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くねくねハニィの「最近どうよ?」(その34):外から見ると違う! 日本だけ、ちと違う!! (2/3)

ソフト

2009年8月
1Madden NFL 10(Xbox 360)92.8万本
2Wii Sports Resort w/ Wii Motion Plus(Wii)75.4万本
3Madden NFL 10(PS3)66.5万本
4Batman: Arkham Asylum(360)30.3万本
5Batman: Arkham Asylum(PS3) 29.0万本
6Madden NFL 10(PS2)16.0万本
7Dissidia: Final Fantasy(PSP)13.0万本
8Wii Fit(Wii)12.8万本
9Mario Kart w/ Wheel(Wii)12.0万本
10Fossil Fighters(DS)9.2万本

2009年9月
1Halo 3: ODST(Xbox 360)152万本
2Wii Sports Resort w/ Wii Motion Plus(Wii)44.3万本
3Madden NFL 10(Xbox 360)28.9万本
4Mario & Luigi: Bowser's Inside Story(DS)25.8万本
5The Beatles: Rock Band(Xbox 360)25.4万本
6Madden NFL 10(PS3)24.7万本
7Marvel: Ultimate Alliance 2(Xbox 360)23.6万本
8Batman: Arkham Asylum(PS3)21.3万本
9Guitar Hero 5(Xbox 360)21.1万本
10The Beatles: Rock Band(Wii)20.9万本
NPDデータより

 9月に市場をプラスに動かした功労者は、「Halo 3: ODST」でしたよ。さっすが、Haloシリーズ。「Wii Sports Resort」はすでに170万本を超える売り上げを達成してるけど、Wii Fit程の勢いはない感じ。

 「Madden NFL」は8月に発売以降も非常に好調。アメフトってホントに北米で人気あるのよねぇ。イギリスのランキングにクリケット(Ashes Cricket 2009/Codemasters)がランクインしてるってのと同様、土地柄ってのはどうしてもあるよね。

 ご立派なのは最近スクエニグループになったEidosの「Batman: Arkham Asylum」。ゲームの出来も素晴らしいらしく、歴代のBatmanシリーズの中では最高のレビューでしたね。最近は映画やキャラクターなどの版権(ライセンス)があってもゲームの出来が良くないと、残念な結果になることもあるのよね〜。過去はライセンスが付いているだけで、クソゲー(失礼しました)でも売れる、って言われてたんだけど、今やクオリティにはシビアなユーザー様!ってことなんですわ。

 E3のマイクロソフトカンファレンスではものすごくフィーチャーされてた「The Beatles: Rock Band」。もうちょっといくかなぁと思ってたんですが、マルチ(Xbox 360/PS3/Wii)あわせて60万本弱。Xbox 360版が売れてるってのはやっぱりXbox 360限定のダウンロード曲(アビーロードだったっけ?)のおかげかしら?

 ってことで、9月から年末商戦が始まってるわよ〜。業界の期待としては、MSの「Halo 3: ODST」、Activisionの「Call of Duty: Modern Warfare 2」、EAの「Dragon Age: Origins」などなど。Dragon AgeはEAのオリジナルだけど、Mass Effectの開発会社BioWareが開発したソフトとしてユーザーの期待も高まってるよ。EAがBioWareを買収して初のタイトルじゃないかしらん? ハニィもEAさんにお邪魔した時にトレーラーを見せてもらったんですが、ものすごく大作感出てましたよん。オリジナル、ってところもこれからのゲーム業界を考えると、続編ではない、まっさらのオリジナルタイトルに関しては「売れてほしい」って気持ちがわきあがるんだけどね。

 さぁて久々に行きますか、「違う! 日本だけちと違う!!」。TGSやここのところの海外出張で海外のパブリッシャー、デベロッパー、そしてもちろん日本の業界内の人と話すことが多いハニィだけど、「日本人ってホントおもしろいよね〜」ってことがよくあるんですわ。これっていいことでもあるけど、ある意味皮肉でもあって、日本人であるハニィとしては真摯に受け止めつつ、正確に伝えておきたいなと。

本数ではなく売上金額を!

 まずはビジネス面でのお話を。知ってます、って話かもしれないけど、欧米ではゲームの値段は完ぺきなオープン価格かつメーカーによる小売店への販売委託という形を取ってるんだよね。「値段は客が決める」って意味では資本主義の正しい形なんだけど、メーカーにとってみれば、小売店に渡した時点で売上がたつわけではなく、ユーザーが購入した時点で売上になるって意味ではとても安心できないスタイルなのだ。

 前にも書いたんだけど、プライスプロテクションやマークダウンなどのプレッシャーがあって、出荷した時の値段がずっと維持されるわけではなく、小売店の意向によって値段は下がるのだ。出荷数が多すぎて、在庫が減らない場合などは発売直後数週間で10ドル20ドル値下げも行われるってシビアな世界なんですわよ。

 また、「ジャンル」や「格」の違いでSRP(Suggested Retail Price:希望小売価格)から違うってこと。例えば、パズルゲームやテーブルゲームなどはカジュアル層を狙っていることから、値段を安めに設定しているとか、ブランド(映画やスポーツライセンスがついている)ものは若干高めの設定が許されるとか、日本のような並列の「値段設定」ってものはあまりないのよね。日本でもシンプルシリーズなんかがいい例だし、最近は値段の差ってだいぶ出てきたけど、欧米の場合は激しく値段設定の不文律があるの。日本で5800円とかで売ってるものが、アメリカで29.99ドルで売られてるとしても、「安売り」してるってことじゃないので誤解なきよう。

 在庫になって返品されるくらいなら、赤字でも売りさばいてしまえっ! って判断もあるから、一概に本数だけでOKっていう訳でもないのですよ。日本人がタイトルの動向を見るときに「本数」で語ることが多いのに対して、海外では「売上高」にも触れるっつーのは大きな違い。売れてる本数が多いからといって「儲かってまっせ」に直結するのは日本の売り方でのみ通用する考え方なんです。


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