに触れ、さらに面白いものに仕上がったとアピール。ゲームもグローバル化を余儀なくされている昨今、日本人しか理解できない世界観で、シリーズ累計230万本を超える販売本数を誇ることがその自信の表れなのかもしれない。なお、「龍が如く3」では既報のとおり、テーマソングに矢沢永吉さん4年ぶりのオリジナルシングル「Loser」が使用される。楽曲の提供を受けてもらえたことに震え、むしろ作品づくりに「参加させていただいている」という気持ちだと語った。なお、「Loser」は2月25日に発売される。価格は800円(税込)だ。

名越氏はプレイステーション 3で製作する上で、360度すべてを再現する上で、“リアリティ”ではなく“リアル”を求めた。どこを見渡してもいいように27社に及ぶタイアップを実現し、さまざまな遊びを詰め込んでいる
シリーズ一貫して主役の桐生一馬役を演じている黒田崇矢さんは、脚本をファミレスで読んでいた時、ラストで自然と涙があふれていることに気がついたとか。これは初めての経験で、それほど感動したと明かす

沖縄を縄張りとしている琉道一家の若頭・島袋力也を演じる藤原竜也さんは、ドスを効かせた言葉づかいにとまどいながらも楽しめたと発言。家族にファンがいて、出演を喜んできれたのだそうだ
同じく琉道一家の若衆である幹夫を演じる宮川大輔さんは、自分の役が金髪で太っていると知り、しばし悩んだと苦笑い。ティッシュを口につめ、役作りをして収録に臨むも、名越氏からいつものままでと言われたとエピソードを紹介した

琉道一家の組長・名嘉原茂を演じる泉谷しげるさんは、1年前に収録したのに、自分だけ再度半年前になって収録し直したと不満げに名越氏に絡むも、やり直して正解だったと反省する場面も
桐生一馬が4代目を務めた東城会の若頭補佐・直系3代目錦山組組長の神田強を演じる宮迫博之さんは、ひと目キャラクターを見て「ハゲとんのか」と苦笑いしたのだとか。収録初日からベッドシーンを収録したのだが、まさかそれだけで汗だくになるとは思わなかったと振り返る

同じく東城会の若頭補佐・直系浜崎組組長の浜崎豪を演じる高橋ジョージさんは、まるで昔に戻ったようだと張り切り、部屋で1人練習していたのだが、ドアの向こうで家族に心配されたことを報告。それ以降は、車でこっそり練習したのだとか
死んだ風間にうり二つの容貌を持つ謎の男を演じる渡哲也さんは、再び声をかけてくれたことに感謝を述べ、シリーズがこうして続くことこそファンあってことだと、シリーズが続くことを希望していた

東城会の若頭補佐・直系白峯会会長の峯義孝を演じる中村獅童さんと東城会6代目会長・堂島大吾を演じる徳重聡さんは、ビデオメッセージでの参加となった。名越氏は、徳重さんがシリーズを重ねるごとに貫禄が増し、役にリアリティが生まれたと感心したとのこと。また、中村さんは以前からのファンで、難しい役柄をワイルド&クールに演じてくれたと評した

雑誌「小悪魔 ageha」とのタイアップにより、カリスマモデル7人がキャバクラ嬢として登場している。発表会では荒木さやかさん、桜井莉菜さん、武藤静香さんの3人が登場し、舞台に華を添える。また、椿姫彩夏役でプレイヤーを癒してくれる椿姫彩菜さんも登場。椿姫さんは普段口にしたことがないセクシーなセリフが言えて楽しかったとのこと。名越氏も十分癒されたそうだ

「『龍が如く』シリーズは、攻め続けるタイトルであり、ブレないタイトルとして製作しています。何はともあれ、最高のものとなりました」と、改めて関係各位に感謝を述べ、締めの言葉とした

収録の時は1人ずつだったため、今日はじめて顔をつきあわせたそうで、高橋さんは「ここにいる役者で映画が撮れる」と登壇前に話していたことに触れると、泉谷さんが「ぜひ石原プロで」とアピール。皆をリラックスさせていた

会場エントランスには「龍が如く3」でタイアップしている商品が並んでいた。NESTA BRANDとのコラボで実現した2月26日発売のTシャツ2種を展示(左)。矢沢永吉さんのシングル「Loser」はジャケットもコラボ(中央)。ゲームアイテムとしても登場する健康補助食品「琉球酒豪伝説」もスペシャルパッケージに。こちらは1月23日発売(右)

ゲームの中でカラオケが楽しめる「カラオケ館」とのコラボでは、オリジナルメニューが登場。2月12日から3月31日まで展開される(左)。また、松屋とのコラボとなる抽選で100名に当たるオリジナルドンブリも展示(中央)。ドン・キホーテのレジ袋も実物が並べられていた(右)

ゲームに登場する架空のラーメン屋の味を再現したカップめん「九州一番星 濃厚豚骨ラーメン」は3月2日に発売される(左)。昇り龍のデザインがかっこいいPS3本体同梱版「龍が如く3“昇り龍”パック」も展示されていた(右)

「龍が如く3」
対応機種プレイステーション 3
ジャンルアクションアドベンチャー
発売予定日2009年2月26日
価格(税込)7980円
(C) SEGA


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