原宿からフランス、そして世界へアニソンを発信!! 「Anime Songs Night in Harajuku〜 Jump to the world 〜」リポート(2/2 ページ)
実力派シンガーが続々と登場!
すっかり上がったステージを引き継いだのは本日唯一の男性シンガー、喜多修平。アニメ専門チャンネル・アニマックスの公開オーディションで優勝を飾りデビューした喜多だけに、楽曲もアニソンが中心かつ歌唱力も折り紙付き。赤と白のストライプ・ライトを浴びながら、デビュー曲でもあるロックサウンド「Breakin' through」(アニメ「ペルソナ〜トリニティ・ソウル〜」OP)を熱唱。
が、続く2曲目はバラードナンバー「一斉の声」(アニメ「夏目友人帳」OP)を歌い上げ、自慢の声をたっぷりと堪能させる。ラストナンバー・3曲目は「Secret Garden」(PSP用ソフト「乙女的恋革命ラブレボ!! Portable」OP)は、自身初となる作詞作曲にも挑戦した意欲作。こちらは自然とクラップも発生した、ギター・リフが心地よい爽やかなロックナンバーとなっていた。
オープニングからハイテンポな楽曲が多く続く中、続いて鳴り響いたイントロは「HIKARI」(アニメ「隠の王」ED)。そう、ELISAの登場だ。美しいピアノの前奏と美しく綴るバラードナンバーで、打ち振られていたサイリウムもすっかりヨコ揺れに。
ELISA「皆さん、こーんばーんわー!」
ファン「こーんばーんわー!!」
ELISA「ボンジュール!」
ファン「ボンジュール!!」
ELISA「あとね、ウィーン!」
ファン「……???」
ELISA「え? えっ? 違うの? ウィーン。わ、凄い。始めてこんなグダグダになりました(笑)」
歌い終えての挨拶では、独特の不思議な感性でファンを混乱に巻き込んでいくELISA。どうやらオーストリアの首都・ウィーンを「フランス語の挨拶的な何か」だと思い込んでいたようだ。
ELISA「ボンジュールと同じにおいがしたので。違うみたいですね?」
続くMCでも不思議な世界は続く。
ELISA「待ち時間の間、楽屋で『ゼルダ』やってたんです。……今ゲームボーイ・アドバンスにはまってて」
ファン「ええぇっ!?」
ELISA「ELISAを電車とかで見かけたら通信対戦して欲しいので、みんなもアドバンスと対戦ケーブル買っておいてください」
ファン「えええぇっ(笑)」
DSではなくまさかのアドバンス・アピールから、「しっとりとした曲の次は、盛り上がる曲を!」ということで、「Real Force」(アニメ「とある科学の超電磁砲」ED)へ。人気アニメの人気楽曲が飛び出したことで、フロアも我に返って不思議空間から脱出。即座に臨戦態勢へと戻り、大コールに加えてモッシュにも近いジャンプを繰り返す一団まで現れた。
配信ラスト&イベントラストも実力派が締める
本日の海外へのライブ配信分、その最後のシンガーとなるのは米倉千尋。数多くのアニソン楽曲を提供する実力派の登場で、更に会場はヒートアップする。
登場と同時に鳴り響いたのは「WILL」(アニメ「仙界伝 封神演義」OP)。米倉の楽曲にはそれぞれにファンも多いが、中でもとくに人気の1曲を自身のオープニングに選曲し、会場のボルテージも更に増す。シンガーとしてのキャリアも、本日登場したアーティスト達の中では群を抜くだけに、そのライブアクトも完璧だ。
米倉「(カメラに向かって)フランスの皆さん、ボーンジュール! アニメソングを通して世界の人たちと繋がって行けたら、本当に幸せなことだと思います。そんな気持ちを込めて……映るでしょうかね?」
こういってカメラに向かって指を差し出すと、なんとネイルがトリコロール・カラーに。この粋な計らいに会場からは大拍手が巻き起こるが、照れ隠しなのか「ちっちゃなことからコツコツとね?」とおどけてみせる。
続けて自身も上海万博にてライブを行ったこと、アニメソングを通して世界中が楽しめれば、との思いを語り、続けて2曲目「Butterfly Kiss」(アニメ「RAVE」OP)、立て続けに「嵐の中で輝いて」(OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」OP)を披露。なおこの日の第1部にも米倉は出演していたが、その際には「Butterfly Kiss」に代わり、「08小隊」EDテーマである「10 YEARS AFTER」が歌われていた。他にもELISA、喜多修平も一部、第1部と第2部でセットを変えてのライブになっており、両方参加するファンも多かったが各アーティストの様々な曲が楽しめるような構成となっていた。
この米倉のライブをもって、海外配信パートは終了に。しかしイベント自体は続き、ラストステージを務めるKalafinaが登場。どこか異世界めいた楽曲を多数提供するユニットだからか、ステージ上のスクリーンには幾何学模様を描いた美しい映像も投影される。
劇場版アニメ「空の境界」シリーズ7部作へ楽曲を提供するために結成されたというKalafinaだけに、トップナンバーはインスト曲「overture」から繋ぐ「oblivious」(「空の境界 第一章 俯瞰風景」ED)。ユニットの原点にして代表曲からのライブスタートだ。
高く透き通るようなWakanaと、低音域をしっかり聴かせるKeiko、そしてふたりの声色を繋ぐHikaruのヴォーカル。この日の他のアーティストとはまったく異なる、というよりも似ているアーティストを探す方が難しい、独特の世界を歌声で作り上げていく美しいステージだ。
前述のように「空の境界」のために結成されたKalafinaだが、予想外の人気にシリーズ終了後も活動を決定、そして提供されたのが2曲目「Lacrimosa」(アニメ「黒執事」ED)だ。バラードと呼ぶほど緩やかでもなく、ポップスでもロックでもない、「Kalafinaらしい曲」という表現がしっくりするナンバーに続き、「光の旋律」(アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」OP)へ。これまたKalafinaらしい曲調ながら、前2曲とも異なるアイリッシュ・フォーク調の優しげな旋律でライブを締めくくった。
Anime Songs Night in Harajuku〜 Jump to the world 〜 2nd Stage |
01 魔訶不思議アドベンチャー〜キューティーハニー(TOKYO BRASS STYLE) |
02 残酷な天使のテーゼ〜となりのトトロ(TOKYO BRASS STYLE) |
03 Brave your truth(Daisy×Daisy) |
04 higher self(Daisy×Daisy) |
05 Dream Road(Daisy×Daisy) |
06 Breakin' through(喜多修平) |
07 一斉の声(喜多修平) |
08 Secret Garden(喜多修平) |
09 HIKARI(ELISA) |
10 Real Force(ELISA) |
11 WILL(米倉千尋) |
12 Butterfly Kiss(米倉千尋) |
13 嵐の中で輝いて(米倉千尋) |
14 overture〜oblivious(Kalafina) |
15 Lacrimosa(Kalafina) |
16 光の旋律(Kalafina) |
関連記事
- アニメロ2010:確かに“進化”は目の前に広がっていた――「Animelo Summer Live 2010 -evolution-」1日目最速リポート!
今年で6回目を迎える国内最大級のアニメソングフェス「Animelo Summer Live(通称・アニサマ)2010 -evolution-」の初日の様子をお伝えしよう。 - アニメロ2010:“進化”は止まらない――「Animelo Summer Live 2010 -evolution-」2日目最速リポート!
常に“進化”を我々に見せつけ圧倒する「Animero Summer Live」が今年もさいたまスーパーアリーナで開催された。アニメの祭典2日目の様子をどこよりも早くお伝えする。 - ランティスによる新しいロックイベントが開催! 「ROCK'N LAN CARNIVAL〜1st RAN〜」
ランティスが新たに立ち上げるライブイベント、「ROCK'N LAN CARNIVAL〜1st RAN〜」が開催され、影山ヒロノブ、妖精帝國、結城アイラ、佐咲紗花らが駆けつけた。 - May'n、ELISA、飛蘭、高橋洋子らが色とりどりのアニメソングを熱唱!!――「ANIMAX MUSIX-SPRING 2010-」
3回目のANIMAX MUSIXとなる「ANIMAX MUSIX-SPRING 2010-」が5月15日・16日に開催され、May'n、ELISA、飛蘭、SCANDAL、Mizca、佐咲紗花、喜多修平、AKINO from bless4、高橋洋子らが駆けつけた。 - 栗林みな実、2年ぶりのソロライブ開催――「Minami Kuribayashi Live 2010 "mind touch"」
歌手としても声優としても活躍する栗林みな実さんのライブ、「Minami Kuribayashi Live 2010 “mind touch”」が開催された。
関連リンク
Copyright (C) n3o Co.,Ltd All rights reserved.
-
猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
-
「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
-
大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
-
「大企業の本気を見た」 明治のアイスにSNSで“改善点”指摘→8カ月後まさかの展開に “神対応”の理由を聞いた
-
「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
-
松田翔太、憧れ続けた“希少な英国製スポーツカー”をついに入手「14歳の僕に見せてあげたい」 過去にはフェラーリやマクラーレンも
-
「行きたすぎる」 入場無料の博物館、“宝石展を超えた宝石展”だと40万表示の反響 「寝れなくなっちゃった」【英】
-
スーパーで売っていた半額のひん死カニを水槽に入れて半年後…… 愛情を感じる結末に「不覚にも泣いてしまいました」
-
自動応答だと思って公式LINEに長文を送ったら…… 恥ずかしすぎる内容と公式からの手動返信に爆笑 その後について聞いてみた
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた