銀河戦士VSエイリアン!「ギャラクシアン」「ギャラガ」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(4/4 ページ)

» 2009年07月08日 16時25分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

 PCエンジンとゲームギアにギャラガ'88(ゲームギア版のタイトルは「ギャラガ'91」)、プレイステーションにギャラクシアン3、「Let's!TVプレイCLASSIC」という、テレビにつなぐ小型ゲーム機にギャプラス。携帯電話アプリに、ギャラクシアン、ギャラガ、ギャプラス、ギャラガ'88。

 そして、Wiiのバーチャルコンソールで、ファミコン版ギャラガと、PCエンジン版ギャラガ'88、アーケード版のギャプラス、ギャラガ'88が配信されている。

 変わったところでは、プレイステーションのローンチタイトル「リッジレーサー」で、データを読み込む間、ギャラクシアンをもとにしたミニゲームをプレイできた。ROMカートリッジに慣れていた当時のプレイヤーに、CD-ROMのロード時間の長さを感じさせないための対策だった。もっとも、後の時代のゲームに比べたら、「リッジレーサー」のロード時間は、かなり短かったのだが。

「リッジレーサー」のNOW LOADING画面。エイリアンの出す弾の量がすごい

 なお、エイリアンを全部倒すと、リッジレーサーで使える車の種類が増える。とはいっても、データ読み込みが終わったらゲームも終わってしまうので、難しい。

 これ以後も「リッジレーサー」シリーズでは、ゲームを起動させたときのロード中、かつてのナムコ作品をモチーフとしたミニゲームを遊べることが恒例になっている(一時期途絶えていたが、プレイステーション・ポータブルの「リッジレーサーズ」から復活した)。

最後はまたネタに走ります。「銀河」といえば……

 「文明への挑戦か 宇宙怪獣来襲! たて! 銀河戦士!!」

 ――というキャッチコピーから察するに、「ギャラクシアン」というタイトルは、ギャラクシー、つまり銀河から取られたもののようだ。

 実は「ギャラクシアン」という名前は、敵の宇宙人のものではなくて、迎撃する側を指している。

 その証拠に、自機の名前は「ギャラクシップ」。プレイステーション版「ナムコミュージアムVol.3」で、当時のパンフレットを見ることができるが、自機は「我がギャラクシアンのロケット“ギャラクシップ”」と書かれている。敵の名前はエイリアンだった。

「ギャラクシアン」のタイトル画面にも、「WE ARE THE GALAXIANS」と書かれている

 ただし「ギャラガ」のパンフレットには、「あのギャラクシアンよりもはるかに凶暴な異星人ギャラガ」とあり、「ギャプラス」のストーリー設定には、「ギャラクシアン、ギャラガと呼ばれていたエイリアンは、……」とある。どうやら“「ギャラクシアン」のエイリアンの名前はギャラクシアン”というのは、公式設定になったようだ。

 最後に、ギャラクシアン=銀河戦士にちなんで、銀河にゆかりのある場所へ行ってみよう。

 銀河といえば、東京−大阪間を走っていた寝台急行や、北海道の池田−北見間を通る「ふるさと銀河線」があったが、残念ながらどちらも廃止されてしまった。

 ほかに銀河といえば、……銀河万丈さん。「機動戦士ガンダム」のギレン・ザビや、PCエンジン版「イースI・II」のダーム(およびナレーション)などでおなじみの声優さんだが、現在ではフジテレビの「FNS地球特捜隊ダイバスター」の博士役が印象深い。

 この番組では毎週、銀河万丈さんのサイン入り“番組内で使われた物”がプレゼントされる。たとえ、グラビアアイドルの福田麻衣さんが使った物であっても、福田さんではなくて銀河さんのサインが入る。銀河さんを大フィーチャーした番組なのだ。

 そこで今回は、“あらゆる謎を調査・解明するために組織された”地球特捜隊ダイバスターの、その調査・解明の舞台となる、筑波研究学園都市へ行ってみた。

つくば駅前の風景。ショッピングセンターがある。道路が広くて見通しがいい
1985年に国際科学技術博覧会の第2会場となった場所に建つ、つくばエキスポセンター

 つくば駅の周辺で、「ダイバスター 合法的人体実験センター」とか、「ダイバスター 辻加護調理師専門学校」とか、さまざまな研究機関が入居しているビルを探してみた。

 だが、見つからなかった。

本当は、番組制作会社のザ・ワークスが入居しているビルである

 失意のうちに、つくばエクスプレスで引き返し、北千住で千代田線に乗り換えて、明治神宮前駅で降りたら、探していたビルはそこにあった。ダイバスターにおける“筑波研究学園都市”は、つくば市ではなくて、なぜか原宿にあったのだ。

 ……まあ、ぶっちゃけ最初から知ってたんだけど。

 書き終わってから気がついたけど、「銀河鉄道の夜」にちなんで、花巻に行った方がまだ無理がなかったのではないかと。あるいは、天王洲銀河劇場だったらもっと楽に行けたのではないかと。

 ただ、つくばは宇宙にゆかりがあって、「ギャラクシアン」の雰囲気には合っているから、まあいいか。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/15/news016.jpg 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  7. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  8. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  9. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  10. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた