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のんびり道路が大魔神のごとく急変!? ギャップ萌えすぎる県内最狭険道「千葉県道269号」をゆく(3/3 ページ)

ドラマチックな急変っぷりにキュンときます。

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恐怖の600+600メートル、迫り来る急勾配&急カーブの連続 そして……

 県道269号は狭い1車線のまま急勾配&急カーブの坂を下っていきます。おぉぉ、ジェットコースターのようにくねくね。ここからいよいよ危険なので、絶対に安全運転で。

 そんな坂を下り切っても、離合できる場所はほぼゼロでした。それどころか、路肩が崩れていた箇所すらありました。対向車が来ないことを祈りながら進みます。


落石注意の標識も。気を付けるところ、注意すべき箇所が多い

見通しも悪いので通行は細心の注意を

離合スペースはほとんどない

路肩が崩れていた箇所も

ようやく視界が開けて、田畑エリアに

奥には第4接合井

 そんな恐怖の約600メートル。視界が開けて民家もいくつか見えてくると気持ちは少し落ち着きます。でもまだ半分。さらに急勾配&急カーブの下り坂がまだ600メートルほど続きます。

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 第2弾の急カーブは先ほどと違い、滑り止め/速度抑制を図る段差舗装がなされていました。その分注意が必要ということです。


再び急勾配&急カーブ区間に

滑り止め/速度抑制の段差舗装がなされている

 坂を下りきると、狭い区間は間もなく終わりです。しかし「崩落注意」の標識もある通り、抜けるまでは油断してはいけません。


通常舗装に戻るとあと少し

崩落注意の看板を見て気を引き締める

草木のアーチがゴール

その手前にはこんな注意書き「止って、よく見て」。その通りです

 最後に草木が作る「アーチ」を抜けると、スーっと2車線のおだやかな世界に戻りました。

 さっきまでの険しい道は幻だったのか……。走行距離にして約3キロ、怒濤(どとう)の激狭区間でした。


ここから2車線に。スーっとおだやかな世界に戻った

君津方向から激狭区間の出口を見たところ。急変具合がかなりよく分かる

穏やかな快走路に戻った県道269号

信号のない交差点にぶつかり、道路は終わる

いきなり「険道」に急変し、元に戻る、大魔神のような愛すべき険道

 大きな都市同士を結ぶ県道であるにもかかわらず、なぜ県道269号はいきなり「険道」になるのでしょうか。恐らくは「もっと経路が短い他のルートが既にある」からです。

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 スタート地点だった桜井交差点を、県道269号のルートを使わずに直進し、国道127号と県道92号を使えば、距離にして約2キロぶん、Google Mapsのルート計算時間によると8分ほど早くこの最終地点の交差点まで着きます。

 行政としても、他に短く、早く着く、そして安全なルートが既にある以上、険しい区間を整備するならば……となり、“このまま残っている”のでしょう。また県道としては1本の道路ですが、現実的な役割は木更津市側と君津市側で分かれていると思われることも、“このまま”になっている理由かもしれません。

 県道269号は、短い距離で4車線の穏やか道路から1車線のジェットコースター路に急変する「ドラマチックな展開」がある愛すべき険道。他にルートがあるので無理して通行することは勧めませんが、とても魅力的な険道でした。


交差点の奥には小さな神社があった。ドライバーの皆さん、いつも心にゆとりを持って、安全運転を!

少年B

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