ソーシャルゲームで飢餓撲滅――KONAMIのFacebookアプリ「Food Force」がすばらしい日々是遊戯

KONAMIが11月30日にリリースした「Food Force」というFacebookアプリをご存じですか? 遊べば遊ぶほど国連の食糧支援活動に貢献できる、ユニークなシリアスゲームです。

» 2011年12月02日 19時51分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

収益はほぼ全額をWFPに寄付

 先日紹介した「SENSE」に続いて、今日も世界をより良くするシリアスゲームのお話です。

 アフリカをはじめとし、世界の各地にはいまだ飢餓に苦しむ国や地域が数多くあります。そんな飢餓の現状を学ぶだけでなく、さらにはゲームの収益によって実際に食糧支援活動に貢献できる――というのが、今回紹介する「Food Force」。WFP(国連世界食糧計画)とKONAMIの協力により開発されたFacebookアプリで、11月30日にKONAMIより正式リリース。Facebookのアカウントさえあれば誰でも無料でプレイすることができます。

画像 本作の基本画面。ここから農場や食糧配給センターへ行くことができます

 基本的には、“1:農場で作物を育てる”“2:工場で作物を物資に加工”“3:各国へ支援物資を送る”――というのが大まかなゲームの流れ。作物を育てたり、支援物資を送ったりするには現実の時間がかかり(例えば小麦なら種を植えてから収穫まで1時間)、ゲームシステムは「FarmVille」などのソーシャルゲームに近いと感じました。

 物資を送ると、送った国の飢餓状況が改善されていき、最終的には地球上すべての国の飢餓を解決するのがゲーム上での目的となります。最初のうちは畑も小さく、育てられる作物の種類も限られていますが、様々なアクションに応じて経験値が入り、レベルが上がると徐々に支援活動の幅も広がっていく仕組み。Facebook上の友達に手伝ってもらうことで、ゲームをより効率よく勧められるなどの要素もあります。このへんもソーシャルゲームにはよくあるシステムですね。


画像 農場でとうもろこしを植えているところ。しばらく待つと収穫できます
画像 食料を支援物資に加工したら、食糧配給センターから世界へと物資を届けます

 本作の要点は2つあります。1つは、ゲームで遊ぶことで飢餓の現状や、WFPの活動を感覚的に理解できるということ。物資送付画面の地球儀は、最初はどの国もほぼ真っ赤っか。かなり飢餓が深刻ということが一目で分かる。それがやがて、自分の活動で緑に変わっていく。当たり前なんだけど、飢餓が「よくないことだ」というのが、頭じゃなく感覚で理解できるのがすばらしい。

 そしてもう1つは、ゲーム内でアイテムを購入すると、その収益で飢餓に苦しむ世界の子供たちへ学校給食を届けられるということ。KONAMIによれば、本作で得た課金収入は一部運営費を除いてすべてWFPへ寄付されるとのこと。実質、KONAMI側の利益はほぼゼロで運営される形と言ってよく、この点も大いに評価できると感じました。

画像 南アフリカ支部の状況を見ると、最初は見事に真っ赤っか
画像 アイテムにはゲーム内コインで買うものと、現実のお金で買うものがあります

 本作はもともとダウンロードゲームとして2005年にリリースされ、全世界で1000万人以上がこれまでにプレイ。Facebook版は前作のコンセプトを引き継ぎつつ、さらにソーシャルゲームの要素を加えたもので、ゲーム内容としてはほぼ完全新作となります。遊べば遊ぶほど、世界から飢餓をなくすことができる「Food Force」、興味がある方はぜひ遊んで、Facebookでどんどん宣伝してあげてください。

画像 本作のタイトル画面
画像 最初は小さな畑しかありませんが、ゲームが進むとこんな感じに

画像 Facebookの友人と協力して、世界に物資を送り届けます
画像 ストーリー形式でWFPの活動について学べるミニゲームも

(C)2011 Konami Digital Entertainment
(C)World Food Programme


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」