連載
» 2011年06月06日 09時38分 公開

第10回:スコアアップ&劣勢挽回のチャンス! ゲームがますます楽しくなるボーナスステージなぜ、人はゲームにハマルのか?(3/4 ページ)

[鴫原盛之,ITmedia]

 本作では各ステージの最後に登場するボス敵のメガ・アーガスを倒すと、BGMが変わってボーナスゲームのランディングをプレイすることができるようになっています。画面上に表示される矢印および高度計を見ながら、自機の軌道を調整しつつ滑走路にピッタリ着陸できれば成功となり、ステージ内で破壊したLマークのパネル1個につき2000点の高得点ボーナスが入ります。もし失敗した場合はボーナスが一切もらえませんが、やはりボーナスゲームに限り失敗しても自機のストックが減らない特別ルールを採用しています。

 実際にプレイした経験のある方(相当なベテランの方に限りますが)ならよくお分かりかと思いますが、このランディングの難易度はかなり高めにできています。また、道中で敵と戦いながらLパネルを破壊するのもけっして簡単ではありませんから、得点を稼ぐまでの下準備をするのもかなり大変です。本作のボーナスゲームが難しくなっているのは、前述の「ギャラガ」などと比べてボーナス面の出現頻度が多いため、難易度をある程度高くしないと簡単に得点を稼がれてしまうからでしょう。

ムービー:「アーガス」
(C)1986 JALECO

 ハドソンが1986年に発売したファミリーコンピュータ用ソフトの「忍者ハットリくん」でも、各ステージクリア後にボーナスゲームが登場します。本作の場合は、誤って鉄アレイに触れると主人公のハットリ君が一定時間動けなくなってしまいますが、ボーナスゲーム中はやはり何回当たってもミスにはカウントされず、途中で終了してしまうようなことも一切ありません。

 ムービーを見ていただければ明らかなように、先ほどの「アイスクライマー」や「アーガス」に比べると、各ステージ終了後に毎回ボーナスゲームになるというルールは同じでも、こちらは随分と易しい設計になっていることがお分かりいただけると思います。

ムービー:「忍者ハットリくん」
(C)1986 HUDSON SOFT
(C)藤子・小学館・テレビ朝日

 上記3タイトルは、各ステージ終了ごとにボーナスゲームが登場するというパターンは同じでも、難易度にバラツキがあるのはいったいなぜでしょうか? これはあくまで筆者独自の考えですが、過去にアーケードゲームとしても発売されたことのある作品なのか、それとも家庭用オリジナル作品であるのかの違いが大きな要因のひとつではないかと推測しています。

 「アーガス」は、実は元々アーケード版だったものをファミコンに移植した作品です。アーケードゲームの場合、プレイヤーに100円で何時間も遊ばれては商売になりませんから、もしボーナス面で簡単にスコアを稼がれて自機を何度も増やされてしまってはマズイことになります。よって、ボーナス面の難易度はどうしても高く設定する必要が生じるわけです(※実際、アーケード版はボーナス以外のステージも非常に高難易度でした)。

 前のページで取り上げた「ギャラガ」も同じくアーケードからの移植ですが、あのようなノンビリと楽しめるボーナス面を搭載しても許された(ビジネスとして十分成立した)のは、発売当時はいわゆるハイスコアラーなどと呼ばれるゲームの猛者がまだあまりいなかったためではないか。

 一方、「忍者ハットリくん」はファミコンのオリジナルタイトルですので、ユーザーがソフトを買った時点でプレイ料金の支払いは完了しています。ですから、例えボーナス面の出現頻度が多くても、難易度を必要以上に高めてプレイ時間を短くする必然性は特にない、ということになりますね!

スコアとは別のご褒美がもらえることで、ゲームがさらに楽しくなる!

 ここからはボーナスステージの成功報酬として、得点だけでなく主人公がパワーアップするなどの特典(※得点ではないですよ。念のため……)も同時に獲得できるという例をご紹介します。

 まず最初の例は、1980年に日本物産が発売したアーケードゲーム「ムーンクレスタ」。本作では、ゲームの中盤にストックしている味方の機体とドッキングするボーナスイベントが出現します。見事合体に成功すると残り時間分のボーナス得点に加え、合体した機体から2機同時にショットを発射可能となるので、ドッキングできた場合はその威力および爽快感は比較にならないほど大きくなります。

※筆者注:機体のストックがない場合はイベントが出現しません
ムービー:「ムーンクレスタ」
※スーパーファミコン版「ニチブツ アーケードクラシックス」を使用
(C)1980/1981/1995 NIHON BUSSAN Co., LTD.

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2201/28/news013.jpg 4コマ“全員医学部出てない”が大惨事の予感しかない 「大至急首にネギを巻くんだ! 生姜湯も飲ませろ!」
  2. /nl/articles/2201/27/news192.jpg ちっちゃすぎるのかでっかすぎるのか 大相撲・高安関と11カ月娘のスニーカー比較写真が「ガリバー旅行記」と反響
  3. /nl/articles/2201/27/news182.jpg ガンダムがスノボやってる!? ゲレンデをさっそうと滑るコスプレボーダーが「連邦の面白い悪魔」と人気
  4. /nl/articles/2201/27/news104.jpg 坂上忍、11歳“長男”・佐藤ツトムの旅立ちに涙 介護の日々経ての別れに「本当にありがとうございました」
  5. /nl/articles/2201/28/news085.jpg 「だれかわからなかった」 国生さゆり、今年初ソロショットで茶髪ボブへ大胆イメチェン 好評の声へ「可愛いと自覚致します」
  6. /nl/articles/2111/02/news016.jpg “重みのある一言”に「ゾクッとした」 登山中に「あなた危ないわよ」と注意された体験談漫画に反響集まる
  7. /nl/articles/2201/28/news141.jpg 米43歳の元人気子役、2年のドラッグ断ちですっかり別人に! 「歯がなくて座っていられなかった」過去から復活へ
  8. /nl/articles/2201/28/news081.jpg 水族館「オニカマス展示中です」→魚クラスタ「ヤシャカマスでは?」 野生の魚博士が間違いを発見、水族館に経緯を聞いた
  9. /nl/articles/2201/27/news165.jpg パパ、気を確かに! ベッカム「娘に好きな人がいるっていわれた」絶望フェースが世界中の父親に突き刺さる
  10. /nl/articles/2201/28/news050.jpg 「もう無理……」 虚無感漂う置物「いろいろむりになってきたカエル」がじわじわくるかわいさ

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「どん兵衛」新CMに星野源が復活も衝撃の新展開 “どんぎつね”吉岡里帆の正体明かされ「完全なホラー案件」「狂気を感じる」
  2. ハラミちゃん、“公称145センチ”も本当の身長にゴチメンバー驚き 「デカイっていわれるのが嫌になっちゃって……」
  3. 西川史子、退院を報告 「生きていて良かったと思っていない」と告白も、力強い現在の心境明かす「私は医師です」
  4. 「もうアヒル口」「美人確定ですね!」 板野友美、生後2カ月娘の“顔出しショット”にみんなメロメロ
  5. 「気ぃ狂いそう」 木下優樹菜、生配信中止で“涙のおわび動画” やらかしたスタッフに「生きてたらミスぐらいする」
  6. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  7. 「こんな普通に現れるの?!」「バレそうで心配」 倖田來未、駅のホームに“普通に並ぶ”姿にファン驚き
  8. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」「どストレートに餅で笑った」と称賛集まる
  9. 第1子妊娠のすみれ、母・松原千明と2年ぶりに涙の再会 「やっとママに会えました」と感動的な親子ショット公開
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」