連載
» 2011年06月29日 10時13分 公開

E3 2011に行ってきた(後編)――復習してみるソニー&任天堂くねくねハニィの「最近どうよ?」(その42)(3/3 ページ)

[くねくねハニィ,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

ハニィのあとがき 〜E3まとめ〜

 まとめるのが遅れて大変お待たせしました。結構盛りだくさんでしたよ、今年のE3。でもいろんなことが読めなくなってきてる業界であることは確かですね。GDCの時にも裏でAppleがiPad2の発表をしてましたけど、今回も(意図せずか?)当ててきました。E3の裏でWWDC(Worldwide Developers Conference)2011が行われ、Appleが基調講演を行って「iOSは世界一のゲームプラットフォーム」って言ったとか言わなかったとか。

 ま、そんな話は置いといて、ハニィが思ったことをまとめてみました。E3に行かれた方それぞれがいろんな思いで帰国されたとは思いますけど、ハニィとしての感想を述べさせてください。

1.日本勢、元気なかったな

 日本の業界では現行ハード(特にXbox 360とPS3)をいまだに「次世代」って呼んじゃう人も多いけど、既に欧米では開発にすっかり慣れてきた感じがします。明らかにクオリティが上がって来ているし、よくよく考えれば発売から5年も6年も経っているのですから、数をこなせばこなすほどクオリティが上がってくるのは当たり前かも。

 正直に言います! 日本のメーカーさん元気ないなと。タイトル投入数でそう思うのか、クオリティでそう思うのか。いずれにしても、欧米ほど開発力アップが見られないという声をいろいろなところで聞きましたよ。残念ながら。

2.Wii Uが日本開発を救う?

 そんな中、ホントの次世代(?)としてWii Uが発表されて、実はハニィは「驚き」と言うよりは「嬉しさ」を感じてしまいました。技術的なところで遅れをとる日本開発だけど、新しいゲーム性やアイデアはお家芸のはず。また、難しいハードを取り扱うのも、今から考えればプアなハードを叩いていた日本の開発者の得意なところのはず。任天堂タイトルしか売れない、と苦しめられていた(自業自得かもしれませんが……)3rdパーティが、今度は任天堂に救われるのでは? と思った訳です。

 でもね……、Wii Uでは「いろんなことができそう」「既存の遊び方に限定されない新しいものが生まれるかも!」という声が多かった中で、「作るの大変そう」「考えるのが難しい」と消極的なことを言う人も多くてちょっとムッとしました(笑)。欧米人がエキサイトしているのに、日本人のその冷めた反応を見て、ココで頑張らんでどないすんねん! と大声で言いたかったりしたわけです。

3.ソニーの課題

 新しい遊び方をフィーチャーした任天堂に比べて、ソニーはもう少しPlayStation Vitaの新しさを強調するべきだったのではないかな。どうしても価格やスペックに集中したカンファレンスだった気がします。

 新しさで言えば、タッチ(特に裏面)はWii Uに負けず劣らずイノベーティブだし、「あんなことやこんなこともできるのさ!」ってもっとアピールして開発者やユーザーに提案しても良かったと思うんだけどね。開発者やメーカーの開発心を誘うのもプラットフォーマーの義務ではないかと。PS Moveや3D立体視の紹介時間を、PSVitaの「遊び」に振り分けても良かった気がします(1月に開催したPlayStation Meeting 2011で発表しているかもしれませんけどね)。

 また、しつこいけど、キンドルモデルを採用しなかったことにちょっとだけ残念な気持ちになりました。3rdパーティにとっては、リスクを軽減するために、PS Vita向けに単独でタイトルを供給すると言うよりは、噂されるiPhone 5やiPadなど、iOSに向けて作ったものをPS Vitaにって思うことも予想される昨今、Appleとのビジネス的な差別化! が期待されたから。PSPがイケてた日本とはちょっとだけテリトリ事情が違う北米市場なのでココで踏ん張ってほしかったなと思うハニィでした。

 いずれにしてもPSNの強化が鍵であることは間違いないので、今後のソニーの発表を待ちましょう。PSNがiTuneに負けずに、ユーザーやコンテンツ供給元を魅了すれば何の問題もないのだからね!

4.Game Critics Awards: Best of E3 2011

 大昔のE3ではショー中日の夜に授賞式が行われていたGame Critics Awardsですが、今年のBest of E3は、6月29日(米国時間)にWebサイトで発表される模様です。

 ノミネートのみ23日に発表されたので詳しくはこちらをご覧あれ。最終結果は次回の「最近どうよ?」で報告しますね〜。

※ソフトウェアのタイトル、発売日は2011年6月末時点のものです。、発売日は北米での発売日です。

くねくねハニィのプロフィール

1967年アメリカサウスダコタ生まれの日本人。

小学生からはゲームセンターに通いまくってやたら大きく育つ。

1990年に都内K大学を卒業後、大手ゲーム会社にて海外ソフト担当となり、2001年に退職。それ以降は自称フリーのゲームアナリストとして暗躍。暗躍しすぎたので名前を変えて表舞台に。くねくねと唐突に現れて「親父ギャグ」をかまして周りの人々のレベルを下げまくる。独特の語り口調ですが、もう慣れてくださいとしか言えません。言ってる中身は至極マジメなので。ちなみに「風来のシレン」が好物で、名前もそこから借用。なんだか公認してもらったそうです。

ハニィさんがE3 2011を総括してくれたのですが、いかんせん長すぎました。前編もどうぞよろしく。


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2111/26/news120.jpg 江頭2:50、憧れの女性に一世一代の大勝負 熱意こもった“告白”に「涙出た」「感情が崩壊しそう」
  2. /nl/articles/2111/26/news024.jpg 猫たちがチョンチョンすると……ウサギ「ズボオッ!!」 ワニワニパニックのようなウサギとビビる猫たちに爆笑
  3. /nl/articles/2111/25/news148.jpg 【その視点はなかった】「ネイルする意味が分からない」という男がいたので塗ってあげたら「爪って目に入るから元気出る!」と理解してもらえた
  4. /nl/articles/2111/26/news021.jpg ラッコが飼育員とハイタッチを練習していたら……「わかんなくなっちゃった!」 ジタバタするような姿がかわいい
  5. /nl/articles/2111/26/news137.jpg 上白石萌音、「カムカム」悲劇の展開後に“未来に向けた言葉”を届ける 娘・るいを抱いて「どうか見守っていてください」
  6. /nl/articles/2111/25/news186.jpg 土屋アンナ、長男の17歳バースデーを祝福 成長した姿に「あんなに小さかった男の子が!」と反響
  7. /nl/articles/2111/25/news159.jpg 脳出血の西川史子、田中みな実のお見舞いに感動 “最も嫌いなぶりっ子アナ”もいまや「頼もしい妹分です」
  8. /nl/articles/2111/23/news051.jpg 強盗に襲われたタクシー運転手の正体とは? 「ロボットアニメのその後」を思わせる漫画に涙
  9. /nl/articles/2111/21/news033.jpg 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  10. /nl/articles/2111/25/news157.jpg マリエ「やっとおにぎりが食べれるようになった」 医師もさじ投げた10年以上闘病の摂食障害を乗り越え

先週の総合アクセスTOP10

  1. 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  2. ゴマキの弟・後藤祐樹、朝倉未来とのストリートファイトで45秒負け 左目腫らした姿を自ら公開し「もっと立って闘いたかった」
  3. キンタロー。浅田舞の社交ダンス挑戦を受け体格差に驚がく 「手足が長い!!」「神様のイタズラがすぎるぞ!!」
  4. おばたのお兄さん、“高額”ギャラ明細を写真で公開 「こんなに稼いでるんですね!」
  5. 仲村トオルと鷲尾いさ子の長女・美緒、23歳の誕生日に姉妹ショット 親譲りの美貌&175センチの長身
  6. ゴマキ弟、朝倉未来との瞬殺試合に「抵抗してるつもりだった」 “怪物”がメッタ打ちする姿に妻ショック隠せず 「息できなかった」
  7. 店で急に話しかけてくる“なれなれしいオタク”は「逃げて正解」 アキバで勧誘に遭った漫画に「自分も出くわした」と反響
  8. 朝倉未来、1000万円ストリートファイト批判へ反論 一部挑戦者の大けがに「それくらいの覚悟は持ってきているでしょ」
  9. 広田レオナ、12キロ増なデビュー時代の姿を公開「鼻も埋没していった…」 6月には激細姿に焦りも「脚が棒みたい」
  10. 工藤静香、次女・Koki,が腕を振るった“ゴージャス朝食”を公開 過去には「私より上手」と料理スキルを絶賛

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「本当色々あったけど、おかえり」 市川海老蔵、義姉・小林麻耶との再会を胸いっぱいに報告
  2. 「くそが……!」 最上もが、奮発した「Uber Eats」の対応に怒り爆発 1400円ステーキの“中身”に「絶望」「もう頼まねえ」
  3. 葉月里緒奈、美人な元マネジャーと“再会2ショット” 「共演した俳優さん達は私ではなく彼女を口説いてました」
  4. 田中律子、美人な23歳娘とランチデート 2ショットに「本当に親子!? 姉妹だよ〜」「そっくりで美しい」の声
  5. 「やりました!」ニッチェ近藤、半年間で10キロ減量に成功 ダイエット前後の写真に「すごい」「勇気もらいました」
  6. 板野友美、エコー写真とそっくりな娘の顔出しショットを公開 ぱっちり目の美形な姿に「こんな美人な赤ちゃん初めて見た」
  7. 木村カエラ、夫・永山瑛太と“意外な場所”で出会って驚き 「連れて帰りました」報告にファンほっこり
  8. 戸田恵梨香、水川あさみと同様に長文公開 「私を追いかけて、どうか車の事故を起こさぬようお気をつけください」
  9. docomo×進撃の巨人キャンペーンの商品「リヴァイ兵長フィギュア」が悲惨な出来だと話題に → 公式が謝罪「対応方法を検討しております」
  10. 加護亜依、「エヴァ」綾波レイのコスプレ姿に絶賛の声 体形くっきりのプラグスーツ&歌唱に「流石は元トップアイドル」