文字どおり「一度死んだらそれっきり」なiPhoneアプリ「One Single Life」:日々是遊戯
普通、ゲームオーバーになっても、プレイヤーに課せられるペナルティはごくわずか。しかし、もし「死んでも復活できないゲーム」があったとしたら――?
ある意味、人生も「一度しか遊べないゲーム」ですが……
ゲームのいいところは、失敗してもやり直しがきくところ。でも、もしも「やり直しが一切きかないゲーム」があったとしたら――?
そんな「もしも」を現実にしてしまったのが、先日リリースされたiPhone/iPad向けアプリ「One Single Life(たったひとつの命)」です。
タイミングよく画面をタッチして、ビルからビルへとジャンプで渡っていくだけのゲームですが、最大の特徴は何と言っても、一切の「やり直し」が不可能という点。見事ジャンプに成功すれば次のステージへ進めますが、失敗してしまった場合は奈落の底へ真っ逆さま。普通のゲームならそこで「また最初からやり直しか……」となりますが、このゲームの場合、一度死んでしまったらそれでオシマイ。もう二度とゲームで遊ぶことはできません。
一応、ステージ開始前にはシミュレーターで練習することができますが、ひとたび「本番」を選べばあとは命がけ。ステージ開始前には「12% of players will die here(ここでは12%のプレイヤーが死にます)」といった警告メッセージが出るのもいやらしい。最初のうちはビルとビルの間隔も狭く、見た目にも簡単そうですが、ステージが進むにつれてどんどん難易度が高くなっていき、「予想死亡率」の数字もハネ上がっていきます。僕ならこの緊張感だけでもうギブアップしたくなるところですが、果たして最後まで辿り着ける人はいるのでしょうか……。
一体、どうしてこんなゲームを作ろうと思ったのか? 開発者であるAnthony O'Dempsey氏のブログでは、次のように書かれています。
「私は以前、なぜゲームでは本物の”恐怖”や”不安”を感じられないのかについて考えたことがありました。普通のゲームでは、例え失敗しても少し前のチェックポイントからやり直せばそれで済む。ユーザーは潜在的にそれを知っているから、失敗しても大丈夫だと安心してしまう。そこで私は、もしもたったひとつしかライフがないゲームを作ったら――と考えたんです」
確かに「何度もやり直せる」というゲームならではのルールが、ユーザーに安心感を与えている――という指摘はもっともでしょう。Anthony氏はさらに「ワールドカップの決勝で、ペナルティーキックに臨むサッカー選手が抱くのと同じ苦悩を、ユーザーに投げかけるようなゲームを作りたかった」とも書いています。
なお残念ながら、このアプリは日本版App Storeではまだ配信されていない模様。一応「無料アプリ」なのが良心的と言えなくもありませんが、この際115円くらいで売った方がより緊張感が増して面白くなるのでは――とちょっと考えてしまいました。
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